何がわからないのかわからない その2

このツイート

算数の問題なだけなのだが、結構めんどくさい。
さぞも当然のように「じゃあ果物はいくつある?」と聞けば良い、と答えがちだが教える側がこれを理解できるのかという問題がある。

教師「林檎5こ、みかん3こがあります。合わせていくつ?」
学生「先生、りんごとみかんは足せません。果物は合わせていくつってことですか?」
教師「?」

となったら元も子もないのである。これで教師がその学生を「足し算が理解できてない」と捉えたとしよう。

教師「じゃあこれならどうでしょうか。林檎4こと、林檎3こで合わせていくつですか?」
学生「さっきの問題はりんごとみかんという違うものを加算したものでした。この問題は林檎同士という同じものを加算しています。この問題はさっきのとぜんぜん違う問題なので出題して何をしたいのですか?」
教師「ライオンが3頭、チーターが4頭います。合わせて何頭ですか?」
学生「それ林檎とみかんをライオン、チーターに変えただけですよね。林檎みかんの問題と全く同じに聞こえるのですが、『果物は合わせていくつ』と聞いているのかと質問に答えていただけますか?」

と会話が全く成り立たない。
教える側の理解力も非常に問われるのである。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?