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KRYNA Acca5 - PC・インターフェースに最適な電源ケーブル


音楽制作PC用の電源ケーブルって、実は長らく良いのが見つからなかったんです。
そんな、PCに向いた電源ケーブルがやっと自分の中で一つ見つかったので、その喜びをみんなに共有したい!
これはそんなエントリです。

■電源ケーブルの記事に結構反響があった

以前、「自腹で試した電源ケーブルの印象」をまとめたエントリーが、宅録で音楽制作をされている方々に好評で、その中でも実際にケーブルを導入された人から、特に最後に紹介したAET / 1302は大変好評をいただきました。

正直、そんな感想を眺めつつ「でしょ?でしょ?AET知名度ないけどめちゃくちゃいいでしょ????」と結構嬉しかったのですが、、、。

■「PC向け」だけは今まで納得いくものがなかった

実のところ、上記記事内で「これに最適!」と言及しなかった機材が一つ。

それが「PC」の電源

PCの電源、確かにケーブル変えれば音の感触は変わるんですけど、、、なんというか、ケーブルに付いている「色」が、尽く悪い方に作用する感じで、納得がいかない。
しかも、当たり前ですけどアナログ機材に対するケーブル変更に比べて効果も薄く、新規で色々試すにはコスパも悪い。
手持ちのケーブル何使っても「良くなった!」と感じることがなくて、多少の不満はありつつも、僕はずっと標準の黒ケーブルを使ってました。

■選ばれたのはKRYNA Acca5

そんな中、一念発起して「PCに向いているのは個性ができるだけ薄い電源ケーブルだ!」と当たりをつけて探した結果、辿り着いたのがこの子!

・KRYNA Acca5

(現在はAcca5-Lにアップグレードされています)

これが良かった!!
上から下まで変なレゾナンスが一切なく、非常にきれいな音。
その分個性は薄いので、場合によっては「つまらないサウンド」にも感じるけれど、前述の通り、ことPCに於いてそんな個性要らないワケですよ。

■KRYNAは吸音材・拡散材も優秀

元々僕の部屋の隅(天井右上)にあるピラミッド状の拡散材、これもKRYNA。
紙製でめっちゃ軽くて小さいのに、不思議なほど効きが良く、KRYNAの拡散材・吸音材はすごい気に入って使っています。

この拡散材・吸音材がまた個性ない感じで「スンッ…」って部屋が静かになるんですよ。
その効果を思い出して、「同じ系統の音なら効果がありそう」と、同社の電源ケーブル試してみたら「当たり!」って感じです。

余談ですが、KRYNAは僕の実家がある東京都町田市の会社のようですね。
(僕は生まれが盛岡、育ちは町田です

■用途はPC並びにオーディオインターフェースが良いかも?

そんなAcca5、「これだけ良いんだったら、同じく個性が要らないスピーカーにもいいんじゃないか?」と思って買い足してみたんですが、結論から言うとウチのスピーカーにはちょっと不向きかなって感じがしました。
その代わり、オーディオインターフェースに使ってみたら結構ハマった感じで、今はPCとオーディオインターフェースに使っています。

他のケーブルに比べてローの空間が広がる感じで、最初は40~50Hz辺りのベースの響きにビックリする人もいるかも?

※インターフェース用途は好みの問題も大きいので、導入は慎重に!

■スピーカーにはAET、PCとインターフェースにはKRYNA

ちなみに、以前「スピーカーに良い」と紹介して、結構色々な方々に実際購入もいただいているAET、

音が地味でインターフェースにはちょっと不向きかも?
みたいなことを書きましたが、今回のACCA5は逆で、同じように音は地味だけど、スピーカーには向かず、オーディオインターフェース、各種AD/DAコンバーター、その他モニタリング関連機材に最適な感じがします。

良くも悪くも「良さみ」みたいのは薄く、また「音のエッジ」みたいなのも極力出さないケーブルなので、アウトボードとかにはちょっと向かない。。。と僕は思う。
(マスタリング用EQとかならいいかもだけど

なので、今回のKRYNA / Acca5と、以前紹介したAET / 1302と組み合わせると、かなり強い環境が構築できるんじゃないでしょうか。
ウチの環境では、AETとKRYNAの組み合わせでかなり安定したセンター定位を実現できました!
AETに比べればちょっとお高めの(それでも業界内では普通か安い方)ケーブルだけど、気になった人は是非挑戦してみてください。

以上!

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