ヤマノ

コンテンツ企画・制作・運用をしてたアラサー。いまはPRプロデューサーのお仕事。

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最近の記事

三十路を超えて、うつ病カムバック

息をする。 ローテーブルに置いたPCに 這いつくばるような体勢で仕事をする。 去年6月の私の姿。 お風呂は入れない。 だから、コンビニにすら行けない。 Amazonでカップ麺をバカほど買う。 深夜に差し掛かった頃、 CoCo壱の10辛や中本の北極ラーメンをUberで頼む。 1.5ヶ月間の残業時間150時間超。 そこから1年、うつ病に困っている。 カムバックしてしまった。 しかも、重い感じで。 最近は薬の効果もあって“マシ”になってきたので、うつ病体験をまとめようと思う

    • 恋のはじまりが消えてくれない

      まだ恋とは呼べないけど、一緒にいたいと思える人に出会った。私には滅多にない出来事で、友人にも驚かれた。 出会いは、バレンタインデーの次の日だった。 2月にしては暖かくて、恵比寿駅から30分ほど歩いて古民家カフェでランチをした。 距離感は近いけど、不快感はなくて。 押し付けがましさや強引さがなく、ただひたすらにオープンな人…というのが第一印象だった。 きっかけは婚活アプリだった。 出会い無精な私は挑戦しては1週間であきらめるから、今回も期待なんてしてなくて。でも、偶然に

      • 佐藤健って名前は、LINEと最高のマリアージュ

        夜の銀座で、アスファルトに両膝着地を決めるとどうなると思いますか? 左右の膝にタンコブができるんですよ。 本日銀座の往来のど真ん中で、見事に足をくじいて全体重を両膝で受け止めました。やさしいオネエさんが、「大丈夫?痛かったよね?」と声をかけてくれました。 ……これが、会社から帰宅途中の出来事。 でも、本日の不幸はこれだけじゃない。 業務中はSNSの仕様が原因のトラブルで、ほぼ丸一日対応に追われて。 新型コロナウイルスが原因で延期になったライブのチケットを発券しそびれ

        • 純度1%の気持ちが、蜘蛛の糸なこともある。

          素直に優しくいられる人が羨ましい。 胡散臭さなく誠実でいられる人が羨ましい。 そういう人を見ると、なんだか別の生き物に感じてしまうけれど、彼らが本当に純度100%かなんて私は知る由もない。 ただ一つ確信できるのは、純度1%の思いがきっかけでも、最良の選択だったと思える過去があること。 ---------- 元日の新幹線に乗ったことがある人は、滅多にいないと思う。 帰省ラッシュでギュウギュウだった数日間が嘘のように、自由席に座る人はまばらだった。 地元の駅を発つ前に

        三十路を超えて、うつ病カムバック

          “生活”が消えた6ヶ月間。

          “生活”を難しいと思ったのは、はじめてだった。 生きづらさや馴染めなさを感じることはあったけど、それとも違う感覚だった。 この半年間は、私の人生から“生活”が消えて、私の人生も消えた。 平日は9時に家を出て、0時に自宅に戻る。そこから更に2時、3時まで仕事をして、パソコンをベッドに持ち込んだまま気絶する。5時には目が覚めて、残った作業を少しして、7時にシャワーを浴びる。身支度を整えたら、身体を引きずってオフィスへ向かう。 目を覚ましている時間の9割が仕事だった。1割は命

          “生活”が消えた6ヶ月間。

          “好き”よ、おかえり。

          “好き”が、私のもとへ帰ってきた。 まだ気まぐれに出かけるけど、それでも帰ってきてくれた。 “楽しい”も、帰ってきてくれた。 1日のなかで30分くらい顔を出してくれないけど、それでも帰ってきてくれた。 “好き”と“楽しい”が帰ってきてくれたことで、幸せな時間がすごく増えた気がする。笑顔でいられる時間が増えた気がする。 心療内科に通って2ヶ月以上。中等度の鬱だと診断されて1ヶ月半。案件の調整が行われて仕事以外の時間を確保できるようになってきた。 段々と良くなってきた感覚

          “好き”よ、おかえり。

          拝啓、一年後の私へ。ふがいない、わたしより。

          蔵前に、《自由丁》というお店がある。 そこでは、一年後に届けたい手紙を書くことができる。 送り先は大切な誰かでもいいし、一年後の自分でもいい。さらに、誰宛でもない手紙を書くのもいい。 もし一年後に届く手紙を書くとしたら、誰に宛てて書きたいだろう? わたしは、一年後の自分に向けて言葉を綴った。 というのも、私が自由丁を訪れたその日は、20代最後の誕生日だったから。30代になったばかりの私に、取り留めのない言葉を贈った。 思えば28歳は慌ただしかった。 転職先の内定が出

          拝啓、一年後の私へ。ふがいない、わたしより。

          秋のバラ

          秋のバラ

          酔っ払いすぎて、中野坂上と中野新橋の無限ループにハマってる。(荻窪方面に行きたい)

          酔っ払いすぎて、中野坂上と中野新橋の無限ループにハマってる。(荻窪方面に行きたい)

          罪悪感で「弱ってる」と認められない。

          「中等度のうつ状態ですね。バウムテストでも、辛いんだなぁという結果が出ています」 2週間前に心療内科で受けた検査結果が返ってきた。 ここ最近の状態を答える質問に、事実のみを答えたテスト。選択式で、5つくらい選択肢があったかな。 ◽︎寝つきが悪い日が週にどれくらいあるか ◽︎喉が詰まるような感覚がどれくらいあるか ◽︎悲しい気持ちになることがどれくらいあるか こういうテストって難しい。 どう答えれば悪い結果が出るのか、わかってしまう。だから、事実だけど答えることに罪悪感

          罪悪感で「弱ってる」と認められない。

          弱くなれないって、最強に弱い。

          弱くなるには、強さがいる。 ゴリゴリのメンタルゴリラみたいな強さではなく、しなやかな強さが。 弱さを表に出すには、「弱さを出しても、自分の大事な部分は傷つけられない」という、最低限の自信・確信が必要だと思う。 “傷つけられない”というのは、別に「相手が許してくれる確信がある」という意味ではない。 「たとえ誰かに傷つけられたって、その傷の届かない心の深い部分を包んでくれる人がいる」という確信があるということ。 それは、家族だったり、恋人ってだったり、友人だったり、ペット

          弱くなれないって、最強に弱い。

          おいしいと思う、楽しいと思う、好きだと思う、がムズカシイ。

          ただ純粋に、おいしいと思う。 ただ純粋に、楽しいと思う。 ただ純粋に、好きだと思う。 そんなことが、ムズカシイ。 人間らしい感覚をどこかに置き忘れたみたいで、暮らしにも心にも余白が足りない。 心が揺れるには、揺れるためのスペースが必要だと思う。そして仕事が逼迫すると、そのスペースがなくなってしまう。感情がぎこちなくなって、どんどん無味乾燥になってくる。 生きる時間がほしい。 そんな願いを持ってしまう社会人生活は、少なくとも私にはしっくりこない。 秋の晴れた日を気持

          おいしいと思う、楽しいと思う、好きだと思う、がムズカシイ。

          チンゲンサイがNGなんだって。

          今わたしは、チンゲンサイの真っ只中にいる。 チン:沈黙する ゲン:限界まで言わない サイ:最後まで我慢する これが社会人として一番してはいけないことらしい。でもこれって、マネジメントやチームワークが足りない環境だと難しいと思うの。 わたしのいる会社は、制作チームが疲弊している。 創業10年ほどのベンチャーで、従業員の半数が社歴1年未満。ノウハウはもちろん、教育体制も確立できていない。しかも、全社員の半数以上が新卒で入社している1〜3年目。 そんな会社に人をマネジメン

          チンゲンサイがNGなんだって。

          お金で買えないのは、時間じゃなくて精神的エネルギー。

          時間はお金じゃ買えないから、貴重。 そんな言葉を聞くけれど、実際は少しだけ買える。物理的に増やすことはできないけど、余白を作って増やすことはできる。 ・家事代行を頼む ・ルンバを使う ・外食、中食をする ・デリバリーを頼む ・ネットスーパーで購入する ・Amazonで物を買う ・洗濯物をクリーニングに出す パッと思いつくだけでも、こんな風に“時間”を買える。これらのサービスや商品を使えば、【ある日の1〜2時間】を買うなんて簡単にできる。 でも、精神的エネルギーは本当に

          お金で買えないのは、時間じゃなくて精神的エネルギー。

          キミ、案外伝わらないものだよ。

          具体的に言葉を落とし込むのは、体力がいる。 難しくはないんだけれど、“なんとなく”から一歩分進むことが案外疲れる。 だから、つい感想止まりの言葉を使ってしまう。 「このマッサージ機、きもちいい」 「この小説、おもしろい」 「このイヤフォン、おすすめ」 そんな風に言われたって、何も情報としては伝わってこない。 『どう気持ちいいの?』 『何が面白いの?』 『どこがおすすめなの?』 WhatやHowが抜けた単なる感想だから、聞いた側は「自分にも合うのか、合わないのか」判断

          キミ、案外伝わらないものだよ。

          心臓に“ねむい”の塊がある。

          あくびをする前のほんの一瞬、心臓から“ねむい”の塊がせり上がってくる。 “きちんと、眠る” たったそれだけのことが、とても難しい。 生きていくために最も必要なことの一つなのに。本能も本能で、最も本能的な欲求の一つなのに。 ちなみに、お腹を空かせてから食べることも難しいのだけど、食べることは難しくない。空腹を感じずに、自分を生かすためだけの食事がずっと続いている。システムとして、“食事”は組み込めるから便利だ。 睡眠は、そうはいかない。 眠る直前までは自分の意思で頑張

          心臓に“ねむい”の塊がある。