意志薄弱の仕事術 flow2019021901

昨日は夕食後、楽器教室のPR用動画を撮ったものの、時間内に仕上げることができず後日に延期となった。ルーパーを使った一発撮りなので、ミスするたびに最初からやり直す。それでいて、肝心のサックスが下手になっていて、このままでは誰も教室に来ないぞ…と焦る。

それでも一日全体の作業量は多めにできた。ラフを提出したり、クリスタの練習を進めたりできたのは、作業のためにやる気をどう出せばいいか、少し分かったからかもしれない。

僕の場合、やる気は出すものではなく、むしろ消すものなのだと分かってきた。それも、意志の力そのものごと消すことで初めて、作業ができるようだ。

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「何かをするぞ」という意志の力は、その裡に「やらねばならぬ」という判断を含んでおり、この義務感が、作業の最大の開始障壁になる。

それを突破するには2つの方法があって、一つはさらなる意志の力を発揮して障壁を破壊すること、もう一つは意志の力を障壁ごとかき消してしまうことである。

習慣的な動作や惰性的な行動においては、意志の力も弱く、したがって障壁も小さい。相対的にそびえたつ「やらねばならぬ」の壁を迂回して、水が低きに流れる如く、そういうことばかりを「ついやってしまう」。

それならば、望ましい行動に向けて「低く水を流す」ことができまいか?「ぼくたちは習慣で、できている。」という本には主に習慣化においてその具体的な方法が論じられていた。

しかし、必要なのは習慣化だけではない。目の前で山積みになっている「単発」の作業に対する実行においても然りである。この時、腕をまくって「よーし!やるかぁ!」と大声を出すよりは、静かに息を吐いて、まるで目の前の動作を、既に行われた動作として思い出しているかのような、意志判断とは異なる領域のものとみなして作業する…作業する様子を眺める、ということのほうが性に合っているようだ。

一種の乖離現象なのかもしれないが、少し難しいゲームや読書にのめり込んでいる時、友人と楽しく話をしている時、時間が吹き飛ぶような感覚に陥る時は総じて「乖離」であるという。そしてそれはミハイ・チクセントミハイ博士の言う「フロー状態」の特徴と一致する。

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社会人時代から、自分のやる気の乏しさにずっと苦しめられてきたし、いつまででも眠ってしまう体質にうんざりしていた。

しかしこれを逆手に取って、むしろ人よりも「意識を失いやすい」ことを手がかりに実務を進めていくことができないか?ということを今は夢想している。

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ありがとうございます!
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dechi

flow02

コメント2件

「何かをするぞ」という意志の力は、その裡に「やらねばならぬ」という判断を含んでおり、この義務感が、作業の最大の開始障壁になる……身にしみる言葉です。先送りして、先送りして、どうにもならなくなってから一気呵成にやる、わたしの場合はそんなふうです。
コメントありがとうございますm(_ _)m自分も火事場の力が出るといいのですが、なにぶん最大出力が弱いので、毎日眠るように夢見るように過ごす方が性に合っているようです(^^; 人それぞれですね
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