学生時代から通っているから40年くらいになる寿司屋がある。
雀荘で知り合った人に連れられて行ったのだけど、その時は東京の寿司屋ってこんなに旨いのかと驚いた。

その後、社会人になって仕事柄あちこちの店に行く機会に恵まれた。バブル時代だったから経費で都内の有名店は片っ端から行った。
が、この店よりも通いたいと思う店にいまだ巡り合えない。もちろん旨い店は山ほどあった。仕入れが違うのであるから高けりゃ旨いのは当然だが、ココは違うのだ。いやもうコスパを考えたら都内随一だと思っている。

ココのおすすめはヒカリ物、穴子、貝類。貝類とヒカリ物は注文があってから捌く。どれを食っても旨い。
穴子を食べられない長女を連れて行って穴子好きに変身させた事もある。家族経営の小さな店だから詰め込んでも15人ほどなので日々是満席である。
だから基本的に紹介しない。およそ40年間で連れて行った知り合いは数人しかいない。

で、タイトルにあるナイショの鮟肝がこちら。食べかけで申し訳ないのだが、格別に旨い。もう別世界の鮟肝なのだ。

一時ははまり過ぎて店の近くに引っ越そうかと考えたほどなのだが、いまは2時間近くかかる遠いところに住んでいる。それでも時間を見つけては足を運ぶ。
もはやココでしか会わなくなってしまった同窓生もいて、この前は三連休にもかかわらず、わざわざ大宮と横浜と市川から集合して痛飲した。
さて、次はいつにしようか。