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わたしのこと③

つづきです。


親戚の家に預けられて、2歳の誕生日は
そこで迎えました。

自宅に戻る頃には、叔母さんのことを
お母さんと呼んでいたそうです。

子供なりに捨てられたと感じ、自宅に帰って
からも母になつくのに時間がかかりました。


信用してもまた裏切られるかもしれない。

傷つきたくない。
悲しい思いはもうしたくない。

だから心を開かないほうが身を守れる。

そういう意識が芽生え始めたと思います。


自分では大きく自覚はしていません
でしたが、その傾向は大人になっても
続いていて、

無意識にそのうち「裏切られるかも」と
いう思いが働き、

ある程度仲良くなると自分から距離を
置くといった行動を繰り返し、なかなか
他者との信頼関係を築けずに苦しんで
きました。


相手も私がなぜ手のひらを反すような
態度をとるのか理解に苦しんだと思います。


学びを深め、心を入れ替えることができて
から、大切な相手を信用し私自身も信じる
ことができるようになったので、どんなに
時間がかかっても人は変われる、と強く
言えます。


本人が変わりたいという気持ちを
持つことができれば。
そして、そのタイミングは必ず自分自身で
気づく時がきます。



姉の症状が進んでいく中で、両親は打つ手が
なく苦しんでいました。


先天的に障害がある状態ではなかったので、
なにをどうしていいのか心も追いつかず、

周りからは「しつけがなっていない」
「育て方が悪い」と言われ、また理解者も
なくしつけとして厳しく接することが、
いつの間にかエスカレートしてきました。


私は母に捨てられたと感じていたので、

気を引いたり、構ってもらうように仕向け
たり幼心にやっていたようですが、母には
そんな余裕もなく、お互いの気持ちが
かみ合わないまま、お互いが苦しんで
いました。




つづく。





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