約100映画リスト2023
誰かにおすすめの映画を教えてもらいたいと思い、まずは自分の好きな映画を何本かあげておき、こういうのが好きなぼくにおすすめの映画は何ですか? と尋ねてみる流れを考えた。
どうせなら100本ぐらい選んでしまおうと作業を開始し、途中でみずから1監督1作品に限定し、さらには邦画監督を半分の50人は入れようという縛りを増やし、だらだらとやっていたら、1年ほど経過してしまい、いちおう100本以上にはなったので、とりあえず公開しておく。
ランキングというわけではないが、おおよそ思いついた順に記載し、洋邦交互になるようにだけ配列を調整したので、数字の若いほうほど、なんとなく、好きな(思い出しやすい)順番になっているかもしれない。
1990年代に蓮實重彦の影響を受けて映画を見た経験がもとになっているのがあからさまにわかるラインナップで、あまり面白みもないが、目的は、これを参照したうえで、あなたのおすすめ映画を教えてもらうことなので、どうぞよろしくお願いします。
たとえばぼくは『ローマの休日』を見たことがなかったりするし、ここで名前をあげた監督の作品も、その1作しか見ていなかったりする場合も多いので、たくさんおすすめしていただけるとありがたい(とくに21世紀に入ってからの近年の作品が知りたいという希望のみ1点記しておく)。
ただ、100本選んだくらいだと、ご覧の通り、そこらへんにころがっている名作100選のようなリストになってしまうので、300本ぐらいを縛りなしに選ぶか、あるいは逆に、3本だけに絞り込んだら、もう少し好みがはっきり見えるのかなとも思う。
あらためて見直して、女性監督が1人も入っていないと気づいた。
そもそもの製作本数が少ないということもあろうが、当面は意識して女性監督作品を鑑賞してみよう。
リストについて。
内容紹介や感想などのコメントは添えない。
監督名、『作品名』、製作年・公開年のみ。
製作年・公開年は、ネットで検索して目についた数字を検証なしに書き込んだので、参考程度に。
相米慎二『ションベン・ライダー』1983
ジャン=リュック・ゴダール『気狂いピエロ』1965
小津安二郎『秋刀魚の味』1962
エルンスト・ルビッチ『天国は待ってくれる』1943
溝口健二『残菊物語』1939
オーソン・ウェルズ『上海から来た女』1947
山中貞雄『丹下左膳餘話・百萬両の壷』1935
エドワード・ヤン『牯嶺街少年殺人事件』1991
北野武『3-4X10月』1990
フランシス・フォード・コッポラ『地獄の黙示録』1979
三隅研次『座頭市物語』1962
エルマンノ・オルミ『木靴の樹』1978
成瀬巳喜男『浮雲』1955
レオス・カラックス『汚れた血』1986
鈴木清順『殺しの烙印』1967
ハワード・ホークス『赤ちゃん教育』1938
増村保造『青空娘』1957
アルフレッド・ヒッチコック『めまい』1958
中川信夫『東海道四谷怪談』1959
ジョン・カサヴェテス『ラヴ・ストリームス』1984
周防正行『シコふんじゃった。』1992
ジャン・ヴィゴ『アタラント号』1934
中原俊『櫻の園』1990
ジャン・ルノワール『ピクニック』1936
マキノ雅弘『鴛鴦歌合戦』1939
ジャック・ドゥミ『シェルブールの雨傘』1964
黒澤明『七人の侍』1954
カール・テオドア・ドライヤー『裁かるるジャンヌ』1928
阪本順治『どついたるねん』1989
サム・ライミ『スパイダーマン』2002
黒沢清『CURE』1997
ロバート・アルドリッチ『カリフォルニア・ドールズ』1981
青山真治『EUREKA』2001
D.W.グリフィス『散り行く花』1919
川島雄三『幕末太陽傳』1957
フランソワ・トリュフォー『アメリカの夜』1973
曽根中生『天使のはらわた 赤い教室』1979
マックス・オフュルス『たそがれの女心』1953
清水宏『小原庄助さん』1949
ジョン・フォード『周遊する蒸気船』1935
中島貞夫『狂った野獣』1976
バスター・キートン『キートンの大列車追跡(キートン将軍)』1926
石井輝男『直撃!地獄拳』1974
ジャック・タチ『ぼくの伯父さんの休暇』1953
大島渚『少年』1969
ロベール・ブレッソン『抵抗』1957
森田芳光『家族ゲーム』1983
ジャック・ベッケル『穴』1960
濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』2021
エリック・ロメール『緑の光線』1986
加藤泰『緋牡丹博徒 花札勝負』1969
ヴィターリー・カネフスキー『動くな、死ね、甦れ!』1989
是枝裕和『万引き家族』2018
ユーリー・ノルシュテイン『霧の中のハリネズミ』1975
村川透『最も危険な遊戯』1978
アッバス・キアロスタミ『友だちのうちはどこ?』1987
神代辰巳『赤線玉の井 ぬけられます』1974
チャールズ・チャップリン『キッド』1921
田中登『㊙色情めす市場』1974
ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』1973
吉田喜重『秋津温泉』1962
フリードリヒ・ヴィルヘルム・ムルナウ『サンライズ』1927
今村昌平『赤い殺意』1964
ロベルト・ロッセリーニ『イタリア旅行』1954
佐藤真『阿賀に生きる』1992
クリント・イーストウッド『許されざる者』1992
三宅唱『ケイコ 目を澄ませて』2022
フリッツ・ラング『暗黒街の弾痕』1937
想田和弘『精神』2008
ベルナルド・ベルトルッチ『暗殺の森』1970
岡本喜八『大学の山賊たち』1960
ヴィム・ヴェンダース『ベルリン・天使の詩』1987
宮崎駿『ルパン三世 カリオストロの城』1979
クエンティン・タランティーノ『イングロリアス・バスターズ』2009
中平康『狂った果実』1956
ジム・ジャームッシュ『ストレンジャー・ザン・パラダイス』1984
長谷川和彦『太陽を盗んだ男』1979
マーティン・スコセッシ『タクシードライバー』1976
柳町光男『十九歳の地図』1979
ラオール・ウォルシュ『白熱』1949
小沼勝『縄と乳房』1983
サム・ペキンパー『ワイルドバンチ』1969
深作欣二『仁義なき戦い 広島死闘篇』1973
セルゲイ・パラジャーノフ『ざくろの色』1969
澤井信一郎『Wの悲劇』1984
フェデリコ・フェリーニ『8 1/2』1963
大林宣彦『時をかける少女』1983
スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』1968
上田慎一郎『カメラを止めるな!』2017
チャールズ・ロートン『狩人の夜』1955
内田吐夢『飢餓海峡』1965
アンソニー・マン『ウィンチェスター銃’73』1950
岩井俊二『Love Letter』1995
ブライアン・デ・パルマ『キャリー』1976
大森一樹『すかんぴんウォーク』1984
ロバート・ゼメキス『バック・トゥ・ザ・フューチャー』1985
本多猪四郎『ゴジラ』1954
スティーブン・スピルバーグ『ジョーズ』1975
市川崑『犬神家の一族』1976
ウォン・カーウァイ『恋する惑星』1994
衣笠貞之助『狂つた一頁』1926
サミュエル・フラー『裸のキッス』1964
デヴィッド・リンチ『マルホランド・ドライブ』2001
アンドレイ・タルコフスキー『ノスタルジア』1983
イングマール・ベルイマン『野いちご』1957
ミケランジェロ・アントニオーニ『欲望』1966
ビリー・ワイルダー『サンセット大通り』1950
ニコラス・レイ『夜の人々』1948
ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』2019
ジェームズ・キャメロン『ターミネーター2』1991
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