ザッハトルテ
ニューイヤーコンサートの余韻に浸っていた新年ウィーンの夜、寒い中で長〜い行列を作っている人たちを発見する。なんだなんだ?と近づいてみると、そこは某有名ホテルのカフェなのでありました。あっ、なるほどと気づかされた58歳のオヤジです。
ザッハトルテの名前の由来がホテルにあったなんて少しも考えたこともありません。今更ながら少し恥ずかしい気になりつつも、せっかくなので話のネタにもなるし食べてみたいと思ったのでありますが、さすがに元旦の寒空に並ぶのはつらい。数秒間だけ悩んだ僕たちは、予定通りウィーンフィルの余韻はワインに限るとばかりに行列を横切ったのでありました。
その翌日、なんたら大聖堂を見た帰りにカールスプラッツ駅辺りまで歩いて帰ってきたら、再び僕たちの前に現れるホテルザッハー。
相方は行く気満々でニコニコしております。きっとインスタ映えを期待しているに違いありません。
はいはい分かりましたよ。せっかく本番に出会ったのだから食べて帰ります!ってことで少しだけ並びましたww
30分くらい並んだでしょうか。案内されて赤いカーペットの階段を登るとカフェが広がっています。
オジサンには決して居心地の良い場所ではございませぬが、メニューを開くと意外に納得の値段が並んでいるではありませんか。ぼったくられる覚悟だったのでやや拍子抜けしながら、お決まりのザッハトルテを注文。しばらく待つとチョコでピカピカにコーティングされたザッハトルテがお出ましになられたのでありました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?