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ありがとうホークス最大のロボット応援団〜ペッパー君達のギネス記録認定に立ち会えた日〜

2021年9月16日、私は福岡paypayドームの千葉ロッテマリーンズ戦へ急いで向かっていた。

入場した時に、応援証明書なるものを配布していてとりあえず席まで持って走っていき娘と合流した。

左上にはシリアルナンバーが入っている。そして、ギネス世界記録の英語のマーク。
右上には、鷹く!のスローガン。

ホークスを現地観戦してきて初めてもらった。

内容は、「PepperFes&Ceremonyにおいて、最大のロボット応援団世界記録認定を福岡県にて達成」の発表を見届けた事を証し、讃えると記されていた。


ギネスの記録認定を現地で見たのは、もちろん初めてだった。
でも、翌年からもうドームでは会えなくなるなんて……。試合前は実感がなかった。

コロナ禍のプロ野球は無観客試合から始まって、人数制限や席を開けて徐々に観客数が増えていった。
マスクをして手拍子をする新しい観戦スタイルにも、いつの間にか慣れた。そして、最初は少し不気味にも見えたロボット応援団にも慣れて居るのが当たり前だった。
色々なイベントに合わせて衣装変えもあり、いつしかペッパー君達のイニング間のダンスと歌声を楽しみになっていたから今も寂しい。

有観客試合になった最初の5,000人の観戦では、地元のスポーツ番組からのペアチケットプレゼントに思いをしたためて当選した。

毎年来ているのに、緊張間のある球場内。
飲食も最低限。娘との会話もLINEにして声を出さずに離れた周囲を気にしてまででも、現地観戦したかった。毎年シーズン途中や終盤になるとチームを変わったり離れたりする選手がいるので悔いなく応援したいと思うから。

応援無しで、良いことも沢山あった。
普段聞こえない試合中の選手たちの声や打球音を聞けた。貴重な体験だけど、やはり応援する気持ちを自分達からも届けたい。
レフトの外野席には、ユニフォームが巻かれたりファンからの応援ボードが設置されたりして空席だけど彩りが増えていった。

そうやって少しずつ、チケットが買えるようになったある日ペッパー君達による応援団がイニング間に始まった。みんなで踊っている!しかも懐メロだ。ペッパー警部とか、ダジャレみたいな日もあったかな。

私は以前勤務先に、ペッパー君がいて「挨拶したら、返してくれるから話しかけてみて」と上司に言われたので素直に「おはよう」と話しかけた事がある。

何と、返ってきたのは「今日は何の日か知ってる?」だった。分からないと言ったら正解を教えてくれた。
そんな、桜の日なんて知らなかった。。3月27日だそう。賢いんだな、と思ったけどその後は余裕がなくて話しかける事はなかった。

まさか、踊れるなんて。そしてイベントデーに合わせて衣装替えもしたり、最終的にボカロのような歌声も披露してくれていつの間かアメリカからお友達も増えて、パワーアップしていた。

鬼滅の刃の衣装の日も行った。
隣接する商業施設で展示される「うんこミュージアム」の宣伝では、カラフルな夢可愛いうんこカチューシャを付けて踊ってくれた。ミュージアムの守り神ウンベルトもその日は一緒だった。
DJさんや、チアのハニーズ。

段々賑やかになって、毎回見られるのが当たり前になってきたのにお別れは急だった。

お仕事に戻って行くペッパー君達。
時々打球が飛んできて危ない目にもあったり、動けない子がいたり。ロボットなのに人型だから私は情が湧いていた。

その日の帰りに見送ってくれた数台のペッパー君が手を振って「さよなら」と言ってくれた。「ありがとう」と手を振りかえし、写真を撮りながら少し胸が痛んだ。

毎回頑張ってくれて、楽しかった。
一緒にホークスを応援出来て、私もギネス世界記録に立ち会えた。貴重な時間をありがとう。

一緒にまた応援する事は無いと思っていたら、手を叩いて話せるロボットが誕生していた。ホークスストアにもいるから、ドーム観戦に来た方は是非見てくださいね。

ペッパー君のように、段々身近な存在になると良いな。きっと応援する気持ちはいっぱいあればあるだけ良いはずだから。


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