現実を漂う
ゆらりゆらり
もう苦しくなっちゃうようなリアルを歌う歌がある。思わずあの人の温もりを思い出してしまうような。そんなリアルな歌がある。
まるで一瞬天使が舞い降りてきたかのような
幸せに満ちたその瞬間は、
頭の中が一瞬空っぽになって
空を舞うようなそんな気持ちになって。
現実に戻ることが少し面倒になる。
このままでいられたら。
ううんもうとにかくめんどくさい。
このまま満たされ続けたい。
お願いほっといて、
そのうち満たされることにも飽きて、
わたしは外に出るから。
今日はこのままがいいの。
必ず大丈夫だから、
わたしを信じてはくれませんか。
でもまだ地球は、ただ満たされるだけの人を救うほど愛の温度が高くないみたい。
でもまだ人間は、何かを食べなきゃ生きていけないみたい。
でもただ魂だけが変わらない。
ゆらりゆらり
ただそのリアルにリズムが付いているだけで救われる。そんな朝がある。
体を揺らしているうちに魂が現実に戻る準備をする。体が意識を取り戻す。
ゆらりゆらり
ぎゅっとなるような音楽を。
きゅんっとなるような毎日を聞いて。
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