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日本について

こっちに来てから、見る地図はほとんどヨーロッパの地図。

ドイツってこんな形だったのかー、とか、ハンガリーとセルビアってお隣同士だったのねー、とか、ベラルーシってなんとも言えない位置にあるなー、とか……「大陸に住む人」の視点がなんとなく身に付いてきたような気が。

その状態で、改めて日本を見てみる。……画面をスクロールしてみる……まだここはカザフスタンくらい……もう少し縮尺を変えて……

画面の端に海が見えてきた辺りでようやく見慣れた文字。JAPAN!


ひたすら地図の上のユーラシアを眺め続けた後に見る日本は、小さい。東の果てで大陸にくっつくかくっつかないかというところに浮いている。島。

日本人って、こんなに遠くに、こんなに小さな島の上にいて……そう考えると、海外から見た日本(日本人)というもののイメージ、どう見られているのかな、という「イメージへのイメージ」も少し変わる気がします。

日本に住むのももちろん「陸に住む」ということなんですけど、それが島なんだなということにはあまり考えが至らない。石垣島とか宮古島とか聞くと「あぁ島、いいね、島、行きたいね……」なんて思うけど、日本自体立派な「島」。

最近は、出身の話をする時には「福岡、西の島の北にある街から来ました」と言うようになりました。


本とか買います。