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dApp Stakingって?ステーキング方法!

Astar/Shiden Networkのは開発者支援に積極的でDeveloper CentricなdApp Hubです。そしてそれを象徴するのがdApp Stakingです。他のネットワークのように、バリデータにステーキングしてブロックリワードから報酬を受け取るのと同じ容量で、Astar/Shiden上のサービス(dApp-Decentralized Apps)にステーキングすることで、報酬を得ることができます。

dApp Stakingとは

クサマネットワークとBSCのマルチチェーンDEXの @KacOFinanceが1週間で500万円のインセンティブを獲得したと発表しました!

このように、Shiden Network上のdAppはdApp Stakingを通じ非常に強力なベーシックインカムを受け取ることができます。#build2earn という開発者にとって画期的なプログラムですね。

dApp StakingはNominator(トークン保持者、投資家)がお気に入りのdAppにSDNトークンをステーキングすることにより、ブロックリワードの40%をノミネートされたdAppが受け取り、10%をNominatorが受け取ることができる仕組みです。

リワードの配分
40% - dApp
10% - Nominator(私たちトークン保持者)
10% - Collator (ノード管理)
40% - Treasury (基金)

この配分を見るとdAppに割り当てられている40%という数字が非常に大きいことがわかります。各dAppはこれを基本としつつ、キャンペーン等でさらにNominatorであるトークン保持者に個別に還元することもできます。例えば上記のKacOFinanceは3倍のリワードのキャンペーンを行っています。
ステーキングするだけで、ブロックリワードの10%を配分してもらえるのは私たちNominatorにとってもとっても魅力的です!お気に入りのdAppをサポートできていることがわかるのも良いですよね。この開発者に直接このように大きなインセンティブを払う仕組みがあるのはAstar/Shiden Networkだけです。世界中の開発者がAstar/Shiden上で開発したくなるのでは、、と私は思います。ネットワークに様々なdAppが集まり、エコシステムが拡充していくのは想像に難しくありません。

●dApp Stakingのポイント!
開発者にとっての魅力
・開発者への強力なインセンティブ
・エコシステム拡大による相乗効果
Nominator(投資家)にとっての魅力
・ロック期間中のトークンもステーキングが可能!
・お気に入りのdAppを指定できる!
・キャンペーン中のdAppにステーキングすることでリワードが増える!

開発者にとっての魅力はもちろんのこと、私たちNominator(投資家)にとってもVesting中の送金できないトークンをステーキングにまわせるのでとっても魅力的です。ロードマッップによればdApp StakingのV2は2022のQ1、リスティングの次の予定になっているのでAstar Networkがパラチェーン枠を獲得後約1ヶ月後にASTRトークンが配布され、そのトークンをdApp Stakingできる未来は近いだろうなあとワクワクしています。

dApp Staking のやり方

▼10月24日現在Metamaskからは参加できません。Polkadot.jsというウォレットが必要になります。
Shiden Crowdloanに参加し、polkadot.jsにトークンがロックされている状態の方はこの状態でdApp Stakingできます。取引所でトークンが配布された方は残念ながらロック中のトークンを使用することはできません。

▼最低100SDNが必要です。
トランザクションに若干のSDNも必要です。Polkadot.jsの送金可能額を0にしてしまうと何もできなくなってしまうので必ず少量は残しましょう。

▼一つのdAppにつき最大512人までしかステーキングできません。
定員になってしまうと預けたくても預けることができないので、新たなキャンペーンが発表されて高リワードなdAppが出た場合、素早く行動しましょう。

1、最低100枚プラス少量のSDNトークンをpolkadot.jsに用意する

▼polkadot.jsをセットアップしたい方はこちらの記事中程を参照ください。
▼Polkadot.js extension でAllow any chainにする必要があります。
▼取引所からPolkadot.jsに送金する場合はShiden Networkのアドレスを入力すること。
▼メタマスク からpolkadot.jsへの送金は難しいのでお勧めしませんが、必要であればAstar Network Discord 日本語チャンネルにお問い合わせください!

2、Astar Network ポータルのウォレットに接続Shiden Networkにポータルは存在しないのでAstarと同じです。ネットワークの切り替えを行います。
https://portal.astar.network/#/balance/balance-plasm

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左上Astarのロゴ下の黄色の囲みからウォレット→Polkadot.jsのSDNトークンのあるアカウント、Network→Shiden Network(Kusama)を選択します。

3、Storeへ
左のメニューのStoreを選びます。そうするとdApp Stakingの枠を勝ち取ったdAppsたちが見えます!現状ではdApp Stakingに参加するためにはCommunityからのvoteを勝ち取らなければなりません。ロードマップ通りに開発が進んでいるか、エコシステムに貢献できているか、等がポイントになります。

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ここから好きなdAppをクリックしてStakeすれば完了です!

4、Claim - 報酬の受け取り

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dApp StakingのClaimボタン(グレーですが押せます)を押すと、配布される予定(pending rewards)、すでに配布されたリワード(claimed rewards) 、溜まっているera(報酬の未配分)を確認できます。1era=24時間です。
尚、ここではご自身でClaimする必要はありません。場合によってはClaimボタンが効く(今は無効)場合もあるかもしれませんが、Claimを押すとdApp全体のClaimをすることになるので、そこそこ手数料が取られますし、全員分をやってあげる必要はないので、dAppがClaimするのを待ちましょう。15日に1回はClaimが行われるとでしょう(Claimのなかったリワードはtreasuryへ)。
Happy Staking!

トラブルシューティング

多そうなお悩みをピックアップします。

1, Astar ポータルに自分のアドレスが表示されない

これはブラウザアドオンのPolkadot.js Extensionの設定を変えることで解決する場合がほとんどです。ブラウザの右上からExtensionを選び、該当アドレスの右の3つの点を押してチェーンの設定を確認してください。KusamaやShidenになっている方はAllow use on any chainにしましょう。

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2、Stakingできない、ロックされたSDNは使えない?

ロックされたSDNはステーキングできます。(Polkadot.jsなら)でもそのためには小額のガス代が必要です。(0.001SDNくらい)Transferableの欄が0だとそのガス代が捻出できずステーキングはできません。SDNのCrowdloanでトークンが配布された時にはTransferable にいくらかあったはずなので何も動かしてなければこの問題は起きません。出金してもウォレットに若干のSDNが残っていれば問題ありません。でも0だと今ロックされている報酬を解除することもできないので取引所からSDNを送金するしかありません。ウォレットには必ず小額を残すようにしましょう。

3、Transferableの金額しかステーキングできない?

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これは現在のUIの問題でエラーが出てしまっているだけで、実際にはちゃんとファンクションします。なのでステーキングしたい枚数を入力し、ボタンんを押せばOK。


4、Unstakeステーキングできない?

できます。Unbondingの期間もありません。3と同じくエラーが出ますが、Staked の部分に書かれている枚数かそれ以下はUnstakeできます。エラーを無視してください。


5、Claimできない?

Claimはする必要はありません。各dAppがClaimします。ClaimされるとClaimボタンを押した先でClaimed Rewardsに数字が出ます。すでにウォレットに配られています。




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