月野うさぎmini

デッドストックCopicは伝奇イラストの夢をみるか

古いフラットベッドスキャナーの横に埃にまみれたコピックたち、その他使い捨てニードルペン等。これらはデザイン専用なせいかキャップがしっかりハマっていれば全然乾いてなく使える。20年級にデッドストックなのに。 

いろんな理由で完全デジタルが出来てなかった頃、てかまだ全然にアナログだった頃、コピー用紙に下絵を描いてトレーシングペーパーを掛けてその上に使い捨てニードルペンかロットリングでペン入れし、コピー機で漫画原稿用紙にコピー、それにコピックで色付けしてた。同じ色を使うので在庫をいつも用意してた。ペン先もフツーのマーカータイプと筆ペンみたいになってるのと両方の用意をしてた。

やがて、デジタル入稿が許されるようになりもちろんグラフィックタブレット(板タブ)も導入済みで下絵をスキャナーで取り込んでPhotoshopでペン入れ、彩色。長らくそれだったけど、液タブを使うようになってから完全デジタルになった。それはでも案外と最近ではある。ココ5年かそこら。

ひと頃は贅沢にも年に数回、長い時は1回で1〜2週間、海外に行くようなことをしててそうなるとその期間で最低でも2個くらいの締切がある。フリーランスだし絶大なブランド地位があるわけ無いのでその間、仕事を断るなんて出来ない。下手に断ってたら誰かと取って代わられてしまう恐怖。自分の段取りでズラせるものはズラすけど大抵はそうは行かない。なのでノート型パソコン(Mac)と常用しているのよりは可搬性重視の小さな板タブ。それと自らに紙を巻き込んで読み取りするハンディなスキャナ。鉛筆と消しゴムとコピー用紙…を持って出掛けた。紙にラフを描いてスキャンしメールで送る。時差があるので日本時間では締切前日位には作業して送る。返事にフツーにケータイに電話して来られると時差でこっちは寝てたりするし海外ローミング代がバカにならないから「海外にいる。必ずメールにての返事で」と書き添えて。出来上がりもメール。メールサーバの1通辺りの添付ファイル容量制限がある相手にはwebサーバに用意してURLを送る。これらをやるには旅先でブロードバンドネットワークの環境が必要で2000年代前半はやや厳しかった。2004年辺りからどうにか安定した。スキャナーは何度も使わないうちに壊れた。そもそも巻き込みがうまくいかないと歪んで取り込まれる。使い勝手が悪かった。壊れて代替品を検討したけどスマホカメラ利用のスキャナアプリが進化しててこれでいいや、と思った。でも実際は同時にそれほど海外に行かなくなってた。

話はやや戻るけど、トナーを使うコピーを多用するので最初は家庭用のB4までのコピー機を家電量販店で買った。その後にキヤノン系のオフィス機器リース会社が営業に来たのでオフィス用のマトモなコピー機をリースした。何度かリース機を更新しカラーコピーとかまで入れた(これ、契約が当初どうだったか忘れたけどリース機から外れて今もウチにある(動くかどうか分からん))。最後のコピー複合機(LANに繋げられFAX、プリンタ機能あり)はリース期間5年を過ぎてからも使ってた(毎年更新、原価償却済みで年間2万円位に下がった)。でも、もうそれも解除して返却した。FAXの回線は維持してるけど機器が繋がってない(><)ムダ金どうにかするべきです、ADSLにもなってるんですけども(イマドキまだ)。そんなこんなで使わずデッドストックなのですコピック。

使ってみたコピック(´・_・`) リハビリが必要のようだ。ニードルペンのインクがうまく出なくて前髪失敗。コピックの黒でラインを入れ直すハメになった。トナーの線じゃなくコピック同士なので滲みはあるね。ま、それを利用してぼかしたりすんだけど。

きっと幸せになりますよ(私が