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南魚沼ロードレース

はいどうも皆さんこんにちは
今回はJBCFが主催する「南魚沼ロードレース」
に出場してきました。
日記みたいに書くのと詳しくレースの状況と心境について書くので長くなります。
時間があればお付き合いください

前日

昼頃にスミタユウジンを回収して試走を行うために会場に向かった。

4時間ほどの車での旅を経て、試走を行おうとした時、上からぱらぱらと雨が降ってきた。

下りが怖いと聞いていたので「ガチか」と思いつつも試走を行った

スミタユウジン強すぎる

試走をしてみて思ったこととしては、
「下りが怖い」の一言に尽きるようなコースで、
コース終盤に斜度がかなりキツイ下りの中で90°コーナーが3つほどあった。
下りやコーナーを曲がることが苦手な自分にはキッツイなぁと思った。

その日は旅館でスミタユウジンと三浦くんと坂上くんと卓球をして、10時半に布団に入り眠りについた(卓球難しかった…)

当日

スミタユウジンのうるさいアラームで4時半に起き、5時に会場に向かった。

会場についたら受付を済ませストレッチをして、レース1時間前にアップを開始し、検車をした。

レース5分前に整列をした。
だがしかしここで問題が起きた。
上から急にざーざーと雨が降ってきたことだ。
なかなかの土砂降りだった。
正直下りの苦手な自分には最悪の事態だ。

だが気持ちを切り替えるしかなく、7時47分にレーススタート。坂が終わってトンネルに入るところでアクチュアルスタート。

レース

アクチュアルスタートしたと同時にスミタユウジンが先頭を引いてペースを上げる。

自分もある程度のペースで前を引いた。
自分のプランとしては落車回避として、序盤にある2つほどの橋のコーナーを先頭で入りたかったので、そこまでは前方に居座るつもりだった。

だが30秒ほど集団を引いて先頭交代しようとした時、気づいたら後ろと少し差が出来ていた。
踏みすぎたかな?と思ってサイコンのパワーを見たが、さほど踏んでいなかった。

そのため、悪い癖かもしれないが、少しペースを上げて逃げてみた。
どうせ捕まると思うが、先ほど話した通り落車回避をしたかったので好都合ではある。
そのまま少し逃げて単独で橋を通過した。通過したあと後ろを振り返ったら、かなりすぐ後ろに集団がいたので踏み止めて、集団に戻った。

そこからはスミタユウジン、平山くん、野嵜くん、本井くん、内藤くん、ノムケイさん辺りが前に位置して集団を引いていた。

自分も途中までは引いていたが、下りに差し掛かる所で少しポジションを後ろに位置してた。

本当は前に位置する方が良いのだが、後ろは周りの状況を広い視野で見ることができ、どのラインで行ったらいいかを、下りが上手な選手を見て把握できるため後ろに位置してた。(早く上手になりたい)

もう一つの理由としては、
自分がヘタクソのせいで前との差を空けてしまったり、落車の原因を作る可能性があるからです。
(下りで迷惑をかけてしまうから)

そんな理由で後ろに位置し下りに入る。
だがここでハプニングが起きてしまう。
忘れてはないだろうか…会場が大雨なことに…

そう落車が起きた、

緩いくねくねのコーナーを曲がってすぐ先にマンホールがあり、そこで滑ってしまう落車が起きた。
5人ほど落車に巻き込まれた。
スミタユウジン、新藤くん、内藤くんなどが遅れをとってしまった。
正直なかなか死角な位置にマンホールがあった。

幸い自分は後ろにいたので交わして先に進んだ。
集団は落車の影響でバラバラ状態、そして斜度がキツい下りになり、90°コーナーに入る。
落車を恐れてしまい、下りにそれなりの時間がかかってしまった。だが少し前にいた平山くんには下りの終わり際でどうにか追いついた。

どうやら1周目完了した時点では
12秒前にノムケイさん
20秒前に本井くんと新井くん
30秒前に吉本くんと野嵜くん

これはかなりまずい状況だ、平坦ならまだしも登りだった。これは全開で前を追うしかない。

だが幸いなことにベルギーに一緒に行ったリーダーの平山くんと2人でいたのでまだ希望はあった。

前追ってます

そこからローテーションして必死に追う。
結果的になんとか平坦辺りでノムケイさん、本井くん、新井くん、吉本くんを捕まえ集団形成。
なかなか脚を使った。

だがあと1人いないことに気づいた。
どうやら野嵜くんが前で逃げているらしい。
けどこっちは6人のため、ローテーションすれば捕まるだろうと思っていた。

だが全然見えない、どんだけ前にいるんだと思い、2周目完了した時、アナウンスで前と1分10秒差あることを告げられた。
この時正直驚きを隠せなかった、向こうは1人に対してこちらは6人でローテーションしながら、なかなかのペースで追っていたのだから。

かなりの精神的ダメージを受けたが追うしかない、6人全員で回し、自分もかなり脚を使い、必死に前を捉えるべく追い続けた。

だが差がつまることはなかった。

3週目完了した時点で2分差
なぜこんなにもタイム差が広がるのか。
恐らくは下りのスピード差だろう、野嵜くんはU17のシクロクロスの全日本チャンピオンにもなっている選手で下りが上手だ。

これは流石にもう捕まえられない。
流石にラスト1周でこの差を詰めるのは非現実的。もう1位を取ることは諦めた。

下りで前4人と少し差ができたが、登りで平山くんと共に前に追いついた。
そして後ろから見ている感じ、平山くんがこの登りでアタックしそうな感じがした。

ここで、コースをおさらいするとゴールは、下って500m先の緩い上り坂の先にある。
これまでの傾向を見る限り、誰も動かずスプリントになったら下りで遅れてしまい、ゴールスプリントには絶対絡めないと思った。

だからここの登りで抜け出し、逃げるしか勝ち目はないと考えた。
なので20秒ほど9割のペースで踏んでみた。
正直ここで抜け出せなかったら終わる。
その結果、平山くんと本井くんが乗ってくれて、後ろとは大分差が生まれた。
これはキタ、チャンスだと思った。

2位争い

そして3人で協調体制を取り、必死に逃げる。
途中脚が攣るかとも思ったが、ここで脚を使い切るくらいの気持ちで後ろとの差を広げるべく踏み続ける。

しばらくしてバイクの人が教えてくれたのだが、後ろとは1分以上の差ができたらしい。

抜け出しに成功した。

しかし脚を使いすぎたのか、下りに入る手前で少し遅れてしまう。けど下りが終わり、ラスト500m地点でギリギリ追いついた。
だがその瞬間平山くんがスプリントをかけた。
すかさず反応したが力の差で着いて行くことはできず、スプリントでは2着、結果としては3位だった。

スプリント

3位と言いつつも1位の野嵜くんとは1分18秒差。
格の差を見せつけられた。

おそらく今年最後になるであろうJBCF、そして最後のY1カテゴリーで表彰台に乗れて良かったです。
これからも表彰台に立てるよう頑張ります。

やったね、初めての表彰台だ

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