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オカルトに興味を持つことになったきっかけのお話_茂みで泣く赤ん坊

私が、オカルトに興味を持ったきっかけをお話します。
まだ、保育園児の頃のこと なのに、その日のことは鮮明に覚えています。 父親が、原付バイクを買ったんです。
で、夜に乗せてもらったんです。
隣に住んでいる幼馴染も順番に乗せてもらいました。
私は2番目。
父と幼馴染が帰ってくるのを待ち、私の番が来ました。

まだ、20時くらいですが、田舎ということもあって暗いんです。
外灯もあまりない。
子供の私が乗ってたので、そんなにスピードは出していなかったと思います。
ただ、暗闇の中を原付で走っていました。
田んぼ沿いの、山へ続く田舎道でした。

ふと先を見ると、道端が緑色に光ってました。
何だろう?
そう思った私は、通り過ぎるときに、その光に目をやります。
そこには、赤ん坊がいました。
まるで金太郎みたいな前掛けをした赤ん坊。
泣いている感じなのに泣き声は聞こえません。

私は、慌てて父に「もう帰ろう」といいました。
帰るときは、もう緑色の光は消えていました。
怖かったんですが、臆病だった私にしては、恐怖を感じない、
きっと不思議さが勝っていたのかもしれません。

帰って、諸々済ませて、布団に入っていると、リビングから両親の会話が聴こえてきました。
「なんか、あいつ、急に帰るって言いだして、ちょっと変だったなぁ」
と父が言うと、
母が、
「子供は私たちに見えないものが見えるっていうし、何かみたんじゃない?」
と冗談めかして返していました。

なんとなくわかっていたけど、父親には見えていなかったんだな、そう思ったのをおぼえています。

今でも何かにつけ思い出す出来事です。

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