忘れられない夜 第2章

こんにちは。お疲れ様です。ぴろ丸です。

※今回は「」『』等よく出てきますが、流れで掴んでくださると幸いです。

〜これまでのあらすじ〜

憧れのあの子の家に招かれ、ベッドイン。しかし相手は処女。そして寝ているのか寝ていないのかわからない状況。

濡れているのにだ。

僕は童貞になったのかと錯覚したほどだった。憧れの子というのはそれほど動揺してしまうものなんだな。と思いながら朝を迎え…

結局寝たのかわからないまま1週間を過ぎた。

そして、後日また家に行くことになったのです。

が、その日は彼女は体調を崩して38度くらいの熱、腹痛などしんどすぎて死にそうだ。とまで言うので、一人暮らしだし可哀想だと思って家に行くという、まぁ健全な理由でした。

到着。

あぁ、相変わらずいい匂いだな…と感じつつ様子を見ると、ぐったりしている。息も荒い。

僕は「大丈夫?」と聞くと

女「無理。しんどい。」

喋れるなら大丈夫やな。と思ったのですが、

女「お腹が痛すぎる。死ぬ。」

(この時点で察した方もいらっしゃると思いますが、若干メンヘラ臭が漂います。)

『やっちまったかな。やべーな。まぁでもさすがに可哀想だから、看病はしてあげようか。そもそも38度ってそんなしんどいっけな?』とは思いつつも、お腹をさすってあげていました。

すると、「あー痛い。死ぬ。」これを連呼。

僕は思いました。

『あーキツい。死ぬ。』と。

それから30分程度お腹をさすってあげていると、「無理。痛すぎる。やばい…」と彼女が力ない声を出していたので、『なんや産まれるんか?』と思いましたが、まぁやめておこう。

痛み止めもないというので、近くのドラッグストアまで車を走らせ、購入し、飲ませてあげました。

1時間弱経ってから、彼女は「なんか聞いてきた!ありがとう!」と言うので、

僕は、「いやいいよ、まぁあとは寝て休んで」って言って帰ろうとすると、

女「待って。まだ痛くなるかも。」

[現時刻・深夜0時過ぎ]

僕「あ、まじ、了解。ならおるわ」

(なんだこのモヤモヤは。すごい嫌な予感がする)

[1時間後]

女「また痛くなってきた。あー死ぬ。」

(何回死ぬねん。ほんで何回生き返んねん)

「大丈夫??」と、お腹をさすってあげていると…

なんと彼女の要求はグレードアップ。

女「この部屋寒い。あっちの部屋行きたい。」

『待て待て。行きたい!?たい!?行けぇ!!!!まさか。まさかな…』

僕「あっちの部屋?行く?いいよ。」

女「うん。連れて行って。」

『キタヨ。ヤッパリダヨ。モヤモヤの正体これね』

布団を別の部屋で敷き、彼女を抱き上げ移動。掛け布団を掛け、任務完了。

女「お腹痛い。」

僕「そのまま転んでたら大丈夫よ。」

女「こっちきて」

隣に転ぶと、彼女は驚くべき行動に出ました。僕の腕を掴み、自分のお腹に持ってきてさすらせだしたのです。

『何が起こっているんだ。これは俺が死ぬぞ』と思いましたが、それだけしんどいんだろう。と自分に言い聞かせ、さすってあげてました。

ここから彼女の驚く行動は加速。

女「やっぱりこっちの部屋暑いよ。向こうがいい。」

僕「わかった。向こう行こっか。」

死にそうなほど苦しそうな顔は確かにしてたので、可哀想だと思い全て望み通りにしてあげました。

ただ、この行動

1.彼女と布団を部屋→部屋へ移動

2.お腹をさする

このワンセットを1時〜5時までぶっ通しでした。高校時代の合宿を思い出しましたが、恐らくそれ以上にきつい。

僕は限界だったので言いました。

「眠いからあっちの部屋で寝てくるわ。なんかあったら呼んで。」

体の力が一気に抜けました。解放された気分でした。天国かここは!?とまで感じました。

[3 minutes later.]


向こうから声が聞こえてきました。

「辛いよおー。死ぬー。」

『あぁ、なにもきこえない。なんも聞こえんぞー。』

皆さんこう思っていることでしょう。

もうほっといて帰れよ。好きじゃないなら。と。

ええ、そうしたいです。ただ、本当にきついってんなら可哀想だなって気持ちが消えず帰れなかったんですね。そもそもこの時はまだ若干好きな気持ちも残っていたのかもしれないから。

そしてまた聞こえてくる声。

「痛いよおー。ねえー痛いよおー。」

段々と恐怖すら感じました。寝たふりしておこう…

と、声が止み、寝たかと思って確認しようとした時、

!?!?

腕を掴まれ引っ張られたのです。

女「呼んだのに全然来ないじゃん。」

『なんなんだこいつは。』

僕「ごめんごめん。眠くてさ。」

女「お腹。」

僕「ん?」

女「お腹!」

ささらされるのです。。地獄そのもの。

そして最後に言った彼女の言葉

「私がこんなに甘えることなんてないよ。レアよ。」

『知る母ああああああ!処女やろがい!!!甘えたことないやろがい!!!レアでもねえだろよ!頻繁にあるだろこれからも!無理!しぬぅー!!!!』

僕「もう大丈夫そう?」

女「いや、無理だってば。」

(そう。この女。ありがとうもろくに言わずに朝まで鬼コースを味わわせてきたのです。)

そしてその日はそのまま朝に帰り、後日家に呼ばれたのですが、当然断りました。

しっかりとロスカットさせていただきました。

最後まで読んだ頂き、ありがとうございました。

前回短いのに投げ銭していただいたので、今回大した話ではないですが、最後まで読めるのでもし、少しでもある意味興奮した方や、楽しめたという方が万が一にでもいらっしゃれば、投げ銭お願いしますw

次回はしっかりちゃんとしたの書きます

ありがとうございました!


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