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イベント出店の一日の流れ~弥彦マルシェ~

先週、東京夢の島アリーナでイベント出店させてもらったのは記憶に新しいが、今週は地元新潟の、さらに地元の地域のマルシェに出店した。
出店した、というよりは、もともと嘉平豆腐店として出店するイベントの一つが今日あって、たまたま今週末、僕が実家に帰っていたので、ちょうどいいので手伝いに行ったということだ。
新潟県に在住でない方には、何のことやらさっぱりだと思うが、それなりに楽しくて気が付いた点もあるので、「そんな世界もあるんだー」くらいの心持ちで流し読んでもらえればと思う。

弥彦マルシェ

弥彦マルシェとは、新潟県西蒲原郡弥彦村の、弥彦観光協会が主催するマルシェのイベントで、今年から始まった新しい取り組みである。
そもそも、この弥彦という村は、地方自治体の財政悪化から市町村合併が進む中で、新潟県で村として残っている、数少ない村の一つである。
(確か、村として残っているのは4つだけになっているはず。)

弥彦は、温泉・神社・競輪・山など地場産業が非常に豊かで、年始の初詣や春の桜祭り、秋の紅葉など四季それぞれで楽しめる素晴らしい村である。
JRは弥彦線という線が通っており、弥彦駅は、嘉平豆腐店の最寄りの吉田駅から2駅という、非常に近い立地にある。
(個人的には、そろそろ、2時間に1本という、非常に田舎感のあるダイヤ構成を、せめて1時間に1本くらいにしてほしいと思っている)

弥彦マルシェは、弥彦地区周辺の飲食店・雑貨屋などが駅前広場で出店するイベントで、今年4月~6月で開催されている。嘉平の豆腐も、ここで出店させていただいている。
弥彦マルシェのイベントページはこちら

マルシェ出店の一日の流れ

マルシェが開催されるのは基本的に土日なので、出店する側は休日だろうが関係なく、朝から準備を始める。
まずは、マルシェに持って出る商品の個数を数えて、個数チェックできた商品から順番に移動販売車に積み込んでいく。弥彦マルシェに出るのは今回で3回だったので、個数の感覚は姉や母親が大体把握していた。(実はこの、売れる個数の予測がめっちゃ大事。)
商品以外にも、試食用の皿・スプーン、商品POP、のぼり、おつり、などなど、必要な備品を積み込んで、会場目指して出発。

会場に着いたら、受付、挨拶を済ませて、店構えの準備を始める。今日は10時から開始だったので、9時に会場入り。
今日のイベント限定のいなり寿司も並べて、店構えはこんな感じで完成。一緒に映っているのは姉である。

今日の売れ行き

事前に母親からは、「ゆったりした開始で、お客さんがそんなにごった返すこともないよ」、と聞いていたが、本当にその通りだった(笑)。
なぜなら、村の中心に新しくできた広場があり、そっちのほうに人が集中していたから。僕も昼休みに見に行ったが、足湯があったり食堂があったり、なかなか盛り上がっていた。食堂で食べた肉うどんはなかなか美味しかった。

ただ、人通りは少ないとはいえ、何か食べるものをめがけて来ている人は多かったので、その場で食べられるようないなり寿司は、用意した30パックが15時までにはほぼ完売した。あとは、湯葉やおぼろ豆腐が結構売れた。特に、この地域では生湯葉はほとんど流通していないので、買ってくれる人はみんな、「生湯葉って珍しいよね~~」と言ってくれた。
お客さんは、子供連れの家族が一番多いようで、次いで地元民、カップル、外国人観光客、の順だったような気がする。外国人が来たときなんかは、英語が一定喋れてよかったなあと思う。
(中国人に、「Do you have honey to put on tofu?」と聞かれたのには驚いた。さすがにハチミツなんか用意してませんよ。。)

僕は一足先に店に戻ったが、売上は思ったほど悪くはなかった。天気も良かったし、途中で涼しくなってきて豆腐を持ち帰ることにも抵抗がなくなったこともあるのかなあと思う。

イベントを分析してみたい個人的願望

2週連続で、全く雰囲気の異なるイベントに豆腐を出してみて思ったのは、イベントによって来る人も違えば売れる商品の種類・量も全然違うということである。
イベントに出店することが多い人だったら当たり前のことだと思うが、僕ら豆腐屋にとっては、その日売れる商品がどれくらいかをできるだけ正確に把握することがすごく大事。なぜなら、一度外に出した商品は傷みやすく、日持ちしにくくなるから。余るか余らないかのギリギリの量を予測できれば、逆算して製造量もコントロールできるし、効率よく売上も立てられる。

イベント来場者数と、実際に店の前を通って興味を示した人、そして、実際に商品を買ってくれた人。
この人数が大体わかれば、各イベントの来場者特性が分かって、売れる豆腐の量を大体推定できるんじゃなかろうか、とか考えながら、新幹線で眠りに落ちた日曜日だった。
(14週目終わり)

p.s.
5月の仮説検証:「自社ECサイトをホームページにつけたら反応はどうなるか??」

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リリースしました!!!
母数少ないので、6月末まで検証続けますー。

▼嘉平豆腐店注文ページはここから。
https://www.kaheitofu.com/shop

▼注意点
※お届け日の曜日は、「土日月」とさせていただいております。
 日付選択するときには、「土日月」の日付を選んでください。

※注文日が火曜日を過ぎると、豆腐の製造段取りの都合上、お届けは次週となります。
 「次週の」「土日月」で日付選択してください。

※月曜日までの注文は、「今週の」「土日月」から選択できます。

※送料・代引き手数料も込みの値段です。これも近々記載します。

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