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井上拓真 対 リボリオ・ソリス

今回は

井上拓真 対 リボリオ・ソリス

※敬称略

序盤は拓真がスピードで圧倒していく試合でした
まるで兄の尚弥のようなステップワーク
これは圧倒的大差で判定勝ちできるだろうと思っていました

しかし、5Rまさかの肘によるカット
こういうのを見るとリプレイ検証などで減点が必要だと思ってしまう

そこから拓真も被弾が増え始め、僅差のラウンドが続く
拓真もカットした部分を守りたいのか、右に頼る場面が続く
途中綺麗な右のカウンターが入るも、距離が届かない

しかし終盤、ソリスが時計を確認し始めたり、お互いにクリンチ、そしてマウスピースを吐き出すなど時間を露骨に気にし始める
ボクシングのバンテージも解けやすくしてましたね
僕はこの場面、僅差判定だと思っていたので、思いの外ソリスは追い詰められてる感覚なんだと思いました

そしてお互いに似たようなラウンドが続き、試合終了

拓真が3-0の判定で悲願のバンタム級王座獲得!

拓真のアクシデントによるカットが無ければ、また違う試合になっていたのかなー…という試合
2人の距離が噛み合わない典型的な試合でしたね

拓真は当てるんですが、当て感がないというか、倒せるパンチは無いんですよね
距離感の問題なのか…

ここから統一路線に入った時、どんな試合になるのか
そこが気になるポイントです

つまらないという声が聞こえるのも分かります
天心の試合の後帰った選手が多かったらしく、ボクシングファンとしては寂しい限り
ただ、帰った人たちは後悔したことでしょう
メインの試合があんなにも素晴らしい試合になるとは…

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