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博多ホームラン食堂(福岡市)


JR博多駅・筑紫口から徒歩5分ほどの『ホームラン食堂』

 JR博多駅・筑紫口を出て、オフィスビルがズラリと並ぶ通りを歩いてみた。ビルの1階部分はほとんどが飲食店。ここを訪れたのは13時を少し過ぎた時間帯で、ランチを終えたビジネスマン風の人たちがちらほら。夜はさぞかし賑やかな通りに変貌するであろうことが想像できる。私はといえば、「さあ何を食べようか…」と悩むわけではなく、目当てのお店に一直線。『ホームラン食堂』という居酒屋さんだ。昼はランチも楽しめる。このお店は一般社団法人日本唐揚協会が主催する〈からあげグランプリ〉の塩ダレ部門で3年連続で金賞を受賞したお店だ(受賞当時の店名は「チキンギャングス」)。

「チキン南蛮定食」と単品の「唐揚げ」


 店内の席に座り、メニューを確認して「唐揚げ定食」と単品の「チキン南蛮」をオーダー。すると「唐揚げは単品にして、チキン南蛮を定食にされたほうがお得ですよ」と店員さん。なるほど、よくよく確認してみるとそのほうが50円ほどお得だ。こういった心遣い、ありがたい。このお店は信用できそうだ。ごはん、スープ、サラダはセルフサービス。これまたありがたい。好きなだけ食べられる。欲張って生卵も付けてしまった私。

唐揚げはスパイスがいいアクセントに。衣はサクフワ食感


 唐揚げもチキン南蛮もバットに盛り付けられてお出まし。唐揚げは1個あたり50gほどはあろうか。いまトレンドのジャンボ唐揚げだ。衣はサックリフワフワの歯ざわり。ふりかけられたスパイスがいいアクセントになっていて、食欲のエンジンを全開にしてくれる。衣と肉の間にほとんど隙間がないほどの良好な接合状態。これはお見事。衣と肉の食感と味が混じり合いながら口の中で味変していくのを楽しめる。肉は塩唐揚げらしいあっさりさで、旨みが時間差で膨らむように広がる。これはウマい!さすが金賞を受賞するだけのことはある。チキン南蛮も1個がジャンボ。酸味はおさえめでほんのり甘さを感じるタルタルソースだ。
 

チキン南蛮。タルタルソースにはほんのり甘みも感じる

唐揚げとチキン南蛮、この両者は対極的な味わいだと感じた。交互に食べ進めれば味のギャップを楽しめる。これはごはんが進むな。おかわり自由なのがますますありがたく思える。私は1杯でやめておいたのだが…。

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