自粛生活に思ったこと.

コロナウィルスの感染拡大に伴い、「自粛」した生活を求められています。「つらいなー」と感じることが増えてきたので、自分の生活がどのように変化しているか確認してみました。なお、生活行為の分類は、日本作業療法士協会の「生活行為の分類と内容」に基づきます。詳細は以下のリンクを参照してください。

まずは、自粛前の生活からまとめます。

〇日常生活活動:一人暮らし、セルフケア 
〇手段的日常生活活動:家事、買い物、外食、自動車運転、電車
〇生産的生活行為(仕事など):老健の作業療法士。介護予防教室。
〇余暇的生活行為:野球(みる、する)、バレーボール、映画鑑賞、カフェ巡り
〇社会参加活動: チーム活動(野球、バレー)、有志の勉強会に参加

仕事をしながら、一人暮らしの家庭を維持し、カフェ巡りやラーメンなどの外食を楽しみ、野球やバレーといったスポーツを通して、いろいろな人との交流をもっていました。この生活が自粛を求められたところ、以下のように変化しました。

〇日常生活活動:手洗いうがいが習慣に。
〇手段的日常生活活動:買い物、外食、自動車運転の機会が減少。電車はのらなくなる。
〇生産的生活行為:介護予防教室は中止。老健勤務は大きく変わらず。
〇余暇的生活行為:野球、バレーは中止。映画館での鑑賞を控える。カフェもテイクアウトもしくは、短い時間の利用。
〇社会的参加活動:チームメンバーと会えなくなる。研修会もe-learning形式のものに参加

自粛を求められ、手段的日常生活活動、余暇的生活行為、社会的参加活動に大きく変化がみられています。ほとんどの変化は、活動の機会の減少となっています。

生活行為は、作業療法士の「作業」という言葉と同義になります。「ひとは作業をすることで、元気になれる」という考えがあります。自分の作業を行えない期間が増えてきて、言葉の意味を改めて感じています。

私は、老健と通所リハビリで主に働いていますが、これらはクライエントにとっての活動の場となります。クライエントの活動が制限されないよう、この場を継続していけるよう、できることを行っていこうと思いました。

一日も早く、落ち着いた日々を送れますように。





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