試験会場に行けない

気持ちとしては怖い 不安 
症状としては緊張する

原因となっている出来事の要素を洗い出しましょう。

評価されることが嫌だ 
幼少時に低評価だった、席順や順位表で得点を晒されたということが影響しているのかもしれません。
今は低評価ではないのではありませんか。
偏差値や順位は評価かもしれませんが、得点は評価ではなく、実力を自分で知るためのものと考えましょう。
東進だと模試で上位の人は名前がサイトに乗る試験もあるようなので、他の試験を受けるか、乗らないようにできるかを訊いてみましょう。

自由な時間が失われる
自由が減ると感じないようにする
幼少期に塾や土日の試験があると、遊ぶ時間もなくて、自由を失う気分になります。それを思い出すのかもしれませんね。
大人になると、自分の意思で主体的に試験を受けることになります。ただ、気分はそうではないかもしれません。だから、試験をその日のメインイベントにしない工夫をしてみてはどうでしょうか。例えば、試験の前にジムや家で筋トレやジョギングをする、試験の後にヨコハマトリエンナーレに行く、KYOTO MUSEのライヴや愛知県芸術劇場のコンサートやUSJに行く予定を立てておくと、試験の比重が下がります。

競争するのが嫌だ
競うと思わないようにする
試験会場にいる人は、受験生という同輩、同朋、ともがらです。
本番の試験では「共に学ぶことになるかもしれない仲間」に会いに行くんだと思うといいのではないでしょうか。

以前に受けた試験会場の匂いや音が嫌だった
音や匂いを気にしない
匂いというものは、人間が天敵や腐臭などの危険に気付くための能力なので、意識をそちらに向けない限りは実際は短い時間しか感じていません。つまり、他のことに集中すれば消えます。音もあまりに大きくない、そして断続的ではない場合は気にしなければ、感じなくなります。
つまり、目の前の一問に集中することが肝要です。
そうすれば、合格しなかったらどうしよう、声がうるさいな、カレーの匂いがするなどは気にならなくなるでしょう。
集中するためには、簡単に集中できるルーティンの作業をいくつか持っておくと便利です。例えば、ある塾ではけん玉を5分してから授業を開始します。意識をそちらに向けるという意味では、けん玉にはある程度の集中力が必要なので、集中力を維持したまま授業に移行できるそうです。朝の読書をしてから授業に入る学校があるのも、読書習慣を付けることの他に、そうした効果を狙っているとも言えるでしょう。試験の前には手ぶらで2-3分でできる、引きずらないルーティンをしましょう。ゲームは手ぶらではできないし、音楽は試験中にも頭の中で繰り返してしまうかもしれません。米国の歴代大統領を順番に言うルーティンでは、言えない場合に引きずってしまいます。例えば、1、2、3、5、7、11、13、17、19のように素数を100まで考えるのように、熱中してもっとやりたいとは思わないくらいのものだとすぐに打ち切れるし、引きずりません。考えることなので、思い出せないということもないでしょう。


試験を受けたことがない
本番前に模試を受けておきましょう。

結果が出るのが怖い 
模試の結果はだいたい一ヶ月後に出るので、その時にはもっと実力は上がっていると思います。
「一ヶ月前の実力だしなー」と思うようにしましょう。
実力を知らないと、受験する大学を決めることもできません。

電車やバスが苦手だ
なるべく近くの会場を申し込みましょう。便利な会場は、先着順の場合もあるので、早く申し込みましょう。
オンラインで受けられる模試もあるようです。

知り合い(同級生や下級生)に合うのが嫌だ 
学校経由で模試を申し込まなければ、大都市圏の場合には異なる教室や会場になることが多いので、会う可能性は低いと思います。早めに行って、地味な服でマスクをして大人数に紛れましょう。

人が多いのが苦手だ 
カウンセリングを受けていますか。
受けていないなら受けることも考えてください。
オンラインで受けられる模試もあるようです。
別室受験ができるかを相談してください。

サポートして下さると長く続けられると思います。これからも学んでいく費用に使うので、サポートを御願いしますね。