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子を育てながら親も育つ ~ニベアのやさしさ~

kaeneで人気のデザインを、キッズサイズで提案する新ライン「Lil kaene (リル・カエン) 」。

その撮影に、いつもお願いしているモデルさんのお子様と、近所の友人夫婦の5歳の娘さんにモデルをお願いしました。


残念ながら、私はスケジュールが合わず撮影に参加できなかったのですが、後日友人夫婦と会った時、「最初は緊張して手と足が一緒に動いていたけど、最終的にとても楽しんでいたし良い経験になった」と嬉しい言葉を頂きました。

私は親になって、子育ての大変さや教育の難しさを体感していると同時に、各家庭にはそれぞれの教育論やしつけが有り、それらは時に共感を呼び、反感を買うことがあることも体験していっています。

例えば先日、2才になる息子が丸缶のニベアクリームを開けてそれの半分以上をすくい上げ、粘土のように遊んでいた場面を妻がSNSでアップしたところ、子育て中の多くの友人から「私なら即激怒する!」等のコメントを貰ったと苦笑いしていました。しかし私は、この妻の行動には賛成しました。

なぜなら、即激怒する理由として「朝の忙しい時間に」とか、「掃除したばかりなのに」等、発生した時々による理由も有るでしょうし、それはとても理解できますが、一番は、今までの自分の人生のあらゆる経験の中で仮説と検証を繰り返した統計により、瞬発的に「ダメ!」と叫んで、主観を押し付けてしまっているのではないかと思うからです。

なので、今まさに丸缶に入った粘土のような白い濃い液体の形状に対し、仮説と検証を繰り返し学んでいっている子に、「ダメ!」等と表面的に怒鳴りつけても、子供はポカン?とするどころか、何で怒られているのかが分からず本質が何かを理解できぬまま、ただ親や大人の顔色を伺う子に育ってしまう可能性が高いと思っています。

そしてそもそも何故、怒りの感情が込み上げてくるのかを、冷静に分析すると、「汚れるから」「もったいないから」「また買わないといけないから」「その手で他の物を触り二次災害に発展しかねないから」という要素が明確になってきます。しかし、よくよく考えると、物事の良し悪しが理解できない子供がいるのに、手の届くところにニベアを置いていた人が悪くね?となりますよね。

つまり、根本的な原因を作ったのは親だということになります。

はい、今多くの子育て中の方を敵に回しましたね。分かっています、私が言っているのは綺麗事であり、家事・育児をたまにしかできていない私の理想論です。そしてたまたま、今回の妻の行動と私の理想が一致しただけでございます。なぜなら、車が来ている時の「危ない!」は、先ず子供の行動を止めて身の安全を確保するという事が最優先事項なので、この場合はそんな悠長なことは言っていられません。

何が言いたかったのかというと、「撮影される」という一般的非日常体験や、5歳にして自分の容姿や才能によりお金を稼いだという経験が、彼女の人生において少しでも良い影響を与えられたのであればとても嬉しいなということと、親(大人)は子供に対して、それが「経験させるべきこと」なのか「経験させなくてよいこと」なのかを、冷静に見極めることが大事だなということです。

そしてそれは各家庭の価値観や、その親の育ってきた環境によって変わるし、正解が無いことも多いので、他の家庭との共有・共感は難しいなということです。

ただ、Lil kaeneの可愛さは共有・共感できると思うので、出産祝いなどのギフトに是非♡



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