日本のブラジル・群馬県邑楽郡大泉町の記録
みなさま、こんばんは。
さいたまアリーナの件を先に書いてもいいのですが(笑)
写真がiPadの方がいっぱいあったりするので久々の読み物更新です。
てなわけで、タイトル通り。
さいたまアリーナの興奮冷めやらぬ本日2月11日、以前より興味のあった日本のブラジル・大泉町に行ってまいりました。
先日ジョンソンタウンに行ったとき、実はここが第一希望だってのですがあいにく寝坊してしまいまして(笑)そんなわけで近い入間にフォーカスしたわけでしたが今回が、まさにカメラを買ったときから考えていたことでした。
日本にいながら、異国の雰囲気が味わえるという日本独特の国際感覚が僕はものすごく好きなんです。アメリカ滞在経験とかもあるんで、福生や横須賀なんか行ってみりゃ楽しいと思うけど……ここは一つ、全く接点のないカルチャーに身を投じることで得られる何かってあるんじゃねぇのと思って飛び込んで行きました。
出発点というか、最初の記録はここから始まります。
住んでる路線の関係で、まず東北本線で赤羽から久喜へ。そして久喜から東武伊勢崎線(俺は死んでも「スカイツリーライン」なんて言わない)で館林。
でね、館林で小泉線っていうのに乗るんですけど、これが。
乗り換え時間→54分
つまり、館林に着いて次の電車は60分弱しないと来ないわけ。
関東でもこんなことある、とはわかってます。が、いざこれを喰らうと結構ね、グッと来ますよね。
てなわけで、54分を潰すべく館林ミニ散歩。
関東の駅百選にも選ばれる気合の入った駅舎。
近所の井戸。
昔っぽい。ちゃんと営業してんのここともう一軒くらい。
ここから恋人に電話するような人もいたでしょうね。
目抜き通りに存在するガールズバー。
あんまりこういうの見ないから思わずパシャり。
めんこいガールズの資金源らしい。
こういうのたまらん。
いにしえのショッピングセンター。
(「モール」じゃない。「センター」な。)
青梅天満宮。
ご挨拶させていただきました。旅の無事をね。
オールドスタイルの蔵。他にもいくつか見ました。
と、ここでタイムアップ。
これを待っていたわけ。
4番線というのは奥まったところにあるんですよ。
ワンマン運転なんです。
そして20分弱の行程を経て……
到着!!!
貨物船のホーム跡です。
ロータリーに出ます。
何やら右側にさっそくラテンな看板。ここは女性の洋服屋さんです。写真撮ったら変態にしか見えないのでやめときました。いかにもラテン!な、セクシーなお洋服が見えましたよ(前ぐらい通らせろ)。
ちょっと前後しちゃうんですが、大泉町観光協会の案内所。行事のあるときのみ開くんだとか。せめて案内図くらい欲しい。
これは「防犯カメラ回ってんだよこの野郎」ってことだそうです。駅舎にも、ポルトガル語。うん、ブラジル。
で、こちらの通りを歩くと……
やってきました!レストランブラジル。
ここに一度来てみたかったんです。孤独のグルメでも紹介されていました。一人肉祭りを開催できます。
フォトの方でも紹介しましたが、お店の人のお勧めでガラナ。で、そちらにも書きましたが、僕は札幌時代の4年間、ガラナをキメまくっていたので大した違和感もありません。
これがまた……
こいつと合うの!!!
コーラとかジンジャーエールってあんまりご飯に合わないんだけど、ガラナとシュラスコは合うよ。みんなやった方がいいよ。でも女子だったらアサイー選ぶといいかもな。
肉がもう肉!って感じで、噛みちぎるとはこのことだと、むしゃむしゃ食いましたわ。牛もうまいんだけど、鶏肉とソーセージもっと美味しい。
こちらのお店、ブラジリアンがたくさん来ます。店員さんもみんなポルトガル語で、フレンドリーにしてましたね。最終的に日本人客は僕だけになり、まるでブラジルで飯食ってる気分になりました。オブリガード。
腹ごなしに歩きます。
順番適当なんだけど、外国っぽいものをずらずらと並べてみました。こういう看板って、日本人のセンスじゃないですよね。良いとか悪いとかではなく、ここにはこういう文化がそこかしこに存在するということなんです。ね。
そして、スーパーマーケットエリア。
有名なタカラさん。
キオスケ・ブラジルさん。
カサブランカさん。
付近にもブラジリアンなフォースを感じました。Trust your feeling.
スーパーマーケット、3軒とも見学しました。日本のものはあまりないです。品揃えの9割はブラジリアンな食品食材です。服も売ってたりしますが、やはり日本人向けではないです。ラテンガイズとラテンガールズが好むものなんでしょう(確信はないから半疑問ね)。
やっぱり輸入ばかりなので全体的に高いです。それと、各店舗必ずパソコン関連のお店が入ってます。ネット時代ですから母国との電話やインターネットは欠かせませんしね。アキバ的な店が必ずあります。国際SIMカードや国際電話カードは後で取り上げますが駅前の小さな商店でも扱っているぐらいです。
駅付近に戻ります。
この輸送会社有名なんですって。不勉強で失礼しました。
大泉町のブラジリアンカルチャーを知るならここ、と言われたブラジリアンプラザですが、もはや閉鎖状態。
マジで人いないんだわ。
厳密には閉鎖してないみたいなんだけど、開いてないから入ってません。これは少し寂しかったな。
駅の真ん前、宮城商店さん。
こちらも所狭しとブラジル商品が並んでいます。SIMカード、国際電話カードも扱い、海外送金も行っています。
いくつものお店で海外送金を扱っているのですが、この街では大変重要なんですね。母国に仕送りする人がたーくさんいるわけです。で、かつては太田にブラジル銀行群馬支店があったのですが無くなってしまったんです。たぶん、ブラジル銀行から送金してる人たくさんいただろうから本当に不便だと思います。そこで、銀行各社の送金サービスを取扱してるんですね。振込んでポーンと終わらない。これが海外なんだなと。
そして八百屋さん。
全てポルトガル語。お店の人もいらしたのであまりジロジロ見なかったけど一つも意味わかんない。でもポルトガル語の勉強になるよね。現物が目の前にあるんだから。
そして、館林に向けて帰りました。
色々と、感じることがありました。
祝日なのに活気もなく、それでもスーパーやレストランの駐車場はいっぱい。要するに、普通に生活の街なんだな、と。
僕のようなバカが意外といて、レストランにいた客がスーパーにもいて、明らかに大泉町見物なんだなーという感じでした。だから、そんな物好きはいるのですが、特段街そのものが観光に力を入れてるとも思えません。
それは良いとか悪いとかじゃないんですよ。観光にシフトするなら、行政が思い切りやるのも手。でも、そうはしてないってことですから。あくまでもこの街は外国人労働者、特に日系人の受け入れを積極的にして来たからこうなったというだけであり、ブラジル人を集めて移民の街にしようぜ、ついでに観光もやろうぜっていうコンセプトで作られてはいないと、少なくとも僕は感じました。
もちろん、様々なイベントはあるし、日本一と言われるサンバカーニバルもあります。だけど、そこまで積極的に観光の街とは考えられません。
企業城下町であり、そこに働く人が住む街。それ以上でも以下でもない。たまたま外国人が多いから、それに合わせた街になった。そんなところではないでしょうか。
それでも、面白いところは多々あります。あまり期待せず、シュラスコ食べるつもりでふらっと出かけてみてはいかがでしょうか。肉好きのあなたには特にオススメです。
そんな、大泉町探訪記でした。
もし最後まで読んでくれた方がいたら、嬉しいです。ありがとうございました。
2016年2月11日
kai
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