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大和神社【奈良県天理市】おおやまとじんじゃ

秋祭りにかまけて、投稿を長らくしていませんでした。秋祭りも無事終了しましたので、投稿再開したいと思います。
さて、奈良の大神神社に行った際、車でよこを通って気になった神社、大和神社に行ってきました。


御祭神も謎の神様

日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)は大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)で、宮中内に天照大神と同殿共床で奉斎されたが、第十代崇神天皇六年に天皇が神威をおそれ、天照大神を皇女豊鋤入姫命をして倭の笠縫邑に移されたとき、皇女淳名城入姫命(ぬなきいりひめ)に勅して、市磯邑(大和郷)に移されたのが当神社の創建であると伝えられている。(2000余年前)奈良時代、朝廷の命により、唐の国へ渡って学ぶ遣唐使、その他使臣は、出発に際して、当社へ参詣し、交通安全を祈願された。
※大和神社HPより

大和神社 延喜


この神様を御祭神にしている神社はここ以外では数社しかなく、僕が一番気になっているのは、徳島県美馬市にある、倭大国魂神社(やまとおおくにたまじんじゃ)です。この神様は日本書紀にしか登場せず、大国主の荒魂であるとか、御年神(素戔嗚尊の子大歳の子)とか、はたまた火明命と言われる事もあるそうで、実際よく分からないと言うことでしょう。
ただ、徳島県の倭大国魂神社には大己貴命と一緒に祀られているので、大国主命とは別神だと思います。荒魂と言われている神様は、だいたい隠したい神様を有名な神様の荒魂ですと言うことが多いようですので、ここでも同じではないかと推察します。

立派な参道

一の鳥居の横に舗装はされていませんが、駐車場があります、10台ほどは駐められます。そのまま広い参道が一直線に本殿の方へ続いています。
車がすれ違えるほどの広さの参道は、凄く良い気が溢れていました。いつものようにピリピリはしないのですが、清々しい気分になりました。参道を歩いていると、朝和会館という所から笙かな?雅楽の様な音がしていました。ちょっと歓迎されているかな?!と思いながらさらに本殿の方へ向かいます。手水舎で清めていよいよ本殿へ。

拝殿の上に見える雲

綺麗な雲が

万葉歌碑やゆかりの碑などの横を抜けて拝殿へ、ふと拝殿の上を見ると綺麗な雲が!ここは何も感じ無い神社ですが、何か良い氣は溢れているのかもしれません。戦艦には興味がゼロなのですが、車で通って気になっただけのことはあるのかな?
拝殿で参拝をすませ、もう一度空を見上げるとまだ先ほどの雲が出たままでした。ここに車を駐めてから何も感じていませんが、清々しい気持ちなのは変わっていません。特異な神社なのかもしれません。
妻も気持ちが良いと言っているので僕が感じられる神様よりも、ずっとずっと神格が上の神様で僕には感じ無いだけなのかもしれません。神額には立派な龍が居られました。

高龗神社(たかおかみじんじゃ)

本殿横には、朝日神社、厳島神社、事代神社の摂社があります。朝日神社の御祭神は分かりませんが、厳島神社事代神社はそれぞれ、市杵島姫、事代主大神です、神社の御祭神は謎の神様ですが、摂社がどちらも龍神と関わりが深い神様、やっぱり御祭神の大和大国魂大神とは国津神系、出雲族系の神様なのでしょうね。摂社も参拝して、その横にはなんと、高龗神社が有るでは無いですか!これは名前だけで龍神様!一応御祭神は、雨師大神となってますが、高龗が神様のお名前です、ひょっとして呼ばれたのはこちらかもしれないなと、思いました。貴船神社の御祭神として有名なのですが、龗(おかみ)って漢字だけで龍神様ですよね!そしてここの神社の由緒には[当社は古く、大倭神社注進状にも記載され丹生川上神社上社の本社でもある
]とあります、丹生川上神社上社は龍神様の総本宮とも言われています。その神社の本社?頭の中はプチパニックです、吉野にある龍神様の本社?それで気になったのかもしれません。赤い鳥居をくぐりながら、いつもの背中がピリピリ!ヤバいのはこっちだったのか❗と納得!
それに鳥居も赤い!宇迦之御魂との関連も想像してしまいます、ここはもっと深掘りしないと本当の姿は見えてこないと思いました。
さらには、この大和神社の本殿は南東を向いています、その方向に直線を引くと、「龍王山」の山頂とピッタリ合います。龍王山には田龍王社、柳本龍王社という水神を祀る祠があります、水が貴重だったと説明されていますが本当かな?高龗神は先ほどから言っているように龍神です。大物主大神(大神神社の御祭神)も龍神あるいは蛇神であると言われています。大和神社は後から出来たことは確実なので、元々はこの高龗神社が有った場所に、目付役、それとも怨霊封じ?の為に大和神社が建てられたのかもしれないですね。

高龗神社

増御子神社

衝撃を受けながら車の方に参道を戻っていると、増御子神社という小さな祠があります。御祭神は?と思って見ていると猿田彦神、天鈿女命(あまのうすめ)、神武天皇の功臣、椎根津彦の子孫市磯長尾市氏命を祀る。とあります、大神神社との関係も深いとのことなので、椎根津彦、子孫市磯長尾市氏命は分かるのですが、猿田彦神、天鈿女命が全く繋がらない。僕の知識が薄いだけかもですが、時系列が無茶苦茶!謎が深まる!もう調べずには要られないですよね!


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