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109回薬剤師国家試験と薬ゼミについて(1年・半年コース共に記載)

割引あり

●プロフィール

【1年コース執筆者👩】
私立大学薬学部出身で、109回薬剤師国家試験に合格し、薬剤師の資格を取得しました。

108回薬剤師国家試験で落ちてしまいましたが、薬ゼミの1年コースに通い、109回で合格することができました。

薬ゼミに通い始めてから国試を受けるまでの間、このままで本当に国試に合格できるのかと不安に感じたり、思うような点数を取れず勉強が辛いと感じたりしたことは何度もありました。ですが、その分薬ゼミに通ったことで経験できた楽しいこともありましたし、最後まで諦めずに頑張ってきた努力が実を結んだことがなにより嬉しかったです。

薬ゼミのことや浪人した上でのアドバイスなどまとめたので、薬ゼミについて詳しく知りたい方や、薬ゼミに通うと決めたものの不安があるという方の参考になると嬉しいです。


【半年コース執筆者👨】
こんにちは。
僕は109回薬剤師国家試験にて合格した男性薬剤師です。
薬ゼミ半年コースで勉強し、無事合格を勝ち取ることができました。
その体験を元に薬ゼミに通うか悩んでいる方、薬ゼミに通うことは決めたが不安に思っている方、どのように勉強したら合格できるのか知りたい方に向けて発信できたらと思い、このnoteを書いています。


こちらのnoteで薬学ゼミナール(通称薬ゼミ)の1年コース、半年コース両方の情報、薬剤師国家試験における勉強方法、メンタルの保ち方などを知ることができます。1年コース・半年コースどちらにするか迷っている方、薬ゼミに通うか迷っている方、薬ゼミがどのようなシステム・授業をしているか知りたい方の助けになればと思います。文字数としてもかなり記載しているので是非参考にして欲しいです。

●大学〜浪人までの勉強過程

【1年コース執筆者👩】
・4月~模試直前まで
8月の卒業研究発表会ギリギリまで毎日卒業研究に励んでいたため、それまではあまり勉強していませんでした。その日の授業の復習すら疎かになっていたため、周りと比べるとスタートダッシュは遅れていたと思います。
・模試Ⅰ
170点代だったため、不安でしたが、まだ国試勉強を始めたばかりだからとあまり気にしないようにしていました。
・模試Ⅱ
模試Ⅰの時より勉強時間が増えたにも関わらず点数がほとんど伸びなかったため、薬理・衛生・法規などの暗記科目の青問を毎日繰り返し解くようにしていました。
・模試Ⅲ
暗記科目の点数が伸び、ようやく200点を超えることができましたが、他の科目は全くと言っていいほど伸びなかったです。


【半年コース執筆者👨】
大学6年生になるまでは正直言ってあまり勉強しない生活を送っていました。とりあえず授業に出る、試験は過去問で乗り切る、そんなような5年間を過ごしていたため、6年生最初の模試では散々な結果でした。(学年順位が下から30位ほど)

6年生になってからは卒業論文と並行しながら少しずつ勉強を開始しました。現役の頃(6年生)は青本・青問しか頼れる教材がなかったので、卒業論文を書き終えるまでは衛生・薬理・病態の3科目の青本を読み、該当する青問を解くといった流れで勉強していました。9月になってからは大学の講義が始まったのでその日の授業の復習を中心に勉強をし、まずは卒業試験に向けて頑張りました。
模試の結果としては
統一I:177点
統一II:207点
統一Ⅲ:232点
模試の結果だけ見れば順調に伸びているように思えました。しかし、結果としては卒業留年(卒業延期)になってしまいました。(理由としては卒業試験直前にコロナになってしまい、心が折れてしまったことが挙げられます。体調管理は徹底することを心に決めたキッカケです。)

●108回薬剤師国家試験の結果(現役の時)

【1年コース執筆者👩】
225点でした。合格点に10点足りず、例年なら225点取れば安心と言われていたためショックは大きかったです。
毎年ボーダーが変化する薬剤師国家試験の中でも108回は特別な回だったと思います。108回で悔しい思いをしたからこそ109回に向けて薬ゼミで頑張ることができたと思います。


【半年コース執筆者👨】
前述のように卒業留年が決まってしまったので108回薬剤師国家試験にて薬剤師になる権利を失ってしまいました。しかし、受験すること自体は可能だったので109回薬剤師国家試験の予行演習と思い、受けるだけ受けてみたといった形で挑んでみました。
何点取っても薬剤師にはなれないと思うとモチベーションが低く、きちんと問題に向き合えなかったのは仕方ないと個人的には思いますが、今思えば会場の雰囲気を知ることができたので意味はあったと思います。
結果として自己採点は205点。卒業留年が決まってからは全く勉強していなかったので統一Ⅲからかなり落ちてしまいました。(108回は合格点が235点だったのでかなり低いですね。)
その経験もあり、109回薬剤師国家試験に受かることができました。

●薬ゼミに決めた理由・時期

【1年コース執筆者👩】
薬ゼミは6年生の時から大学に授業をしに来てもらっており、既に知っている先生がほとんどで、安心感があったので迷わず選びました。
周りの国試に落ちた友達のほとんどが薬ゼミに通うと言っていたのも理由の1つです。
半年コースとさほど学費が変わらなかったのと、合格率が1年コースの方が高いと聞いたため、1年コースを選びました。
オンライン教室は通学時間の短縮にもなるため、通学コースよりも勉強時間を増やせると思いましたが、友達や先生と直接会って過ごす方が何か困ったことがあった時に1人で悩みを抱えずに過ごせると思ったため、通学コースを選びました。
国試に落ちたと分かってからは、薬剤師以外の道も考え、国試を再受験するか悩みましたが、これまでの6年間の努力を無駄にするのは勿体ないと考え、3月末頃には薬ゼミに通うことを決めました。


【半年コース執筆者👨】
卒業留年が決まった1月終わりにはもう薬ゼミの半年コースに通おうと決めていました。理由は3つあり、1つ目は薬ゼミの講師の方が大学に講義に来ていたので、薬ゼミの授業には馴染みがあり、わかりやすい授業だと感じていたためです。2つ目は卒業留年や国試がダメだったなどの理由で浪人していた先輩のほとんどが薬ゼミに通っていたためです。やはり先輩方の話を聞くと薬ゼミにした方がいいと口を揃えて仰っていたのを覚えています。3つ目は卒業留年生用の大学の卒業試験が7月にあり、1年コースに通うことができないため半年コースに決めました。例え1年コースに通うことができるスケジュールで卒業試験があったとしても僕は半年コースを選んだと思います。(1年コースに通えるほど頑張れる自信もなかったので、今思えば半年コースが僕には合っていたと思います。)

●薬ゼミに入るまで

【1年コース執筆者👩】
国試結果発表後~薬ゼミが始まるまではほとんどアルバイトをして過ごしており、あまり勉強はしていませんでした。
何を勉強するべきなのか分からず、時間のある時は過去の国試の必須問題だけ解いていました。

薬ゼミが始まるといきなり朝から夕方まで授業があり、授業を受けるだけでもかなり体力を使います。そのため、自分の好きな科目、何度も解いた教材などなんでもいいから集中して机に向かう時間をある程度設けて、できるだけ身体を慣らしておくべきだと思います。
その際に特に科目の指定はないが、覚えるというより、知識として定着していたけど時間が経って忘れてしまった部分を思い出すということを意識しながら勉強をするのがいいと感じました。


【半年コース執筆者👨】
卒業留年が決まっていたので、7月までは大学に通い講義を受けていました。正直この時期はあまり国試に向けて士気が上がっておらず、暇な時に少し過去問を解く程度で過ごしていました。半年コースのスタートは9月なので約半年間も時間があったのに、ほとんど何もしなかったのは今でも後悔しています。モチベーションがあるなら、衛生、薬理、病態、薬剤の必須問題レベルは解けるように青本や青問に触れておくべきだと思います。この4科目は国試における配点も大きく、範囲も膨大なため9月から頑張っても全ての範囲を網羅することが難しいです。後ほど述べますが、半年コースは主要な範囲を中心地授業をするスタイルなので1年コースは習っているが半年コースでは省かれている範囲がたくさんあるので薬ゼミに入るまでに自分自身でカバーしておくと安心です。
バイトをして過ごす友達もいたので薬ゼミに入るまでの過ごし方は人それぞれですが、主要4科目の勉強に時間を充てることをオススメします。


ここから先はワンコイン(150円)で読むことができます。薬ゼミのスケジュールから講義の形式、どのように受けたら良いのか、各科目の勉強法など、ノウハウが詰め込まれています。ジュース1本買う分の料金でトータル11,000文字以上の情報(有料部分のみでも7,500文字以上)を得ることができるので是非とも読んでいただきたいです。何より2人分の意見、後悔、伝えたいことが一度に読めるのはお得感があると思います。

物理の一部です。このように各科目について、
1年コースの執筆者、半年コースの執筆者が
オススメの勉強法なども記載してます。
110回に向けての総評も書いてあります。
2人分の意見があるのも強みだと思います。

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