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【デジタル・ディバイド】情報技術を使いこなす人・使いこなせない人の格差はますます広がる

今回は「デジタル・ディバイド」、いわゆる「情報格差」について少し考えさせられたことがあったので、そのことについて書いてみます!


●先日たまたま所用で訪れた「携帯ショップ」での違和感

先日たまたま所用があり、大手携帯ショップを訪れたのですが、その際に非常に違和感を感じてしまいました。というのは…

●スマホショップはガラガラ、少ないお客さん

まず違和感を感じたのは、この大手携帯ショップにほとんどお客さんがいなかったこと。昔であれば、大手の携帯ショップはお客さんで溢れていて、何時間も待たされたりしてイライラしたものでしたが、今は待つこともなく、広い店内ががらんとしてしまっていました。

●店員の対応もスマホに疎い方向けに洗練されている

さらに気になったのが、店員の対応。ちなみに、その店員さんは非常に丁寧で、ウチの会社の営業に来てほしい!と思うくらい、とても親切丁寧で素晴らしい対応だったのですが、気になったのは、訪れたお客さんへの対応が、基本IT系に弱いお年寄り向けとしての対応だったこと。「Wi-Fiボタンはここ」とか、「スマホを開く際はここを・・・」という感じで、相手が全くスマホの使い方を知らないかのような説明になっていて、すごい違和感を感じてしまいました。
多分来店されているお客さんの大部分はIT系に弱く、店員さんもそのような客層への対応を重ねるごとに、IT系に弱いお客さん専用の対応力が研ぎ澄まされてきたのだと思います💦
このような対応があったことについて私が言いたいのは、「別にそんなの知ってるわ!バカにするな!」とか言うことでは無く、「今の携帯ショップでは、来店する人はお年寄り層が多く、若者層は全部ネットで完結させているんだな」ということ。

スマホ操作とか長けている人はネットで何でもやっちゃう。スマホもIT系に強い人は大手キャリアではなく格安SIMに移っていて、全部ネットで手続きしているのでは?
格安SIM?LINEの使い方?よくわからん・・・という人が携帯ショップに駆け込み寺のように訪問しているのでは、と強く感じた次第です。

●通販もお年寄りにとってはハードル超高い

そういう意味で言えば、Amazonや楽天などの通販についても、お年寄りにとっては、非常にハードルが高いと言えます。通販を利用する人の大部分は、スマホアプリを開いて、そこからほしい商品を検索して商品を買い物かごに入れ、お届け先や請求情報などを入力して注文を確定させます。

スマホ操作が難しい方にとっては、通販で注文する事自体、非常に難しい作業であることは明らかで、なんやようわからんわ、もう通販はええわ、という感じで、諦めてしまっている方が多いのではないでしょうか。

●情報技術使いこなせないままでいるとやばい!

お年寄りを中心としたネットを使いこなせない人と、若者を中心としたネットを使いこなす人では、これからの生活の利便性に非常に大きな差が生まれてきます。コロナ禍を経て、ネット通販はますますニーズが増えており、さらに少子化真っ只中!労働人口減少により、今後、ますます人手不足となるのはもはや確定路線となっていて、リアル店舗での人員確保はなかなか厳しくなってくると思われます。お店のスタッフが確保できなかったりして、リアル店舗では今後寡占化が進んだり、立ちいかなくなる店舗も増えるのでは、と思います。
そんな状況で考えると、例えば、ネットに疎いお年寄りの方がお店に行こうとしても、リアルで対応してくれる店も少なくなり、これまでのように買い物もしづらくなる…。となると、そう遠くない未来で、買い物のメインとなり得るのが、やはり通販。人を介さず、ほぼ全自動で配達される仕組みは、今後より主要なものになっていくと思われます。
そんな未来予測を考えると、通販サイトとかよくわからん、とか、スマホは使い方わからんから電話でいい、とか、そんなことを言っている人はますます孤立し、取り残される状況になってしまう。
まだ今は、スマホとか使わない旧来の方法も残されていますが、いよいよネットで全てやりくりしないと回せなくなる時期が、待ったなしでやってくるはず。そのタイミングまでスマホはわからん、なんていう風に先延ばししていると、突然待ったなしで旧来の方法が閉鎖され、すべてネットでの対応1択に!一気に取り残されることになりかねません…。

●少しでもいいので、ネット・スマホに興味を持ってやっていくことが重要!

ということで、今後、情報格差はますます広がっていくと思われますが、大事なのは、少しでもいいので新しいものを知ろうとすること。基本的に何でも初めてやることって多少のストレスはかかるものです。その初めのちょっとしたストレスに対して、「もう嫌!」と投げてしまうか、「もうちょっとやってみよう!」と思えるか。「続けてみたら、結構便利じゃん!」という風に思えてくるはず。
こういうちょっとした変化のストレスを楽しむくらいの気持ちで気軽にやってみる、体験することが重要だと思います。
「今のままでいい」ではなく、「何でもまず味わってみよう」という姿勢で、情報技術の格差なく、これからの時代についていく生き方を実践していきましょう!

ではでは。

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