2019年9月13日(金)

会社の命で半ば(というか100%)強制的に参加させられている社外活動の研究会でYRP野比という謎の場所に連行された、YRP野比という駅名はずいぶん前からその圧倒的な存在感によって私は認知していて、最初に頭によぎったYKKの印象が強くてその直感をろくに精査もしてないでいつまでもYKKをイメージしていた、でもそのときに思い浮かべているのが窓のサッシの類いなのかファスナーなのかは自分でも判じかねた。

モバイル空間統計の技術紹介で架空の都市とされていた地図には見覚えがあった、それは国立駅を中心として東西方向は西国分寺から立川、南側は谷保矢川を超えて多摩川までをも射程に捉えていた、実家のある場所も含まれていた。これが架空の都市ではなく実在のしかも実家周辺の地図であることを発見すると何故だか妙に嬉しくなって誰かに伝えたかったが皆初対面だったので憚られた。

懇親会は意外に楽しい飲み会だった、皆いい人で業界全体が危機に瀕しているとは思えないほど緩い人種で、想定外の早さで馴染むことができた。帰りは遠くて横浜で乗り換えた、横浜から渋谷に向かう際に乗ったのは西武線直通の小手指行きのやつで、神奈川の電車に乗っているという感覚と西武園けいりんや埼玉に根城かあるかりんとう屋の広告の存在の落差に、妙に感じ入った。

#日記 #エッセイ #コラム #小説 #創作

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