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日記

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日記という形式の器の大きさに存分に頼る
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記事一覧

2023年10月22日(日)

一日の中の時間帯の違いはおろか、日向と日陰を行き来するだけで肌の感じる寒暖差がそれなりのものになっている日だった、気温とそれに応じた適切な服装はどのようなものか? という他愛もない問い掛けについての私の応じ方を巡る、ちょっとした諍いが生じてしまった、私の想像力の不足が問題であるということで、一件落着を見た。
ダイニングテーブルに伴わせる椅子を背もたれのあるちょっとデザインが凝っているものの結局のと

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2023年10月21日(土)

そういう食べ物で胃を満たしたい気分だったので、朝ご飯に西友のクロワッサンメロンパンを買う。クロワッサンの周りにメロンパンの外殻を纏わせたその食べ物は、カロリーを見ると360程度であり、少なすぎるのでは? と疑うが食べる。クロワッサンもメロンパンも、外殻が旨く中身は空洞という認識を持っているので、相性がよく感じられる。

2023年10月20日(金)

市の主催する、同じくらいの月齢の赤児とその親を対象にしたコミュニティの会合に参加する妻と娘を見送る。男親は皆無なのでここは任せることにする。ほかの赤児がいるといつも家で見せてくれている縦横無尽な動きは鳴りを潜めてしまう様子。帰りに韓国料理屋で土鍋焼きビビンバを食べる。ごちゃまぜにするのを前提にきれいに盛り付けられている料理は結構好きで、それはきっと容赦が不要だからだろう。チーズをトッピングした、デ

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2023年9月23日(土)〜2023年10月19日(木)

日記を盛大にさぼる。その間、娘がハーフバースデーを迎える。寝返りができるようになったと思いきやすぐにずり這いを始め、物凄い速さでの前進ができるようになった。おかげで部屋をきれいにしようという意志が、平時から床の埃をこまめに除去しようという意味でもそもそもの配置・構造を安全なものにしようという意味でも、芽生える。
熱海に初旅行へ。海を見せる。この海の光景を娘はどのように記憶するのか? 残らないか、我

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2023年9月22日(金)

ワンオペの日。こういうときには何か自分へのご褒美をと思い、あまりにも義務的にピザポテトを食べる。

2023年9月21日(木)

コープへ行く。離乳食に便利な冷凍食品を買うためだった。道中にある実家に突撃訪問すると、いるかもしれないと思っていた母親はおろか、普通に働きに出ているだろうと思うまでもなく思っていた父親まで在宅だった。父親は一身上の都合によりコープを快く思っていなかった、だから行き先は告げずにただ散歩しているふうを装って娘を抱いてもらった、そういうことにしようという暗黙の了解が妻とのあいだにそこはかとなく共有されて

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2023年9月20日(水)

妻と娘と吉祥寺へ。お出かけの練習ということだった、だから目的は電車移動それ自体だった。しかし満喫した、大きな問題もなく満喫することができたということへの静かな感動を、妻と内心で分かち合った。そしてキャップを購入した、頭蓋の形状なのか髪質なのか、あるいは髪型と毛量の問題か、寝て起きると必ず寝癖がついていた、そのことが身支度をしてまで敢行するほどではない軽い外出から私を遠ざけていたけれども、問題は解決

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2023年9月19日(火)

ワンオペの日だが朝はともにスタバへ。最近抱っこ紐のおしりの部分をささえるアジャスターを広げて安定感が増し、相対的にどこまでも行ける気がしてくる。昼ごはんは何かを買って帰ることにするが、何が食べたいのか例によって摑みそこねて、徘徊ののち結局駅ナカにあるパン屋でクロワッサンのサンドイッチを買う。チーズとトマトとルッコラと鶏肉が口の中に同時に入ったのはおそらく初めてのことだった。ルッコラをたまたま食べる

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2023年9月18日(月)

小竹向原で演劇を観る、そのためにまず池袋へ行く。幼少期、母方の祖母に会うときはほとんどが池袋だったというのと、就職してからしばらくは池袋を使っていたというのとで、独特の思い出がある。もう六年前になるが祖父の危篤の報告を、寝耳に水のように受け取ったのも池袋だった、三省堂で探した本がなく、ジュンク堂に向かうべく地下から地上に登る階段をのぼったところでそのラインを見たのだった、ということはこの日記を書き

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2023年9月17日(日)

ハーフバースデーの写真を撮りに産婦人科へ、親のエゴだが娘もどことなく楽しそうな様子でよかった。その後はららぽーとへ行く。タイ料理屋にて、本来はある程度の長さを有していると思しき太麺を、その横幅を一辺とする正方形にカットしたものを豚肉と合わせ、オイスターソースがベースだと思われるがそれだけではない深みを感じる味付けで炒められている代物を食べる、そしてアカチャンホンポにて買い物をする。ショッピングモー

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2023年9月16日(土)

思いつき、三人で立川へ向かう、買いたいと思っている小鉢を見繕う以外は特に目的もない、そこへ行くことそれ自体が目的のそれは、妙にいい時間だった。帰りに昼飯に買ったメルヘンのサンドイッチについて、二人とも変化球の種類を選んだのは少しだけ暇疵だった、それすらいいことに転化した。

2023年9月15日(金)

娘が下唇を発見したようだ。よくそれを噛む、表情を表層的に読み取るならば悔しそうな、しかし実際は下唇を噛めることがただ嬉しいのでそれをやっているのだろうか。離乳食の開始とどれほど関係があるのか、口唇・口腔の細分化、解像度が高まったのか。噛むと言っても歯はまだない。

2023年9月14日(木)

オフの日。事前の計画も何もない場当たり的に過ごした割には、いやだからこそか、普段よりもダイナミックなオフになった。そして行き先を振り返れば、そこへと連れて行ってくれる乗り物の入口が偶々近くにあったのでそれを使う、という仕方で連鎖した。吉祥寺→井の頭線→渋谷→青山ブックセンター→妙に繁盛している魚屋の昼定食→駅から電車に乗ると見せかけて阿佐ヶ谷行きのバスが待っているのを見つけてそれに乗る→阿佐ヶ谷→

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2023年9月13日(水)

散髪に行く。そこは初めて行くお店だった、散髪屋を変えたのは恐らくは5年ぶりか? 転居と、地理的に離れはしたものの通えない範囲ではないのも相まって新しいそれを見つけるのが億劫だ、という重い腰を上げざるを得ないほどの元々行っていたところの度重なる値上げによって、ついに地元で探すことにした。技術も会話料もほどほどで、それはつまりよいということだった。髪を切られているときは、容貌が変容していくプロセスを直

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