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気の迷い

朝ドラを観ていてそういや、ほんの一時期アニメ制作会社にいたことがある(バイト)と思い出した。西武線沿線のどこかだった。池袋線か新宿線か、もう忘れてわからない(池袋線かな)。でも、アニメ制作的には末端のバイトでトレース(マシンと呼ばれてたような気がしてきた)だった。朝ドラでは多分これから描写的に出てくるトレースとは違い、仕上がった動画にカーボンとセルを重ねて熱転写機にかけて転写する機械的な仕事。多少のノウハウはあれど絵的なものとは関係ない。今はスキャナーで読むとかするんだろうな。当時はこうだった。プラプラしててお金がなくバイトばっかりしてて肉体労働的なのとか他よりも絵に多少近いのがいろいろ良いだろうと思って応募して始めたんだけど(今思えば気の迷いだ)、その頃はいろいろダメ人間ですぐに通うのがめんどくさくなってきて行かなくなった。きっと1週間くらいだ。バイト代も取りに行かなかった気がする。アニメ好きそうな人がやはり多くて、今の奥原なつのように仕上げにいるけど動画(原画)も自分で描いてて昼休みにその自作動画(原画)を持ってきてセルトレースをお願いしてくる子もいた。私はそんなにはアニメ好きではないので辞め方はともかく、長くいると皆んなに失礼だったな(辞めて)良かったわ、と思う。

その後もプラプラは続いたのだったけどやがてイラストの仕事ができるようになりインターネットのコンテンツを手掛け shockwaveやAnimated GIF、Flashムービーとかもやった。3D CGに凝ってハードウエアも揃えて3D アニメーションも作ったり(ちっさいけど賞も貰ったり)したけど、やっぱりアニメは難しいし大変だ。なにしろ動かす秒数×秒間のコマ数分の絵をどうにかしなくちゃいけない。5分で30フレーム/秒だったら5×60×30 = 9000枚!|つ゚、。)っ… 創作の動機となる衝撃を受けたルーツが違うから(1枚イラストからだもの)、その方向へ回帰していくんかねー。(アニメをマンガに置き換えても同じ。コマ割りなイラストはかなり多く手掛けたし、誰かの代役的だったけどマンガ誌に8P位でアカスミ2Cのを一本掲載してもらったことあるけど、私にはストーリーマンガは無理だきっと)

結局あれか? マンガだってコマ割り× ページ数分の絵が必要になる。その労力は半端っじゃないわけで…つまり、私は怠け者である。

丁度、この投稿で3777個目だった。下3桁のトリプルセブンのラッキーを見てくれている皆様へ。

きっと幸せになりますよ(私が