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はじめて作った曲

東日本大震災による計画停電の心細さからアコギを買った25歳のとき、はじめて曲ができた。

「それだけ」という3分もない短い曲。

多分この頃だ。

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細い!のは今関係ない話だ(そこうるさいぞ!)。


とにかく目がきつい。
心もきつかったんだろう。

きついとき思想にすがるのか、
私はこの頃ブッダにはまっていた。
(仏教徒ではないが)

スッタニパータ(キリスト教でいう聖書みたいなもの)を全部読んだ。
難しかったけど、とても面白かった。

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ブッダの思想は自分自身との対話。内省。
我執というエゴの考えが印象的で、
「それだけ」の歌詞にも反映されている。


一人きりで歩いてく
そんなことはわかってる

でも、エゴに飲まれ
自分の手綱外して
暗闇にいるときだけは

そばにいて
抱きしめて
話を聞いて
それだけ


寂しい歌詞だ。

上京して色々つまづいて、
こぼれ落ちた歌詞とメロディー。

20代の女の子が部屋でひとり、
これを歌ってるのとか考えると胸が痛む。

もう、私が抱きしめてあげたいくらいだわ。



うん、若き日の自分よく頑張った。

だから聞いてあげてください。

シングルCD「空」の2曲目に収録しています。

カミングス〜ン(2回目)

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