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海外マンガRADIO 2024年2月第5週

2024年2月第5週は2月27日(火)に海外マンガRADIO第88回、2月29日(木)に海外マンガRADIO第88回を更新しました。2024年2月半ば~後半のトピックや記事を取り上げています。


海外マンガRADIO第88回

海外マンガRADIO第88回
2024年2月27日(火)配信

◆身近な海外マンガニュース

リトルサンダー『Kylooe』(野村麻里訳、リイド社、2024年2月22日発売)

イェロン『地下鉄で隣に黒人が座ったら』(村中千廣訳、かもがわ出版、2024年2月)

◆取り上げたニュース

リトルサンダー原画展、仙台のbook cafe 火星の庭で開催

『Kylooe』(野村麻里訳、リイド社、2024年2月22日発売)が発売されたばかりのリトルサンダー原画展が、2/29〜3/11に仙台のbook cafe 火星の庭さんで開催されるとのこと。その後、原画展は巡回し、3/22~4/14には東京のブックギャラリーポポタムで開催されることも発表されています。

【海外マンガの本棚】第9回『わかめとなみとむげんのものがたり』
リトルサンダーのマンガでは『わかめとなみとむげんのものがたり』(野村麻里訳、リイド社、2020年)を「海外マンガの本棚」第9回で取り上げています。

学習マンガ「科学漫画サバイバル」シリーズがTVアニメ化決定

2008年以降朝日新聞出版から刊行されていて、昨2023年には日本刊行15周年を迎え、累計なんと1400万部に及ぶという学習マンガ「科学漫画サバイバル」シリーズがテレビアニメ化されるとのこと。

イギリス『ガーディアン』紙、今月のグラフィックノベル/The Guardian, Graphic novel of the month

イギリスの大手日刊紙『ガーディアン』には、「今月のグラフィックノベル」という連載コーナーがあって、レイチェル・クックさんという方が、2010年から毎月1冊のグラフィックノベルを取り上げています。まだ邦訳されていないさまざまな国のグラフィックノベルが紹介されていて、ワクワクします。

フランス軍事省主催のBD賞ノミネート作発表/Une salve de vingt BD pour les galons de la BD 2024

2021年に始まったフランス軍事省主催のBD賞「les galons de la BD(BD記章賞?)」の2024年第4回のノミネート作20作品が発表されました。軍事をテーマにしたバンド・デシネが対象の賞です。発表は4月とのこと。


海外マンガRADIO第89回

海外マンガRADIO第89回
2024年2月29日(木)配信

◆身近な海外マンガニュース

Noelle Stevenson, Nimona, Quill Tree Books, 2015

Antonio Altarriba, Sergio Sanchez, Lola Moral, Le Ciel dans la tête, Denoël Graphic, 2023

◆取り上げたニュース

70年の歳月を経て、ECコミックスがオニ・プレスから復活/After 70 Years, EC Comics Returns from the Crypt in Oni Press Deal

1940~50年代にかけて、怪奇ものや犯罪もので人気を博したECコミックスが、オニプレスから2024年夏に復活とのこと。7月にホラーアンソロジー『Epitaphs From the Abyss』、8月にSFアンソロジー『Cruel Universe』が刊行されるそうです。

第16回オンライン・アメコミビブリオバトル3/23(土)開催

第16回オンライン・アメコミビブリオバトルが3月23日(土)に開催されます。今回はテーマなしで、最近読んで面白かったコミック、不朽の名作、皆に読んで欲しいコミック、アメコミ以外の海外コミックも歓迎とのこと。

チェコ・ミュリエル賞発表

2007年にスタートし、今回第17回目を迎えるチェコ・コミックの賞「ミュリエル賞」が発表されました。複数の賞を受賞したシュテパンカ・ジスロヴァ『愛しい人』(Srdcovka, Štěpánka Jislová)が気になります。ミュリエル賞にはYouTubeチャンネルもあります。チェコ・コミックは日本ではまだあまり知られていませんが、2017~2018年にかけて米沢嘉博記念図書館を始め、いくつかの施設で「チェコ・コミックの100年展」が行われました。米沢嘉博記念図書館ではオンラインで展示のアーカイブを見ることができます。また、昨2023年6月にはサウザンブックス社のサウザンコミックスレーベルの一環として、日本初の邦訳チェコ・コミック、パヴェル・チェフ『ペピーク・ストジェハの大冒険』(ジャン=ガスパール・パーレニーチェク、髙松美織訳)が刊行されました。

ミュリエル賞YouTubeチャンネル

「チェコ・コミックの100年展」@米沢嘉博記念図書館

パヴェル・チェフ『ペピーク・ストジェハの大冒険』(ジャン=ガスパール・パーレニーチェク、髙松美織訳、サウザンブックス社、2023年)

「マンガ好き」にも発見がある…日本人が書いたマンガ創作指南とは一風違った「マンガの描き方」本

昨2023年末に刊行されたスコット・マクラウド『マンガの描き方』(須川宗純訳、国書刊行会)の、飯田一史さんによるレビュー記事です。『マンガの描き方』は「海外マンガの本棚」第47回で紹介しています。

【海外マンガの本棚】第47回『マンガの描き方』


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