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JR東日本 スマートメンテナンス始めます。

今日は先ほど発表があったJR東日本の新幹線向け、スマートメンテナンス車両を導入するという話です。

上記、二両を導入することを発表しました。
前者は、超音波センサーによって線路の摩耗や内部の状態を検査する車両になっており、従来の2倍の速度で検測が可能であるため、作業効率の向上が見込めるといったもの。導入は2023年度に1両を予定している。

後者は2019年度に導入されたSmart-i (MJK-MS0247) の発展型となる。主な装備が3つある。
1つ目はポイントの状態を検査する分岐器モニタリング装置。
2つ目はレール締結装置(在来線でいう犬釘の役割)の状態を検査する軌道材料モニタリング装置。
3つ目は走行経路周辺の状況を3Dデータ化し、位置情報を付与する点群データ取得装置。

どこの区間のポイントが、レール締結装置がどのような状態なのかということを明確にすることによって、検測データの確認と、補修工事が必要な箇所の位置の把握を簡便にするという目的がある模様。

また、点群データ取得装置は、軌道部のみにかかわらず様々なデータが取得できるため、他にも用途があるだとか…。

この車両を2024年度から合計4両導入する予定だという。

この車両達を導入することにより、検測頻度を高めることが出来、技術者が目視で確認する回数を減らしたり、タイムリーに補修を行うことが可能になる。これがスマートメンテナンスなんだそう。

恐らく、製造メーカーは Smart-i 同様に松山重車輛工業になると思われる。また、車両を用いた検査や検査データの分析はJR東日本グループ会社である日本線路技術 (NSG) が担当するという。もしかしたら在来線の車両の様に RFD-N?という風な固有の番号が付番されるかも知れない。

NSGのRFD-N4 (MJK-MS0224)

引用元

https://www.jreast.co.jp/press/2022/20221213_ho2.pdf

https://www.kk-nsg.co.jp/files/news/2022/20221213_newbusiness.pdf


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