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強力打線で首位キープ 青山学院大-駒澤大 東都大学野球1部春季リーグ戦第3週1回戦

2024.4.30 明治神宮野球場での東都大学野球1部春季リーグ戦第3週1回戦 青山学院大5-4駒澤大の観戦レポートです。

【青】渡辺、ヴァデルナ、鈴木-渡部
【駒】高井、中山、山川、村田-服部、渡邊怜
【三】小田(青)
【二】大手(福)眞邉麗、工藤(駒)

<得点経過>
【2回表・青山学院大】
1死後渡部センター前ヒット、続く小田のセンター前ヒットで1死1,2塁。青山のセンター前ヒットで1死満塁。大手のツーベースで2者生還、2点先制。なおも1死2,3塁。佐々木の内野安打で青山生還、1点追加。3-0。
【3回表・青山学院大】
1死後中田レフト前ヒット。2死後小田のスリーベースで中田生還、1点追加。4-0。
【3回裏・駒澤大】
2死後眞邉麗、続く工藤の連続ツーベースで眞邉麗生還、1点返す。4-1。
【8回表・青山学院大】
先頭の中田死球、犠打で1死2塁。2死後代打田中のセンター前ヒットで2死1,3塁。ワイルドピッチで中田生還、1点追加。5-1。
【8回裏・駒澤大】
1死後眞邉麗ライト前ヒット。工藤三振時に眞邉麗2塁盗塁成功で2死2塁。原四球で2死1,2塁。角田四球で2死満塁。渡邉旭の内野ゴロがエラーとなり2者生還、2点返す。5-3。
【9回裏・駒澤大】
1死後柳野レフト前ヒット。2死後眞邉麗の内野ゴロがエラーとなり2死1,2塁。工藤死球で2死満塁。原の押し出しの四球で柳野の代走小林生還、1点返すもここまで。5-4。

青山学院大

渡辺 光羽 投手(3年 金沢学院大付 177/77 左・左)

130キロ中盤の直球、カーブ、スライダー、ツーシーム、スプリットなどを投げます。

内外突く直球と変化球の緩急を上手く使う投手です。2周り目以降の投球を安定させて投球回数を増やしたいですね。

先発して3回2/3、2安打、6三振、2死四球、1失点。


ヴァデルナ フェルガス 投手(3年 日本航空 189/84 左・左)

130キロ中盤の直球、スライダーを投げます。テークバックで腕が隠れるスリークォーターです。直球が動き見た目以上に捕えづらい左腕です。

リリーフで4回、2安打、4三振、2四球、2失点。


鈴木 泰成 投手(2年 東海大菅生 187/79 右・右)

140キロ中盤の直球、カーブ、ツーシーム、スプリットなどを投げます。

直球は角度があって威力ありますし、スプリットは落差があります。直球の力で押せる投手で今後が楽しみです。

リリーフで1回1/3、1安打、3三振、2四死球、1失点。


渡部 海 捕手(2年 智弁和歌山 180/88 右・右)

力強いスイングから鋭い打球を放ちます。センター中心に打ち返してきます。捕手としても強肩が目を引きます。

7番キャッチャーで3-2(単打2、犠打1)。


初谷 健心 内野手(3年 関東第一 180/88 右・左)

バットコントロールが上手く打球をヒットゾーンに運んできます。守備の動きもいい選手です。

この選手はまだまだ伸びしろがあると思いますし、もう一段上のレベルを目指して欲しいですね。

3番ショートで4-1(単打1、四球1)。


小田 康一郎 内野手(3年 中京 173/85 右・左)

バットコントロールが上手く各打席ともしっかり捕えてきます。渡部選手といいこの選手といい下位打線にいると驚異に感じる選手です。

8番ファーストで4-2(三塁打1、単打1、打点1)。


大手 晴 外野手(4年 横浜 180/85 右・右)

パンチ力があってフォロースルーの大きいスイングから長打が期待できる選手です。再現性を上げたいですね。

1番DHで4-1(二塁打1、三振1)。


中田 達也 外野手(3年 星稜 177/80 右・左)

相変わらずのミートセンスで各打席ともしっかり捕えてきます。長打も打てますし、昨秋の毎時神宮大会のように1番を打っておかしくない選手です。今後も期待したいです。

6番レフトで4-1(単打1、死球1)。


青山学院大は第三週が終了して6勝0敗で勝ち点3の首位と優勝に一番近い位置にいます。

常廣、下村のダブルエースが抜けて戦力低下が心配されましたが、野手陣の充実が戦力低下を補っています。中田、渡部、小田らの下位打線が強力です。そこに加え上位に佐々木、西川のドラフト候補がいるわけですから打線は大学球界きっての強力打線でしょう。

投手陣がここまでのように粘りきれれば十分優勝できるでしょう。


駒澤大

高井 駿丞 投手(4年 広島商 186/86 左・左)

130キロ中盤~後半の直球、カーブ、スライダー、カット、スクリューなどを投げます。

内外突く直球と変化球のコンビネーションで打ち取ります。中盤から緩急を使うようになってから安定してきました。緩急を制球良く投げられれば抑えられる投手と思います。

先発して6回、9安打、6三振、1四球、4失点。


工藤 波音 内野手(4年 弘前南 176/65 右・右)

パンチ力があってしっかり振り切るスイングから捕えれば長打があります。守備での動きの良さ、強肩も目を引く選手です。

1番ショートで4-1(二塁打1、死球1、三振1)。


眞邉 麗生 外野手(1年 東邦 176/82 右・右)

しっかりと振り切るスイングで捕えれば長打があります。今後も期待したい1年生です。

9番レフトで4-2(二塁打1、単打1、盗塁1)。


駒澤大は第三週終了時で1勝6敗で勝ち点0と苦戦が続いています。

高井、東田の先発はまずまず安定しているので打線が課題でしょうか。打線の核となる選手が不在なのが苦しいところでしょうか。

昨秋の入替戦で驚異的な粘りを見せたチームですし、最後まで泥臭く戦って欲しいですね。



記録は手元の集計のため公式記録と異なる場あります。

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