やっぱりゴッホじゃ嫌

生きづらい、みたいな陳腐な言葉で表せてしまう人生だ。平凡さを詰まらないと思う平凡さに苦しんでいる。社会性なんてなくってもいいからとにかく突出した天才になりたいと思ってきた。結局大した才能もないのに社会性だって身についていないひねくれた凡人が出来上がってしまった。暗闇で蛍を捕まえようとむやみやたらに手を振り回すような非効率で無様な人生だ。夢に向かって泥臭く努力するハチクロみたいな青春に憧れるのに、頭ではどこか冷めてしまう自分がいる。何かに打ち込んで破滅してしまいたいし昭和の文豪よろしく心中してしまいたい気もするけど、そこまで身を焦がすための火種がない。ハートに火が付くのはマッチが燃えている間だけだし、脳みそは無駄な知識だけため込んで理屈でカチンコチンに冷え切っている。いったいぜんたいこの年まで何をやっていたのだと思う。なんだか今までの人生路頭に迷っていた感じがするが、いつから迷い込んでいたのかはわからない。こんな自分が心底嫌いかと言われれば、残念なことに結構好きだったりする。そして次の日にはこの世で一番嫌いな人物になっている。人と人とは絶対に分かり合えることはないと思っている。家族でさえも心の底から信頼はしていない。そしてそのことが嫌で泣く。お金なんかいらないから心の底から信頼して愛せる人がいればと思う。数時間後には一生独り身でいるから億万長者になりたいと思う。友達の数を誇るのなんて馬鹿らしい。ほんとうは友達が多い人が心底羨ましい。すべての人の命のきらめきが美しくて涙を流したりするけど、人間ほど醜い存在もないと思う。世の中の不正義を思って怒りが燃え上がる。世界を変えたい。だけど別に最後はみんな死ぬんだからどうだっていい。長生きしたいし、27歳で死にたい。ぜったいに人に弱いところは見せたくないけど、弱いってことを知っててほしい。誰からも愛される価値はないと思うし、こんな私が愛されないのはおかしいと思う。めちゃくちゃポジティブだし、せかいいちネガティブだ。自分の書く文章が結構好きだし、きっと明日の朝これを読み返したら顔から火が出るほど恥ずかしくなって非公開にするんだろうな、と思う。なんだかCreepy Nutsの「たりないふたり」のリリックみたいになってきたな。やっぱり私の悩みなんて陳腐でありきたりで青臭い一過性のくだらないものなのかも。ちなみにいちばんすきなのは「自意識過剰 被害妄想 自己顕示欲の大暴走」ってとこです。こうやって自分の趣味をひけらかすことにも余念がない。だってセンスがいいんだもの。そうやって22年間生きてきた。よろしくおねがいします。


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