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ベルスターモンのススメ


サムネは自分が回した中で人生で2番目に強かった山。ちょっとした自慢です。

こんにちは、KAIです。
今回はベルスターモンを主軸にしたデッキを組む・回す際、重要になるポイントをいくつか残しておく自分用メモをnoteとして公開します。
完全無料記事でレシピなどは全く載っていませんが、最後にリンクは貼っておきます。気になる方はそちらもどうぞ。


構築上の欠陥を理解する

ベルスターモンを使用するデッキはその性質上、BT6ベルスターモン(以降ベルスターモン)4枚と多数の7コストオプションを採用することとなります。人によってまちまちですが、少ない人でも11〜多い人なら15.16枚は採用しています。つまり、デッキの1/3以上のが序盤全く役に立たないカードで埋められているということになります。
デッキの主役であるベルスターモンも軽減が全く効かないのであれば7コストオプションを手打ちしたほうがよほど軽く済んでしまいます。
この比率はこのデッキを選択する以上変えようのない部分なので、残りの2/3弱の中身でどれだけ初動を安定させ、また基本的な動きで勝ちに繋がれるかを意識して構築しましょう。
例えば私は少しでも手札が繋がるよう順当進化を意識して構築することが多いです。

盾が強いデッキだと勘違いしない

前述したようにベルスターモンのデッキにはオプションが多数採用されていますが、実のところセキュリティが非常に強力なデッキというわけではありません。
盾が強いデッキだとリカバリーコントロール系統のデッキが挙げられますが、こちらとむこうには明確な差が2点あって、
・捲りオプションが相手を選べない(触る側のケアが比較的容易)
・盾そのものが増えないため捲る枚数が限られている
というものです。
7コストオプションはレベル6以下を選ぶ、最もDPの高い/低い対象、最もレベルの高い/低い対象など、自由に選べる場合は強力なレベル7に触ることができず、そのレベルを倒すことのできるオプションは逆に対象を自由に選ぶことができません。ネイルボーンでは相手のデジモンに触ることができず、また最近の環境だと低レベルのブロッカーなど壁にもならない状況が多々あります。ゲヴァルトシュベルマーに至っては何もおきないどころかトラッシュに落ちてくれさえしません。
セキュリティコントロール系統のデッキにはカオスディグレイドやグラン・デル・ソル、ブレス・オブ・ワイバーンなど、対象を自由に選びつつほぼ確実に除去できるカードが多く採用されており圧倒的に質に差があります。
また、採用されているオプションからネイルボーンを除いた裏目の枚数はせいぜい10枚ちょっとで、さらにそこから序盤の小パンで捲れた場合や捲ったカードが有効札でない場合を考えると最初の5枚の盾に1枚きちんと裏目があるといえるかどうかも怪しいところです。
その問題を解決したいのであればホーリーエンジェモンACEをおすすめします。

理想は捲らないで勝つこと

理想的なのは盾の捲りに頼らずに勝つことです。基本的には手打ちの除去で勝てるようにゲームプランを組みましょう。
環境的に多くの対面に捲らないと勝てない場合、それは恐らくベルスターモンを握るタイミングではありません。今までもだいぶ組んでは崩しを繰り返してきました。
盾に頼らずにベルスターモンの強みを活かして勝つためには、軽減を早めに貯めたり、リーサル盤面を押し付けてそれを返されたところにさらに除去を当てるといった戦法になります。
以前はBT2インプモンやアイズモン:スキャッターモードやEX2ドーベルモンなど、消滅することで軽減を伸ばすカードがありましたが、今のデジカではメモブやトレーニング、テイマーがかなりの枚数採用されているので相手の盾で死にたい時に死ねることはだいたいありません。生き残った結果ただ貧弱な生き物が場に残るだけになります。
BT10バアルモンやBT14デビモンなどの生き残っても死んでも非常に強力なデジモンをメインに据える、EX5ガブモンX抗体系統の軽減を加速しつつ盤面維持を狙えるカードを使う、上と下のテキストが両方噛み合っているインプモンX抗体を採用するのがいいと思います。デッキ破棄軸であれば犬猿の凶弾でベルスターモン以外にも足りないレベル3やルインモードが拾えるのも強いです。
ベルスターモンは必要な時に使えればよく、序盤は特に仕事がないので、ベルスターモン以外のカードは強ければ強いほどいいです。逆に、ベルスターモンX抗体とかが今後来ても(ものすごくデッキを掘れるとかこれ1枚で軽減複数枚分になれるとかでない限りは)EX5ガブ系統ほどの強化にはならないと思ってます。ベルスターモンは6弾での登場時点からリボルモンやガンドラモン、EX2インプモンやサウンドバードモン等他のカードの力でサポートしていて、アグロムーブにしろオメガモンズワルトにしろメインの動きとしてはベルスターモンはおまけだった印象です。ベルスターモンはベルスターモンにしかできない仕事をするために入っていて、それはメインの動きが強ければ強いほど機能します。
やることをやってから最後に盾に祈りましょう。こちらがある程度リーサルを意識して動いていれば、相手もケアをする余裕がないことが多いです。最初から頼るのはよろしくないですが、捲りの裏目を押し付ける時は強く押し付けて勝ちましょう。

ベルスターモンの特性を理解する

ベルスターモンに出来るのは
・7コストオプションを軽減して打つこと
・7コストオプションにベルスターモンという打点がついてくること
・ベルスターモンがレベル7の進化元になること
あたりです。
相手の育成から出てきたデジモンを除去オプションで吹き飛ばした後、次のターンに残ったベルスターモンがシャイングレイモン:ルインモードになることで育成周りの動きに強烈な圧をかけることができます。この動きをするときは軽減が全くなくても強力です。多く渡したコストで前で進化される分ならまたオプションで刈り取ればいいのでそこまで弱い動きでもありません。
また、軽減が十分に潤っているのであれば、相手の強力なデジモンを低コストで飛ばしつつ登場したベルスターモンと自分の育成に構えたデジモンでキルを狙いに行くことができます。
何故事故率が高いのに握っているのかといえば、勿論デジモンが若しくはテキストのデザインが好きだからなど人によって様々だと思いますが、少なくともルインモード登場以降では単純なボードアドバンテージのみでなく、育成先出し/後出しによるキルターンの押し付けやテンポの構成を歪めることができるようになったからです。順当進化デッキを握っていると育成の駆け引きというのは普段から発生すると思いますが、そこに対して有利に立てるのはかなりの強みだと考えています。
またネイルボーンを採用枚数以上使用できることから、自分より遅いコントロールデッキには面で戦うことができます。相手の盾と除去の枚数以上殴れば倒せるというプランが存在するのもなかなか他にない強みです。


最後に

ベルスターを一緒に調整してるAKIさん @AKImonkanzentai が先日noteを書いていました

有料部分の構築には自分や紫使いの遅刻さん @r5LURBH3hmMYHAl コントロール使いのめぐさん @mochimon_meg が噛んでいてなかなか細かい部分まで仕上がったレシピになっているのではと思います。勿論上記項目も意識した形になっていますので、気になる方は是非購入してみてください。

ノシ

9/13追記
1番大事なことを言い忘れてました。
ベルスターモンとフライバレットを両方パラレルにするのはやめましょう。見間違いで死んだ人をたくさん見てきました。

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