2022年9月3日 ONE PIECEの感想を徐々に書く(アーロンパーク編まで)

無料公開開始から2日で100話手前まで読んでしまった……!!


仲間集めが悠長

 仲間集めに11巻もかけるのがめちゃくちゃ悠長で怖い。仮にすぐに打ち切られたら半ば冒険が始まる前に終わってしまうわけで、これだけの分量を序章にするのは覚悟が決まりすぎだ。作中でも「ここで死ぬなら所詮おれはその程度に過ぎなかったということだ」みたいな悟りは感じるけど、誰よりもそう思ってるのは尾田先生なんじゃないか?
 それとは別にむやみに長い戦闘が自分は好きじゃないことに読んでいて気づいた。3話以上かかる戦闘は苦手。好きじゃない。ワンピースに限らず。

懸賞金とかいう神システム

 あまりにも画期的すぎる懸賞金とかいうシステム。
 大雑把にたとえるなら戦闘力なんだけど、実際には所業の凶悪さや海軍上層部の思惑、海賊としての権威や存在感も加味されていて、単純な戦闘力とも関連しているけどイコールではなく、とにかく情報が濃い。
 初登場時点では世界政府の存在が出ていたかはうろ覚えだけど、たとえ世界政府がなくても指名手配である以上は世界的な知名度としてもたぶん機能する。
 群像劇のような路線を可能にしたのはこの懸賞金システムがあったからこそだと思う。たぶん。

その他の感想

・首領クリークは重武装すぎるから、本来なら相手の攻撃を誘導して海に落とすタイプのボスだったと思う。マリオ64のクッパみたいなもん。
・ネタバレ:ジンベエ以外の魚人空手は雑魚らしい。
・再序盤から登場していた謎の女が一番最後に仲間になるの、やっぱり良い。問題はこんなに悠長な丁寧さは通常なら許されなさそうなことだけど……。
・この時点で能力者がバギーしか登場していないの、ストイックすぎる。能力アリのバトル漫画なのにこんなに出し渋って、編集部がこれを許したのか……(結果的に神がかったインフレ抑制になっているけども!)

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