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モルディブローカル島激安旅行 (Dhiffushi)

モルディブといえばその海の綺麗さや、一島一リゾートの贅沢なホテルの数々によって、世界で最も有名なリゾート地の一つと言えるでしょう。当然ながらこれらリゾートはものすごく高く、大学生が東南アジアを旅行する延長線で旅行できる国では到底ありません。が、貧乏人は海すら見れないのかというとそうでもなく、現地モルディブ人が住む、いわゆるローカル島であればかなりお得に旅行することができます。

ローカル島について

モルディブは1000以上の島からなる海洋国家で、無人島を除くと有人島(モルディブ界隈ではローカル島と呼びます)と一つのリゾートが一島を丸々領有するリゾート島の二つに分けられます。一般的にモルディブといってイメージされるのは後者のリゾートの方かと思います。それもそのはず、近年まで首都のマレ以外のローカル島は外国人観光客に開放されておらず、そもそも訪れること自体困難だったからです。しかしモルディブ政府の方針変更によって、外国人観光客でもローカル島を訪れることができるようになりました。
ローカル島最大のメリットはオールインクルーシブのリゾートに比べて圧倒的に安い金額で旅行できることです。リゾートは3桁万の世界ですが、ローカル島では総出費を1桁万まで抑えることができます。沖縄旅行より安く楽しめるのです。ただし、イスラム教の国なのでリゾートでは特例的に許可されているビキニの着用や飲酒の禁止といったルールが定められています。

Dhiffushi (ディフューシー)島

ローカル島はたくさんあるのですが、首都からのアクセスの面とホテルなどの観光客向け設備の兼ね合いで、外国人観光客が行きやすい島というのは実は限られています。一番有名なローカル島はMaafushi島という島で、首都からの距離の近さ及び公共フェリーでのアクセスが容易なことから人気を博しています。私は日本語の記事が無いような場所に行くのが大好きな逆張りオタクなので、今回はあえて私は別のローカル島、Dhiffushi島に訪問することを決定したのでした。


アクセス

モルディブの首都マレにはシンガポールやドバイ、ヨーロッパ諸国など様々な国から直行便が出ています。私は南インドの都市コーチンからIndigoのフライトで到着しました。
空港は厳密にいうと首都マレとは別の島にあり、マレ市内へ行く際はバスかフェリーを利用します。フェリーは空港からマレ市内のヘンベイルフェリーターミナル(島の北東部)に到着します。一人1ドルです。

空港のフェリーターミナル。この時点ですでに海が恐ろしく綺麗です。


マレからDhiffushi島までは公共フェリー308番でアクセス可能です。
フェリーは1日往復1本
(Male発14:30 Dhiffushi着 17:40/ Dhiffushi発6:30 Male着9:40)
しかなく、所要時間3時間ほどと到達難易度はMaafushi島と比べて高いです。308番フェリーも空港行きが発着するヘンベイル(Henveiru)フェリーターミナルから発着します。フェリーの値段は忘れてしまったのですが、確か3ドルぐらいだったはずです。モルディブルフィア、USドルのどちらでも支払い可能です。ネットには島の南西部フェリーターミナルから出発すると書かれていますが、古い情報ですので気を付けてください。


船に揺られること3時間、いくつかのローカル島を経由しフェリーはDhiffushi島に到着しました。

Dhiffushi島の船着き場


ホテル

Dhiffushi島にはホテルが沢山あります。しかし、ローカル島とはいえここを訪れる外国人は建設労働者を除いてみんな観光客です。いわゆるバックパッカー向けのドミトリーやビジネスホテルのような安い宿泊施設はありません。私がDhiffushi島で泊まったホテルはCrown Beach Hotel Maldivesというところです。単純に値段が最安でした。

普通のホテルといった感じです。綺麗でいいホテルでした。


ホテルの目の前のビーチ

モルディブ全般そうなのですが、ブッコムやアゴダで予約するよりホテルの公式サイトから予約する方が安いです。Google Mapからホテルを探して、そのホテル名をGoogle検索しましょう。ホテル予約は最低でも3週間前には完了してください。シーズン中はすぐに全部埋まってしまいます。
私は3泊する予定だったのですが、同じ部屋で3連泊の予約が取れなかったので2泊+1泊でグレードを分けてなんとか部屋を確保しました。3泊素泊まりでUSD239(二人で泊まったので一人当たりUSD120、一泊当たりUSD40)でした。安くないですか!?モルディブですよここ!

食事

リゾートなら食事が含まれていますが、ローカル島のホテルは基本的に食事はオプションです。ホテルで食事をしようとすると最低でも10ドル以上はし、貧乏旅行者を悩ませるポイントだと思います。また、島のレストランも基本的に外国人向けで同様に高いです。
ただ、私たちは必死の調査の末安い食事処を2つ島内で見つけました。

1. バングラ食堂

あのおしゃれなモルディブとは到底思えないような店です。客も店員も全員バングラディシュ人でした。どうやら、バングラディシュから出稼ぎに来た人たち向けの食堂のようです。

ビーフカレー USD5 ごはんおかわり無料

まさかモルディブにきてこのメシを食べるとは思わなかった。バングラディシュにも行ったことがあるのでなんだか懐かしい気分になりました。
ただ、他の観光客がビーチでキャンドルライトに彩られたディナーを楽しむ中、バングラディシュ人と肩を並べてビーフカレーを手食するのはちょっと悲しくなってきます。しかも思ったより安くない…
Ameera Maldivesというホテルの横にあります。


2.ステージ裏食堂
こちらもGoogle Mapに載っていないので名前不明の食堂。コンサート用?の野外ステージの裏にあるので勝手にステージ裏食堂と呼んでいます。
ここが個人的にすごくおすすめで、値段もお手頃(大体10ドル以下)でモルディブ料理を楽しむことができます。メニューも豊富で、特にモルディブ産ツナを使ったツナライスがめちゃ美味しいです。

この店は発見してから3、4回は行ったほどのお気に入りです。地元島民にも愛されている名店です。

ダイビングセンターの横あたりです。

アクティビティ

ここからがこの島の楽しみ方になります。当然、島のビーチでのんびり過ごしたり、海水浴することもできます。
実際私もかなりの時間を海水浴や浜辺でリラックス、ウクレレの演奏などに費やしていました。

島のビーチ

その他に、ホテルやツアー会社が主催するエクスカーション(アクティビティ)があり、それに参加するのが通常の楽しみ方です。
アクティビティの予約はNirili Villaというホテルから申し込むのがおすすめです。なぜか他のホテルで予約するよりかなり安く参加させてくれます。
私たちが体験したのはタートルウォッチ・シュノーケリング(USD25)、水上バイク(USD40/20分)で、魚釣り(USD40)も予定していましたが雨天中止になってしまいました。


小型船でポイントまで連れて行ってくれます。シュノーケリング中もガイドの人がつくので安心です。なんと、Goproで水中の撮影までしてくれます!ウミガメをはじめ多種多様な魚を見られ素晴らしい体験でした。今のところ人生で泳いだ中で一番綺麗な海です。
また、サンドバンクと呼ばれる、砂浜が海から顔を出しているポイントにも連れて行ってくれました。

透き通るような透明度の海、真っ白の砂浜… 最高すぎます。
船チャーター+ガイド付きでここまでの体験がたったの1人25ドルでできるなんて信じられませんでした。

トリミングして友達を写真から除いたので、画質が悪いです

水上バイクも体験しました。結構値段張りますが、日本では水上バイクは免許必須なのでハードルが高いし、せっかくだからやってみようと乗ってみました。思ったよりスピードが出るし、かなり濡れます。ですが、その分水の上を滑走しているときの爽快感は感動ものでした。

総評

めちゃくちゃよかったです。安いのにビーチやアクティビティはちゃんとリゾートと同じクオリティで満足できました。また行きたいと心から思える場所です。ただ、他の客はみんなカップルか家族なのに私たちだけ男2人組だったのがちょっと… 彼女と行きたかったな。


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