hideもすごいが、弟さんもすごい

この前図書館に行った時に、「兄弟~追憶のhide~」の文庫本を借りました。

この本は、hideの七回忌に弟さんである松本裕士さんが書かれたものをさらに加筆して、13回忌の年に文庫本で発売されたものです。

弟さんが見たhideがこの本には詰まっていて、ところどころ涙なしでは見れない話もあったりするんですよ。

hideのすごさは当然として、人間性の素晴らしさとか、他にもいろいろと弟さんが知るであろうhideの全てを余すことなく、詰め込んであるんです。

まぁ、でもそれはある程度までは想定内なんです。

だって、この本hideについて書いてあるんだから。

そこを期待して読むから、そりゃそうなんですよ。

その期待した以上のものがここにはあって、それはもう書いてくれた弟さんに本当に感謝してもしきれないくらいの思いです。


でもこの本を読んだ私が感じたのは、この弟さんのすごさ。

弟さんは、hideのパーソナルマネージャーを務めておられました。

私だったら、兄弟がスーパースターだったとしても、ビジネスだからって一線引いたり多分できないと思うんです。

でも、この弟さんは、そこをきちんとしていらして、この本の中でも「hideさん」って書いています。

そうやって、身内なんだけど身内ではない、なんだか複雑な立場から見たhideがこの本の中にはいました。

そして、弟さんの葛藤する姿もまた、この本からは感じることができるんです。

読み進めるうちに、なんか弟さんの気持ちとか、想いとかがすごく伝わってきて、胸が熱くなってきました。


きっとたくさんの苦悩を抱えながら、この本を書かれたんだろうな。


今弟さんは、hideが設立したマネージメント会社の代表をされていて、この度の20thメモリアルイベントにも、もちろん関わっておられます。

弟さんがいてくれるおかげで、hideの想いをつなごうと動いてくれているおかげで、私たちはhideをいつまでも感じることができる。


ありがとう。

本当にありがとうございます。


hideもきっと弟さんの近くでこっそり見守っているんじゃないかという気がしています。


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