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【明石市議選】有権者が残せる「爪痕」

明石市議選、トップから4人を「明石市民の会」が推す候補者が占めるなど、オレンジの風が吹きまくった。以前紹介したオレンジの2人は当選ラインに届くことはなかったが、今回だけでは終わることなくまたチャレンジしてほしい。

さて、タイトルの「有権者が残せる“爪痕”」ですが、それは「按分票」です。按分票とは「投票用紙の記載内容が複数の候補者に当てはまる場合は、得票数に応じて分配する」制度で、たまに小数点3位まで出てるやつです。

今回の明石市議選では、国出拓志と三好宏が1票を分け合いました。おそらく「ひろし」だけ書いて投票した人がいたと推測できます。

国出と三好の按分票
切り捨てなのでトータルで1にならない

得票数が近いので大差ではないが、これがトップ当選とビリ落選だとかなりの差になります。

今回は按分票になる可能性はひろしの他に石井と大西の「ひろのり」がありましたが、こちらは按分票なし。

実は、按分票は前回の明石市議選の方が凄まじく、3パターンもあったのです。

「林」林けんた、林まろみ
「ひろし」国出ひろし、三好ひろし、和田ひろし
「ひろのり」大西ひろのり、石井ひろのり
和田ひろし以外は全て当選したので大勢に影響はなかったものの、その按分票で当落が決まる可能性もあるので、同姓や同名の人は神経をとがらせているとか。

按分票を生み出すのはもちろん有権者が投じる票だが、こうやって“爪痕”を残すためにはちゃんと掲示板や選挙の記事、選挙公報を見ておかないといけません。
意図的に按分票になるように書く人もいますが、ひとつ間違うと「無効票」になるかもしれないというリスクもありますから、私はあまりお勧めしないかな…
でも、ちゃんと投票したことに違いないので、正しい行動だと考えていいと思います。

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