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モノクロ / fpとGRの差別化

GR3x ソフトモノクロ




fpを購入してからGR3xでの撮影が少なくなってしまった。
というのも、どちらも気軽に持ち出せるカメラであるものの、やはりフルサイズで撮る写真はとっても素敵に感じてしまうからだ。
(勿論GRでの写真も大好きだが、GRで撮り慣れてしまっていたのも理由のひとつだと思う。)

fpがもっと重くて大きかったらこんなことにはなっていなかったという嬉しい誤算ではあるものの、やはり最初に撮る楽しさを教えてくれたGR3xをどうにかして活かすことは出来ないか、と考えた。

考えている時に、内田ユキオさんが

「シャッターを切った瞬間にしかスナップは存在しない。だからRAW現像もしたくないし、トリミングも基本的にはしない。」

【SENSE】VOL.6 内田ユキオ YUKIO UCHIDA

と話していたことを思い出した。(11:49〜)

GRに惹き込まれ、買う前にいろいろ調べていたけど、やっぱりJPEG撮って出しが良いというのは惹き込まれた理由のひとつだったと思い出した。
GRユーザーはカラーコントロールでポジフィルム調、ネガフィルム調、そしてモノクロのハードモノトーンを褒めていた。

モノクロで撮ることに対して、少し苦手意識を持っていた。
多分色の濃淡を見極めるのが苦手なんだと思う。
だけど私は光と影を撮るのが好きで、そういう写真が好きな人はモノクロを撮ってみると良いというツイートがTwitter(X)のおすすめで流れてきた。

GRのモノクロには4種類あるから、褒めている方が多いハードモノトーンが合わなくてもほかを試せば良いとも思った。
私は柔らかい光の表現が好きなので、試しにソフトモノトーンで撮ってみた。

JPEG撮って出しを見た時、こんなにも柔らかく光を表現出来るモノクロがあるのか…と思った。
それと同時に2色でしか表現されない世界に持っていた苦手意識が少しなくなった。

そしてJPEG撮って出しでもこんなに素敵な写真が撮れるGRはやっぱり強いと感じた。

fpでは基本RAWで撮り、その後RAW現像をしている。
GRでも同じように撮るとなると単純計算で2倍量現像しないといけなくなる。
もしかしたらそれが負担になっているのかもしれないな、とも思った。

この2つの考えを経てから、GRはJPEG・ソフトモノトーンで撮るようにした。
そうするとfpとの差別化ができて、GRで撮ることが増えた。

写真を撮る時は素敵な光や可愛い影を見つけるようにしている。
カラーで撮ったあと、モノクロで撮りたくなる。

そして今猛烈に後悔している、GRを持ってきていないことを。

奈鳥

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