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羽海野チカ作品特有の”登場人物たちのワーワー感”

・3月のライオン最新刊を読んだ。ちょっとだけ惰性で読んでいる部類の作品ではあるものの、読まないのも締りが悪くついつい購入して読んでしまう。そしてさすがに面白いのでその度後悔しないで済んでありがたい。

・羽海野チカ先生特有なのか、先生のやりたいことが超前面にかつ何度もこするように頻出する描写は毎回ちょっとウッとなる。そこも含めて好きだったりするんだけど。

・特に最近ハマっていること(今回で言えば犬)とか、ストーリーとは関係のない内輪ネタで登場人物たちがワー!!っとなる感じ。難しいな伝え方が。17巻で言うと、ジャックラッセルの下りや、あかりさんの出前回におけるあの場に通りかかる人みんな同じノリで同じようにお腹を空かせてあかりさんを女神のように扱う部分など。

・フキダシには収まりきらず空間を埋め尽くすように手書きの心の声が書かれている感じ。これこそ少女漫画というか羽海野チカ先生らしくて、私も好きな要素でもあるので毎回嬉しくもむず痒い感覚に陥っている。

・あと漫画では実際の年齢より見た目や精神年齢が上なことがしばしばあるが(テニプリとかね、中学生だからね)羽海野作品は逆で、幼児性というか少女性を強く持たせるキャラクターがいる。

・三月のライオンにおける”ひなた”や、ハチクロにおける”はぐちゃん”はそれぞれ高校生・大学生には見えないし、人間として芯はあるがかわいらしい魅力を際立たせる為に非常に幼く表現される。また淡く、消え入りそうな表現も、彼女たちの清廉性というか、汚れていないヒロイン像というか、羽海野作品独特の表現だなと思う。

・なんか…何言いたいかわからなくなってきた。ハチクロも好きだし、3月のライオンも好きですとても。

おわり

ここのコメントでセンスいい人好き