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TrySailのライブがある時〜!ない時〜。


まるで某豚まんのCMのキャッチコピーみたいなタイトルなのはそれだけライブの有無によって自分の中から湧き出てくる笑顔の差に驚愕したからである。

2021年3月6日
今日は約1年半振りとなるTrySailのライブ
「LAWSON presents TrySail Live 2021"Double the Cape"」の日だ。

久しぶりの面々とたわいもない話をしているのもなんだか懐かしい。しかし、今からライブが始まるというのもいまいち現実味を帯びてなかった。今まで数々のライブやイベントが延期・中止を繰り返し、うまく気持ちが入っていかなかったのだろう。ただそんな不安な考えは一瞬にして消し去られた。

会場に入るとモニターには岬にそびえ立つ灯台から光が差し込み、さざなみと共にTrySailの楽曲が流れている。

そして、今回のライブは朗読劇から始まる。
1日目は5年前の「過去」を切り取ったストーリー。
タイムスリップした先は1stライブ開演前。不安に満ち溢れたTrySailに現在のTrySailが勇気を与える物語。
2日目は5年後の「未来」を切り取ったストーリー。
タイムスリップした先はTrySail スペースライブツアー「コズミッククルーズ」月公演の開演前。そんな未来のライブでは3人のシンクロ率が合格基準に満たないとライブが出来ない。そのシンクロ率が合わせるために未来の自分達に大切なことを思い出させる物語。

どちらの朗読劇も、今のTrySailを形成していく中で何が大事なものなのかを教えてくれた。3人で作り上げてきた今だから出来た朗読劇だと感じた。

そしてその流れでライブが始まる。

ライブ前の円陣・掛け声から始まったのは「Sail Out」
ライブの始まりを感じさせるこの曲で見せてくれた3人の笑顔が見れただけで涙が止まらなかった。
「BraveSail」では、コールが印象的なこの曲だが、客席から声を出せないのを加味してTrySailの3人のコールが流れていた。
「Baby My Step」(1日目)ではソロパートの時に他の二人が座りながら眺めているというのが新鮮で、「WANTED GIRL」(2日目)では声が出せない中でもコールの声が空耳が聞こえて来る錯覚を起こすくらいの盛り上がりを見せていた。

トークを挟んだのち「パーリー☆パーティ」で久しぶりのマカロンドラゴンの登場に笑顔していると、勢いそのままに「Truth.」「CODING」とダンスパート際立つ曲が駆け巡る。

ここからは衣装替えの合間を縫って、ポータルスクエアで募集していた「TrySailにまつわるメッセージ」が紹介される。みんなの愛の溢れるメッセージに心が温かくなった。

MCで感謝の気持ちが伝えられて始まったのは「あかね色」
久しぶりのこの曲から伝わる哀愁と圧巻の歌唱力に鳥肌が止まらない。
続きで「azure」「明日も晴れる」が歌われ、
歌詞から伝わってくる、人と人の繋がりの大切さを感じさせてくれた。2日目ではクラップしてみるなど新しい試みを忘れないのもライブあってこそ。これからもクラップしてほしいという言葉があったからこそ次のライブを期待してしまう。

初披露となった「うつろい」ではモノクロの映像で映るキリッとした表情の3人が可憐で「ごまかし」では幻想的な振り付けの中にステンドグラスを感じさせる照明がとても印象的だった。
そして、前奏が流れて始まったのは「コバルト」(1日目)
『果てない宇宙(そら)...』から始まった瞬間、全身が奮い立ち、声が出せない苦しさと戦いながら高揚したのを忘れない。
「かかわり」(2日目)を歌唱したことによって3曲続いたマギアレコードを彷彿とさせたセトリに愛を感じる。
「High Free Spirits」では、ナンスの咆哮の後にスカートをバサッと投げ捨て動きやすい格好にスタイルチェンジ!怒涛の盛り上がりを見せる!

MCの中で言葉にされた「ここから後半戦です」
現段階で大満足なのにこれぞTrySailライブの真骨頂。最初から最後まで楽しさで埋め尽くしてくれる。
「whiz」では回る振りが多いのもあって、回るたびに見えるメンバーカラーがポイントのスカートからは3人の美脚。個人的にはモニターに映し出されたナンスの笑顔が大正義だった。
個人的に好きな曲でもあり天ちゃんが推し曲とも言ってた「バン!バン!!バンザイ!!!」
サビ前を歌うのも忘れるくらい会場に向かって手を開けて全力で楽しんでいる天ちゃんを見てたら嬉しくて泣きながらバンザイしてたよ。
「Sunset カンフー」はサビのところの映像が蒙古タンメン中本感ありました。
「adrenaline!!!」の天ちゃんが「回る〜♪」でめちゃくちゃ回るめちゃくちゃ可愛かったし、「壁壊して〜♪」で綺麗なハイキック決めてるのがめちゃくちゃかっこよかった!いつもはジャンプして楽しんでたけどジャンプなんかなくても楽しいんだよ。歌詞の最後の「今が1番大好き」がライブの本質だと思います。
歌詞になぞられた言葉をぶつけ、「着いてこれる?」と問いかけた先に歌った最後の曲は「Free Turn」
1曲目のSail Outで3人が正面で始まって、最後のFree Turnで3人が背中合わせで終わるの気づいた瞬間、自分の中のエモが溢れ出すぎて心の中で絶叫してました。
こういう繋がりがあるのもライブだからこそ。


会場ではアンコールの拍手が鳴り止まない。
唐突にSail Outが流れ出し、モニターに映し出されたのは過去のライブがピックアップされた映像。映像化して売り出されているものは勿論、今まで世に出てなかった2016年のアマイセイルや2017年のアリーナライブ映像まで大盤振る舞い!
そのまま3人が登場し「Youthful Dreamer」が流れ出す。
モニターには5年前の1stライブの映像と今を切り取られた比較映像として映し出されていて、最初から応援してきた者にとって心奪われる演出となった。
「disco」(1日目)ではMCの時に『ライブでやる度に長くなってる』と言われていた通り、天ちゃんのソロパートで『一進一退しつこく行こう』はビブラート全開のロングトーンでまさかのサビ前まで歌いきりもちょとナンスが歌えない羽目に。もちょは思わず「おいっ!」とツッコんでました!
「僕らのシンフォニー」(2日目)は流れただけで感極まってしまうので終始泣いてました。ライブの終わりを感じてしまうんですよ。

最後のMCでは、TrySailのNEWシングルと雨宮天さんのNEWシングルの発表があり、各々の思いを話された後には「この幸せが夢じゃないなら」で締めくくり。歌詞がモニターに映し出されて、歌がそのまま体に染み渡るような感覚。

今回のライブで「ありがとうをありがとう以上に伝える」ということを仰っていて、「この曲みんな好きだろうな」とか「何時間も会議してセトリを決めた」ということを聞いて、ライブが出来ることが当たり前じゃないという気持ちが伝わってきました。そういうことが感じられただけで本当に嬉しく思っていて、僕らは一緒にライブを作っているのだなと喜びに満ち溢れている。みんながみんな辛い思いをしていたはずなのに、MCでは楽しい、嬉しい、笑顔とかポジティブな言葉でたくさん溢れていて、もうそれだけで参加してよかったと思える。ご時世的にはライブに参加するしないを判断するのは難しかったかもしれないが、ライブだからこそ味わえる空間がそこにはあるということを再認識させられた。ここ一年半感じられなかった会場での盛り上がりもそうだし、Twitter上での盛り上がりも自分の人生では無くてはならないもので、TrySailのライブがキッカケでこの楽しい空間を知ることが出来たのだから手放したくない。直に目の当たりにするTrySailの3人は本当に輝いていて、同じ空間にいれるからこそ伝わってくる感情が沢山あるのだ。本当にライブでしか感じられない笑顔がそこにはあって、好きな人が楽しそうにしているを見てるだけで自分が楽しくなることは生きてる上でそうないと思う。自粛期間中に3人は自分が出来る限りの活動をしてくれていた。ただそれでもライブで3人の笑顔で元気な姿を見ることが1番嬉しいのだ。それが僕らの元気に繋がっている。規制なんて感じさせないくらい本当に楽しくて笑顔になって楽しんだライブでした!

TrySailのライブがあることが僕にとっての幸せです。

kaguya

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