嘘で人々を扇動していることを明かされたくないアルファども

直接名前は出さないので各々調べてほしいのだが、ツイッターのとある有名な活動家アカウントが素性に関する嘘をリアル特定によって暴かれ、アカウント消しをしたという事件があった。

まあそれ自体は嘘で自分を作り上げて、人々を扇動しようとしていたのだから自業自得でしかないのだが、興味深いのはそれに反応しているアルファツイッタラーどもである。

ようは、リアル特定しようとするのはやりすぎだということである。
まあ普通に考えたらツイッターの一般ユーザーのリアル特定なんてのは恐ろしい話ではある、しかしそれは一般ユーザーであればの話だ。

散々言ってきている通り、有名人は有名であると言うだけで立派な権力者であるから、もはや無名の一般市民とは異なる。
インターネット上で自分を嘘で脚色し、その嘘によって自分の発言力を高め人々を扇動している権力者を一般人と呼ぶことは難しいだろう。そのような権力者の自称が真であるか偽であるかということは、やはり証明されなければならないだろう。

例えば芸能人が自分は妻帯者だと嘘をついてその立場から人々を扇動していたら問題であるのは当たり前のことである。したがって、匿名であっても扇動者となるならば嘘をつくことが許されてはいけないだろう。

人を騙して人を扇動するような人間のやりたい放題になっている状況はかなり問題がある状態であることは間違いない。
暴かれたくなければ嘘をつかなければいい、扇動しなければいいだけである。それがフェアな言論というものだ。

で、この事件に必死に抵抗しているのが冒頭でも述べたアルファツイッタラーどもである。そう、人々を扇動することを生業としているアルファツイッタラーにとっては、扇動の土台となる自身の属性は非常に重要なことである。これを暴かれることは絶対にあってはならないと考えている。
だから、匿名の権力者の正体が暴かれたことをここまで批判しているのである。

そもそも、今回垢消ししたアカウントは素性をネットにさらされたわけではない。個人情報が出されたわけではない。嘘をついていたことをリアルで確認されただけなのである。インターネットによる「深刻な被害」は起こりえないのである。だって、アカウント作り直せば完全にやり直せるなんでもない状況だからである。
どこをどう言い換えても人を騙して扇動していたものの嘘が暴かれただけなのである。これを恐れるアルファツイッタラーは、やはり自身も嘘で人を扇動していることを暴かれたくないだけなのだ。なんたる自分勝手な権力者なのだろう。

そもそも、インターネットではその人物が名乗っている属性が真実であるかどうかはわからない。したがって、その属性に根差した扇動を行うのであれば、その属性が真実であるということを自ら証明しなければならない
それが当然のことでなければならない。

「人を扇動する権力」について、自覚を持たなければならない。