先月阪神タイガースが優勝して関西中が熱狂の渦に巻き込まれた。
街をあげてあそこまでスポーツを応援する光景は最近見ていなかったので新鮮であった。

街をあげてスポーツを応援するといえば、4月に行ったイタリア・ナポリもすごかったが、
わたしが今月から引っ越しにやってきたクロアチアのスプリットもかなりすごい。

スプリットにはハイドゥク（HAJDUK）というサッカーチームがある。
赤と白の市松模様のロゴなのだが、とにかくこれを街のいたるところで見ることができる。

クロアチアって青い海とオレンジの屋根の建物が並ぶ綺麗な街並みじゃないの！？
と思っていたのでこの壁たちには驚きだ。

先日スプリット生まれのクロアチア人・サニーの家に遊びに行った時だ。
（当然HAJDUKファン）

…
家にて一生HAJDUKのYouTube動画を見せられるではないか。

彼曰く、
彼にとってこの世で一番大切なものはHAJDUK。
その次に家族。とのこと。

ちなみに下記画像はHAJDUKの100周年記念日のものだ。

※街全体（スプリット全体）の写真です
※スタジアムの写真ではありません
※だれが主催とかはわからないが一般市民によるもの

まだ経験したことはないが、HAJDUKが試合に勝つと
テロか？事故か？てなレベルに街中がクラクションなどで騒がしくなるらしい。
果たしてもしリーグ優勝したときはどうなる？？
でも日本みたいにそもそも警察とか出動することないんだろうな。知らんけど。

これらを見たら阪神ファンの道頓堀に飛び込む行為はだいぶ可愛く思える。

ちなみにこの街ではライバルのサッカーチームの名前を口にするのはタブーらしい。

別の日、
他のスプリットに住むクロアチア人にHAJDUKの話をしたら
それほど話は膨らまなかった。

あれ…？？

HAJDUKはこの街の宗教そのものと思っていたが、そうでもないのかもしれない？

なんか少し安心したのであった。