今この瞬間にExcel VBAを実装しようとしたとき、自力で実装する方法のほかに、AIに実装させるという発想があってもおかしくない。

という書き始めの記事の第二弾である。

前回はこちら。

今回は新しいBingで試してみる。
ちょっとした処理であれば適切なコードが生成される。

ChatGPTに比べると、コードの前の説明が丁寧であったり、生成されるコードが簡潔だったりするという違いはあるが、ある程度分かっている者からするとそこまで大きな違いでもないかもしれない。

もう一問質問すると、今度はCharGPTの回答とは異なる実装方法であった。

簡潔だし文字列を文字列として扱っている感じがして新しいBingの回答の方が好きかもしれない。ただ、CharGPTの回答の方はバイトの配列として扱っているのでバイト数であることをより直接的に表しているかもしれないので、好みはわかれそうだ。

調子に乗ってもう少し難しめのお願いをしてみよう。
質問は「直径1の円の面積をモンテカルロ法で求めるVBAを実装して」だ。
この内容は以前Excelのワークシート関数でやる方法を紹介している。

こちらは長くなってしまったので回答だけを掲載する。

さて。この関数を実行すると3.14に近い値が返される。
「Excelのワークシート関数でやる方法」の記事によると面積は0.785くらいのはずで、何かが間違っているようだ。
コードを読んで問題点を見つけ出し、対話を重ねることで、正解に辿り着くことができる。

ChatGPTの記事と同じように締めるが、2023年時点のAIは万能ではなく、また、将来的にも万能なAIというのは登場しないだろう。
右も左もわからないけど生成させてみる、ではうまくいかない可能性が高い。
しかし、誤ったコードを直す能力が身についていればAIは有用な助けとなる可能性を秘めていると考えている。