介護の標本 その1
千葉県から2時間かけて都内に通う通勤。4~5年ほど経過し転職した先で半年ほど経過したら電車の中で突然意識を失う。時間にしてコンマ何秒だと思う。次の瞬間、目には電車の床が近づいてきて、手に力を入れると手すりの感覚があった。握りしめたら転倒はせずに手すりにつかまった状態でうずくまってた。いわゆる脳貧血で学校の朝礼で突然倒れるあれだ。生まれて初めて体験したせいか、それ以来電車に乗ると心臓の鼓動が少し高くなるのを感じ、扉が閉まるときに『どうか閉まらないで』と焦り過呼吸になった。この時