今後に期待?GV-E197系

2020年11月下旬に新潟トランシスに見慣れぬ黄色の車両が確認された。その名もGV-E197系。

筆者的には元々キヤE195系の続き番号のキヤE197系になると予想していたものの外れ…。さて本車はバラスト工臨を行っている機関車とホキ800型を置き換えるために製造された車両だ。

年も明けて2021年の1月17日に遂に先頭車両と後尾車両が新潟トランシスから搬出され、翌日には既存のホキとよく似たバラスト積載用の貨車が搬出された。前者はGV-E197、後者はGV-E196と形式がついている。

所属は高タカとなっており高崎所属となるようだ。高崎地区と言えば最近は秋田所属のGV-E400が貸出されGNSS(全球測位衛星システム)を活用した踏切制御などの試運転を八高線で行っているのだが何とも偶然には思い難い。

1月20日には新津まで甲種輸送が行われた。恐らく新トラから最も近いGV-E形式の運用地域だからだとは思われる。

前面のデザインは嘗てのE電…それこそ我が故郷を走った201系そのものなGV-Eは機関車置き換えという最も恨みを買うであろう役目なのにも関わらず案外すんなりと…むしろ好意的に向かい入れられた。

1月25日には新津地区で公式試運転が行われて順調な滑り出しとなった。

1月29日には新津地区から高崎に向かい自力回送が行われ2度の車両点検をしつつも無事所属地区に到着したようだ。

DE11やEF64などの先輩などに迎えられ、これからの試運転や活躍に期待されるGV-E197系。今回配備されたTS01編成は量産先行型でしばらくは1編成のみの状態が続きそうだ。

これから出場するクモヤE493系と合わせて今後の動向を見守っていきたい。



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