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「足りないのは思いではなく“スキル”」#講師録 002

こんばんは。

かぐやです。ずーっとモヤモヤして沈みそうな勢いで午後はひたすらベッドで寝ていました。笑

#身体は元気なはずだが精神がやられそう
#悔しさが何より一番大きいです

理想を語り、現実を見て、自分の未熟さに何とも言えない悔しさを覚えている今日この頃です。

そんな中、昨日『夢みる小学校』を観てきました。

つい先日、経産省主催の「未来の教室」で映画についての対話会がされていました。

「この映画は観たいなぁ」と思っていたところ、土曜日に公開されて「早速映画を観た」という方の投稿を見て、「よし!明日行こう!」と思ってチケットを取ったのでした。(我ながらの行動力)

たまたま、茂木健一郎さんとオオタヴィン監督のトークライブの回があったのでその回に参加しました。

何をそんなに焦ることが…と思うかもしれませんが、最近僕が学校現場でモヤモヤしていることを紐解くヒントがそこにあるだろうと思ったのです。

この思考の流れを掴むかのように舞い降りてくるイベントの波に乗ろうという目論見でした。

対談を聞いて、映画を観て、そしてまた対談を聞いて、きのくに子どもの村学園長の堀真一郎さんの書籍を読んで、ようやくこのnoteに言語化をする気持ちがつきました。

モヤモヤしていることとは

そもそも、僕が何に最近モヤモヤしているのか。

モヤモヤにはいろんな視点があると思います。先日の子育て教育コミュニティ「つみき」における若手教員×保護者の対話会でもいろんなお話をしながら、整理してみたところ、具体的に感じている課題感はこのようになりました。

端的にいうと、僕自身が授業にワクワクすることができていないし、子どもたちにワクワクを届けることもできていないと感じるし、「気楽に自分のペースで(多少はそれぞれのやりたいやり方で)学習しているだけ」になっているなぁと思っています。

それを環境のせいにはしたくない。でも自分にできることが何かよくわからない。もどかしい。そんな気持ちでした。

映画『夢みる小学校』を観て

まず、映画全体を通して、本当にいろんな感情が溢れてきました。

子どもたちがのびのびといろんなことに挑戦していることに対する感動や喜びの感情、大人と子どもが対等に関わり、職員室に子どもたちが自由に出入りし、たくさんの愛に溢れる空気感への羨ましさ、今自分が置かれている環境における学びのあり方とのギャップに対する悔しさ、申し訳なさ…

映画の中である子どもが「ここにきて初めて自分が自分のままでいていいんだって思いました」という言葉は本当に胸に響きました。

デューイ
「子どもの教育は、過去の価値の伝達にはなく、未来の新しい価値の創造にある」
「教師の側から知識を授けるよりも、まず知識をもとめる動機を子どもたちがもつような学校が、真の学校である」

学群時代に教育基礎学で触れたであろう、デューイの思想。こういった思想を元に開校され、今や世界からその現場を見に来るという…

「目の前の楽しいことを追求するため」に必要な知識・技能を自ら身につけていく。プロジェクトを通して必要性に駆られて算数や国語など系統的な学習の内容が重要になっていく。

「将来のため」ではなく、今楽しいから学ぶ。その流れが実に“自然”なところが好きだなぁと思いました。

ワクワクとモヤモヤを同時にグアアっと感じさせてくれる素敵なドキュメンタリー映画でした。

あと5回くらい観たい…。

(この記事をご覧のみなさまにも観ていただきたい作品です)

そうじゃない…足りないのは〇〇だ

最近特に、この理想と現実の話について大先輩の安部さんが書いてくださっているのですが、ずっとそういう視点もあるんやけどなんかモヤモヤするんよなぁと思っていて…

でも昨日の記事を読んで、「あぁそうか」と落としどころがわかりました。(毎度のことながら、安部さんありがとう。)

学校という箱の中で扱えるものの数や種類に制限があり、環境のせいにしたくもなりますが、自分ができることとできないことがあって、今できることに目を向けてやればいい。

実にシンプルです。

でも、そこで今できることを考えて実行するための努力していない自分がいて、それをただ対話で解決しようとしていた自分がいたということに気づきました。

違う、違う…。そこじゃないと思いました。

つまり、モヤモヤを解決するためには自分ができる引き出しを増やす必要があって、それは自分の具体的な“スキル”を磨くということです。

僕の今の持っているスキルではいくら対話をしたところで、モヤモヤを解決できない。だから、極めて具体的な試行錯誤をするために対話をし、今足りないものを具体的に見出して改善していく必要があります。(まだまだ自分にはこの力がない)

ということで今回は具体的な現状と今後のアクションプランを書き起こしてみたいと思います。

現状と課題

【Mission】
子どもたちがワクワクして主体的に学びに向かう環境をつくる

【Vision】
子どもたちが今を楽しく生き自分の意思で人生を切り拓いて幸せに生きる

僕が一部分でもできていること

◇子どもたちがやることを選択できるようにしていること
→問題の種類、手段の選択

◇子どもたちが求める〇〇に応えること

◇子どもたちに任せてみる(信じる)機会
→アンケートフォームの自由作成・ワードやエクセルの活用を理由なく止めない

◇他の先生に報連相すること
→日々の様子を他の先生に共有している

僕があまりできていないこと

◇具体的な試行錯誤
→書籍や指導案サイトなどからのインプットが少ない

◇現場の先生方に相談
→どうしても現場での教育のあり方が違うなと思う(環境が整っていない状況で限界がありあまり希望を持てない)(でもそのことすら相談すればいいのでは?)

◇教科書“で”教える力
≒教材を面白く伝える力
≒彼らの興味を惹くほど自分が教材から魅力を感じる力
→インプットや選択肢が少ない

◇彼らの興味から学びへと結びつける力
≒教室内にあるものを活用して体験する機会を創出する力
→上に同じく

アクションプラン

僕に足りないところを補うことができれば、確実に今よりはもっと子どもたちに楽しいから始まる学びを届けることはできる…まずは自分ができる選択肢の幅を広げるためにインプットをしようと思います。

インプットのための対話も必要ですが、自分でできることもやりましょう。(自分へのメッセージ)そして、インプットだけではなく、次のステップに向けてできることを書き出すアウトプットも。

(アイデア抽出)
✔︎教室にある教材を全て書き出す(環境整理)
✔︎単元の指導案を検索する(ネット活用)
✔︎学校のことを知る(ファイルを漁る)
✔︎自由進度学習やけテぶれ、その他ツールを知る(書籍等)
✔︎子どもたちの興味から何ができるか書いてみる(興味を深める選択肢)

(対話の場)
✔︎子どもたちと対話する
✔︎先生方に具体的な相談をする
✔︎保護者とやりとりする時間をつくる
→できれば定期的な対話の場をつくりたい
(ここまでだとかなり抽象的…)

(発信)
✔︎子どもたちの成長の様子をTeams(メール)で毎日発信
→毎日ではなくても毎週発信する
✔︎学校の先生方に教育の情報を発信
→管理職の先生に許可を取ってみる
✔︎学んだことをnoteなどで発信

まだまだ具体的なところも考えられるでしょうが、とにかく明日から動いてみます。

足りないのは思いではなく“スキル”。

長くなりましたが、終わりはサクッと。はぁ、疲れた〜。まだまだもがきます。