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久々の大ヒット本「魂の退社」

noteで退職を疑似体験できる本として
紹介されていたこちらの本。
ちょっと怪しい表紙だけど、
読んでみたら、ユーモラスに
あふれた表現の中にある本質。
隙あれば、読んで読んで
あっという間に読んでしまった。
退社を考えていても考えていなくても
会社って何?
という問いかけをくれる本。
ちなみに会社を否定するような本では
全くありません。
会社と会社員人生を愛し、
全うした著者の本ととらえてください。


会社生活に当たり前に問いかける

給料が高い人ほど偉い。
偉い人ほど給料が高い。
(言い換えただけ)
もちろん市場でも能力のある人ほど
高い給料で働いているのだろう。

でも会社内の「給料が高い人ほど偉い」
は当たり前といえば当たり前だけど
あくまでこれは所属する会社が
決めたルールの結果だ。

給料と人事これが
会社と所属社員を大きく結びつけている。

自分はそうじゃないと思いたくても
どこかで
「もっと給料がほしい、もらえたらラッキー」
「人より偉くなりたい」という心理が働く。

確かにとなと思うのは、4月
組織情報が気になる。
自分の組織以外の周辺を見ても
気になる。
「あの人、管理職になったんだ~」
的なやつ。
もはや、当たり前すぎて
何も疑問に思わなかった。笑

もちろん、著者も辞めるという道を
選ぶまでは気づいていなかったようだ。

会社員は理不尽でおいしい

朝日新聞社に勤めていた著者が
会社を辞めるというと
必ず帰ってきた言葉。
「もったいない」
何がもったいないのかを
著者なりに考えた結果、
「それは、高い給料、企業の知名度、
ステイタス、そして恵まれた仕事環境
このままの環境がおいしいから、
そこから離れるのはもったいない」
ということだと書かれていた。
しかし、著者は、このおいしいから
逃げ出したくなったと書かれていた。

例えばおしい寿司屋ステーキケーキ
を毎日食べていたら
確実に健康を崩すと、しかし一度
はまってしまってかつ資金が続くなら
なかなか抜け出せない。
そんな感覚だと。

私も会社員のおいしさを享受している。
特に有休これは、本当においしいと思う。
仕事をしていなくても、給料が入る。
これはありがたい。
おいしいというかありがたい。
ありがたく、そしておいしい。
また、同じことをいっている。笑

しかし、会社員は拘束されるし、
仕事も自分の意志だけで選ぶことは
できない。やりたくもない雑事も
やらないといけない。
会社のルールは守らないといけないし、
それによって、自由が奪われることもある
よって、理不尽だけどおいしい。
理不尽とおいしいの天秤の中に常にいる。

もちろん、その天秤とは別に
やりがいという要素もある。

会社は人生最大のチューブ

この表現もおもしろかった。

著者は、会社を辞めるにあたって
節電を始めた。
そして、当たり前のように使っている
冷蔵庫、洗濯機のような家電のことを、
重病人が生きるためにつながれている
チューブのようなものと例えていた。
冷蔵庫、洗濯機(一つ一つのチューブ)が
なくても生きていける方が、物に依存せず、
本当に自立している気がすると。
著者は本当にこれらの家電を
捨てていったのだ。その生活模様は
面白いけど、自分にはできそうにない。笑

著者にとっては、
会社が人生最大のチューブであり、
これを抜くことで、
自分以外のものへの依存度が
急激に下がって自由になったという
表現であった。
とにかく例え方のセンスが面白い!

私は会社から離れて生きていけるのか

答えはnoである。笑
私が会社を辞めたら、
夫が会社からもらった給料もしくは、
これまで会社からもらった給料の
貯蓄及び投資しして増えた資産で
生きていくだけである。

休職か退職か

この本については、
なんならもう一度読み直し、
かつ、ちゃんともう一回
kindleの色付けをし直して、
ちゃんと吸収したい本である。
が、自分の悩みに戻る。

私は、小1の壁を前に、
子供のためというよりは、
自分が一度立ち止まりたく、
退職を考えている。

会社にもその意思を伝え始めて、
昨日は、直属上司の上の部長と
その件について、話した。

ずっと専業主婦で過ごすわけではなく
1、2年したら最低でもパートを
するということ
会社自体に不満があるわけではないこと
から、休職を勧められた。

部長との面談の結果としては、
産休でも育休でもない、
ただの休職の条件を人事に
確認してから、
考えようということになった。

それは、まぁいいと思うだが
それを見ても最終的に決めるのは、
自分である。
ということで、私はワーママ生活を
一度ストップして、
何をしたいのかをそろそろ真剣に
考えてみようと思う。
これは、また別記事で。


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