見出し画像

満点満点満点パパのパスタ、いいものセレクションするのはらぁらのママ! プリティーライブ2022ウインター昼の部+窒息ナイトレポ


※12月4日の日程のタイトさにより少々前置きが長くなる旨をご容赦ください。

2022年10月9日
奇しくも仏滅が重なった不穏な朝の10時30分
全国一億人の嘆き哀しみを纏い、プリティーシリーズのアニメ放送はワッチャプリマジ!の最終回をもって11年半もの幕を閉じた。
プリマジの賛否両論は諸兄らと議論を交わすつもりは無いがこれは大変な事態である。
毎週of毎週あのカオスと笑いと感動に満ち溢れていたプリズムの輝きを我々はどこで浴びれば良いのか?女児アニメや筐体が衰退する一方の昨今、もはや女神と時は我々を救ってはくれないのだろうか?
いや、一つまだ一つ確かなエネルギーを持った救済の場所は存在しているでは無いか。

そう、プリティーライブが。

12月4日開催の2022年ウインターライブはなんとあじみ、コスモ、ジャニス、With、アンジュ以外のプリパラ-プリマジメンバー全員41名総参戦というとんでもない豪華メンバーで送る正にオールスターといえる様相である。(結構抜けてね?と思うだろうがコレでも奇跡的である)

その豪華さ故「これでライブも一旦終わるのでは?」と居ても立っても居られなくなった我々は即応募、チケットを勝ち取った。

そしてこの12月4日、界隈移りハードコア史に残るもう一つ重要なイベントが催される事になった。
今なお様々な意味で語り継がれる伝説のバンド、ヌンチャクの再々復活!そして彼ら主催の自主企画

「窒息ナイト」

がホームである柏Aliveにて執り行われるのだ。
自分の中でホルモンのルーツとして聴き始め、遂にはヘビロテ一軍になるももうライブを観ることは叶わないと諦観していたところにこの吉報である。7月のスプリットレコ発にてkamomekamomeを観られなかった身としても何としてでもチケットを手にしなければ生の向を観なければと悶絶グルーヴしていた。(サプライズで一応見たけど)
しかしAliveは狭いライブハウス、キャパはたった150人...更に対バンがあのBrahmanだというのだ、一度目の復活公演でリキッドルーム(キャパ1000人)が瞬殺されたと考えればどの程度チケットがプラチナ色に輝いているかは想像に難く無い。
相次ぐ当選発表の延期に身を焼かれ送られてこないやきもきを何度も味わいもう無理かと諦めた10月15日の15時38分、Gmailの更新で都部はふぶいた!今でも当選のメールで狂喜乱舞し兄貴の肉体温度と化した自分が昨日のことのように脳裏に想起される。

ついに今ここに恐らく人類史上初となる

プリティーライブ+窒息ナイト

弾丸ライナー極まる梯子が確定したわけである
※同じ行程だった人は握手!

白金に輝く2枚のチケットを握りしめ、私と友人(彼はプリティーライブ昼夜参加)は万感の思いで一路東京へ向かったのだった...

・プリティーライブ開場まで
前日確認したところなんと昼公演は今まで積んだ徳が活きたのかアリーナど真ん中に当選という僥倖。コレがライブ演出でとんでもない副産物を生む事に。
今回趣が全く異なるライブに間髪入れず参加、かつド冬の為

ツナギ+プリティーTシャツ
そしてその下に
GauzeのTシャツ+ズボン
で参戦
柏駅ロッカー前でツナギを放る算段である。

11時半ごろ今回の舞台である海浜幕張に到着。歩いてるうちにでかい建物が複数出現し、どれがどのメッセ?となりつつ進む。そしてクソでかいドリームシアター型のホールへ到着し昼公演のアリーナ席へ。そして入った瞬間頭に浮かんだ言葉は

「広くね?」

なにせ今回の幕張メッセ前回の八王子ホールの4倍以上の箱である。しかもホール/ドーム公演なんぞ学生時代に行った嵐以来なので早くも会場の広さに圧倒されつつ販促PVが映し出されたモニターを凝視し開演を待つ。

そして...

・プリティーライブ(昼公演)
お馴染みの出囃子(?)が流れ、ライブ開始!
オープナーを務めるは惜しくも来年3月末に解散予定のRun Girls, Run!。楽曲はプリ⭐︎チャンの始まりである「キラッとスタート」!わからなかったらやってみようなフレッシュチューンに続くは恐らく今プリティーシリーズで一番プッシュされている(爆) プリマジのれもん役:鈴木杏奈の「Chasing the dream」。アーティスト2連発で掴みはバッチリ。
そしてミラクル⭐︎キラッツの「ミラクルコースター」、Nonsugarの「リザーブ・ザ・リバース!」、しゅうかの「Miss.プリオネア」で右肩上がりで会場は沸き立ち上がる。
バックモニターの巨大さ故、贅沢に目一杯に映像の演出が組み込めるのがデカい箱の強み。キャラのライブ映像以外にも背景に力が入っている。
またこの辺りからやたら音が良いなと感じ始める。ホール等の巨大な会場ってなんか反響してあんま出音が良くないというイメージを勝手に抱いていたが低音も出て音の分離もしてて凄い好みのライブサウンド。
続いてファララの「サンシャイン・ベル」...あれ、ガァララもいるのになんでソロ?と困惑したところ後半で「りんりん♪がぁらふぁらんど」に繋がるという粋な演出が。コレ後程友人から聞いたところによると、夜はこの順番が逆になっていたそうだ。キャラの特性を活かしたセットリストにまた一つ驚き。ていうかよくこの曲デュオで踊りながら歌えるな。(ボス曲は大抵その感想だけども)
そしてメルティックスターの「Merry merry fantasia!」からあんなのソロ「ヒロインズドラマ」へ。こんだけビッグな雁首揃えたライブでソロとは流石赤城財閥と思っていたところに今回の目玉演出「トロッコ」が出現。会場の広さを活かし台車移動ですぐそこに演者が来る盛り上がり不可避なギミックが(パッと下を見たところ人力)。このトロッコ、本当に今ライブの目玉であり、演者が手に届きそうなほどの距離感まで迫ってくれる。そしてアリーナ席の場所がルートにピンズドな為一瞬にして価値がプレミアムへ。
しっかし勿論曲は良いが自分のツボはあの曲(SCSGやLa laとか)なんだよな...ちょいセトリがズレ気味だなと思っているところに高貴に嘶く六弦ギターの音が。

「嘘つきはTommorowの始まり」

うおおおおおおおおお!嘘つきじゃあああああああああ!!!
なんとリアルで聴きたい曲ベスト3に入ってる曲がビタで登場!この曲についてはほぼヘドバンしていたマイハイライト。
お次はマリオの「チョコレートアイスクリーム・トルネード」、いやーマリオ役の人あの声で歌ってロングシャウトまでキメてすげえな(流石に終盤キツそうだったが)
あまりの「カオティック・ハリケーン」の後現れるはガァルマケドンのみかんとガァルル、ここでふっかつのさばとa.k.a小芝居を挟んであろまの復活を祝いつつ「アメイジング・キャッスル」!ここ2回くらいのライブはソロで二人が繋ぎ、いよいよ今回ガァルマケドン復活と相成り会場の盛り上がりはピークへ。
ダークナイトメアのハードさ、だいあの高火力な歌唱の次はリングマリィ「インディビジュアル・ジュエル」!やっぱひみちゃんねるで見る時と違うなとあたりまえ体操を考えパッとサイドモニターを見たところスポットライトの関係でモニター横に二人の影が写り期せずしてとんでもなくカッコいい演出になっていた。あれは気付けてよかった。
続いてはレアキャラ・アリスの「Snshine smile」!生ファイルーズあいが会場後ろからトロッコに乗り出現。いやガタイいいな!美人だな!そこからAliveの「アドリブ・ディスティニー」へ。余談ながらここも昼夜で役割が逆になっていたそう。相もかわらず粋である。
そしてプリ⭐︎チャンのラストED「One heart」であれ?もう終わる?と思ったところにトリコロールのMC...あ、続くのね。NeoかMonかと思ったところにひびきの

「ふわり、ファルル。革命を起こそう。僕達の...新曲で!」

瞬間湯沸かし器の様に会場のボルテージはメッセの天井ぶち破り、所々で歓声が響き渡る。
※当公演の声出しは禁止されております。

曲名は「L'amour en Tricolore ~ラムール・アン・トリコロール~」。彼女達らしく大人びてエレガントで優しい、しかし確かな情熱を秘めて会場を愛で包み込むマグニフィセント楽曲だった。
嬉しいサプライズがあったところでお次はプリマジのコーナーへ。
初っ端TrutHの「Don't be afraid」!プリマジ内でダントツトップのこの曲を聴きたいがためにチケットを取ったというのも多少あり大盛り上がりin my heart。
引き続きライブ初出しのデュオ曲3連発を決めたところで空気が紅く一変。ディーヴァ:ジェニファーの圧倒的歌唱が光る

「Lux aeterna」→「Bilieve」

の二連発!いやあまりに他の人と発声含め違いすぎてたまげたね。オーラも半端なく流石ミュージカル畑出身!ともはや驚嘆しかなくサイリウムを振るのが精一杯。ちなみに周囲の人もハンカチを目に当てていた。しかしりゅーめとの絡みはそれを本編最終話でやりゃあよかったのに勿体ねえと別の感情を抱いたのは内緒。
ジェニファーの歌唱に涙ぐんだ演者にてプリマジの宣伝が行われた後まつり役の人による

「後半戦、いくよー!」というセリフにえ!?まだ前半だった!?と濃厚さに慄いていると懐かしいシンセサウンドが...

ご存じみれぃとらぁらによるポップチューン

「ま〜ぶるMake up a-ha-ha!」

またまたのレア曲にスタミナ切れ寸前のアリーナもぶち上がるぶち上がる。
そしてどんな意図なのか引き続くはゆいとらぁらの「ブランニュー・ハピネス!」。らぁらの人たらしぶりがわかったところでマイドリの「ピュアハートカレンダー」!!切ないメロで前向きな夢を描くこの楽曲も素晴らしい。Nonsu...じゃなくてゴーゴーマスコッツの「おやくそくセンセーション」でポップを繋げたところでアレンジで言うとトップクラスに強いソルル/ルルナの「Awaking light」!強烈なブレイクコアに乗る複雑な歌メロを難なくこなす二人に圧倒されつt

・幕間a.k.aケツカッチン過ぎる移動
はい、ここでタイムアップ。
少なくとも50分以上前に出なければアライブの入場抽選に間に合わないため、申し訳ないと詫びて横の列より退場(この時ダッシュした結果中のズボンが引っかかり人生一番レベルでズッこけ、係員より心配の眼差しを向けられた)
遠い!メッセから駅まで遠い!なんかいっぱい階段ある!とヤニ黒焦げた肺でヒーヒーに感じつつも駅到着!
順路を確認しようとナビタイムを開いたところ一番見たくない文字が

遅 延 が 発 生 し て お り ま す

ぎゃあああああああああああ
なんとこのタイミングで人身事故発生で30分以上の遅れが...
もう断腸の思いで抽選は諦め普通に行く事にした。
なら5時までに行けば良かったから昼の部見られたよ!人身で遅らせた奴もう天國行けねーからな!
残念に思いつつ駅のロッカーでGauzeTシャツとズボンへプリパラチェンジ。
つかゲンナマ使えねえロッカーってなんだよ!しかも単純に全然空いてねえし!みんな窒息予定なん?と焦りつつなんとか見つけて猛ダッシュ。
つーか柏駅からアライブまでもプチに遠い!
どっちにしろ間に合ってたかは分かりません
セルフ心臓破りになりつつなんとか会場到着の上入場。

・窒息ナイト
パンパンに詰められたAlive。一体全体幕張メッセの何分の一なんだと考えずにはいられない狭さである。そもそも札幌のライブハウスで直近行ったジッピーホールよりひとまわり狭いのにキャパを超えて詰められている緊急事態ぶりにもうこの時点で窒息3秒前。
スタッフさんの「マスク必須です。撮影禁止です、あと痴漢禁止です。発覚した場合は全部弁償して下さい(笑)じゃあ楽しいイベントにしましょう!」という心温まるアナウンスで暗転。会場の空気も更に薄まる!
そこで始まるは対バン一組目Brahman。
早くも会場は熱狂の渦へ。正直楽曲は勉強不足の為、コーラスをノリで歌ってたが、ラストVo.のToshi-lowのMC「バンドは永遠じゃねえ!」という一言と共にBa.から放たれた「泣きたいけれど泣けません!」
Gauzeの「日本は絶対死にません(正しくは曲名不明)」カバー!!!!この曲だけは声を大にして歌った。これだけでTシャツを着てきた甲斐があったと言うもんである。
というかモッシュはガンガンやってきましたがここまでダイバーが飛んでくるライブ初なんですけどもあんなに危険なんすね。一回マジなゲンコツと延髄斬り食らって脳にチカリとスパークが沸き、あっやべとなりつつ再度モッシュとダイブで起こされると言う相撲のテッポウ現象とアドレナリンで乗り切った。ちなみにコレはヌンチャクの最後まで続く。
そして15分程度ついに、ついに憧れのヌンチャクが登場!!!DVDでしか見たことのないヌンチャク、現役時代のモノは噂でしかライブのディテールを掴めなかったヌンチャク、伝説が今目の前にいる!!
Gt.ゴッチンとBa.小島さん再結成時からちょっと太ってる!Drs.リョウヘイ老けた!そんで高音Vo.クニ怖ええ!!!とアピアランスだけでハイになった私はなせがこの時モッシュとダイブを掻い潜り最前目の前までつけていた。
そして低音Vo.ムカイが「俺たちがKxCxHxC代表 ヌンチャク」とオーディエンスにぶつけ、開幕曲は再結成ライブと同じ

「都部ふぶく」!!!!

brahmanと同じかそれ以上に押され背中が軋む!マジで心臓が破れる!いや、破れてもいい!とクニの高音パートを叫び続ける。次の「人情ヴァイオレンス」から再度ムカイのMC。なんでも元々3年前のTosh-lowの電話を二日酔いのムカイが取った時からこの企画は始まってるらしい。喋るのも程々に「アナタBomb ワタシ爆死」、「気くばり大将」のショートグラインドチューン2連で再度会場は大爆発!一体全体わ゛っ゛がんない!と吠えまくる。そして個人的に聞きたかった「舌打ち生活」!!!!
きたああああああとばかりに頭を振り体をぶつけまくる!わっしょい!!
Deathfileのカバー「Indifferent」から再度MC。「もし痴漢があった場合柏で一番戦闘能力が高い二人に引き渡します」とToshi-lowとクニをさして「あっ...本当にこの人怖いんだあ」とチキる。「おお焼き場は命」のダッフルズ一歩手前なまた違う憎悪チューンとグラインド感満点の「ヌンチャクラ」、遅速の対比が楽しい「腕前アベニュー」で俺の声が聴こえるかー!?と叫び喉はガラガラ息はヒューヒュー。何回窒息するんだと曇り濡れ泥んだ眼鏡で目の前の光景を焼き付ける。ここらで初期曲も聴きたいなーと思った瞬間!

コンカンカン
ズギャ-ズギャ-
 
うわああああああああ
「アップ・フロント・ヴァギナ」あああああああああああああ!!

1stオープナーにして私がヌンチャクでも指折り好きな曲をピンポイントでやってくれるとは!もう喉の枯れなんて関係ない。ここでコメのうまさを叫ばないでどうするというのか

そして引き続きコレまたゴッチンのぶっといリフがドツボの「めおとチック」!!!休む暇がない。もうここで死ぬんだと覚悟の上喉を千切る。
「サラダ君」〜「黒ぶちロックンロール」〜「茶髪白書」の都部3連発では個人的トラブルがあり、なんとつけてたメガネがフロアに落ちると言う大ピンチが。奇しくもここで一旦演奏終了し隣の人に声掛けした結果なんとか無事だったがあと一曲でもやってたら私の視力はメガネと共に粉々になっていただろう。
そしてアンコール。観客の「最初からやってー!」と言う煽りにクニが「最初からは無理だなあ...」と呟くとすかさず「じゃあ2曲目からやってー!」と返され会場が爆笑に包まれる。
アンコールはまさしくヌンチャクのイチ代表曲とも言える「3コードで悪いか」からスタート。クニが私方面にマイクを向けてくれ、ここぞとばかりに叫んだ。つか叫んでばっか(爆)。「メタルショック」〜「くじゃく王」でりんぴょうとうしゃー飛ばしつつラストは柏アンセム「マラダイス」!完璧とも言えるクローザーに最後残り極薄0.01mmの力で暴れまくる!!ラストのもーういっぱい!の後全曲目が終了。
メンバー全員の礼とフロアの割れんばかりの拍手、そして残った熱気と汗で地肌に張り付いたTシャツがこのイベントの成功を象徴していたと思う。本当に楽しく人生史に残るライブだった。
そして汗まみれのTシャツで退出し、寒中耐久でグッズ購入を完了し会場を後に。
と言うことで窒息ナイト、最高でした。
ヌンチャク、BrahmanのメンバーとAliveのスタッフには感謝しかありません。本当にDVD以上の力を湛えてヌンチャクが戻ってくるなんて、剰えそれが見られるなんて露にも思わなかった。
この塵芥文を見てちょっと気になるなと感じた人はCDを買って聴いてみてほしい。異論あれど日本で最高クラスのラウドバンドだ。

いやー人生初ライブ梯子。多少のピンチはあれど最高だった(脳みそスポンジ)
体中痛いどころの話ではないがこの痛みも残った思い出と共に体の血肉となっていくんだろうと感じつつ瞼が重たいマイホームグラウンド北海道でこの文章を認めた。

プリティーシリーズ
ヌンチャク
どちらも大好きです。
ありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?